癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

映画「フリーソロ」 & 懐かしの草大福・豆大福

2020年06月19日 | 読書・映画

 昨年国内で上映され、HYMLでも話題になっていた「フリーソロ」、NHK BSプレミアムで、6月15日(月) に放映されたので、録画しておいて、ゆっくり観た。

 フリーソロ・クライミングとは、ロープや安全装置を一切使わずに、素手で、単独で岩壁を登ることである。一歩間違えば確実に死に至る・・・その第一人者アレックス・オノルドが、カリフォルニア州ヨセミテ国立公園にそびえる標高差約1000mほどの巨岩「エル・キャピタン」に世界初のフリーソロで挑んだドキュメンタリー映画である。

 監督もカメラマンもすべて、トップ・クライマーばかりである。臨場感あふれるカメラワークで、極限状態にある人間の姿を映し出している。

 この映画は、第91回アカデミー賞において、長編ドキュメンタリー賞を受賞したほか、2019年英国アカデミー賞(ドキュメンタリー部門)を受賞するなど、全世界で45賞ノミネート、19賞受賞の快挙を成し遂げている。

 なお、アレックス・オノルドはフィッツロイの縦走で2015年にピオレドール賞を受賞している。

 (以下の画像は、TV画面を撮影)

 成功か死か・・・。幾度の失敗と練習を重ね、2017年6月3日、人類史上最大の挑戦に挑む・・・。

 3時間56分で登り切った。映画として完成しているので、死なないと分かっているから安心して見られたが、手に汗握るハラハラ、ドキドキものである。

 このフリーソロで亡くなっているたくさんの有名クライマーも取り上げられていた。真っ逆さまに落ちていく映像も・・・。本人も周りも、監督もカメラクルーも死を覚悟して臨む・・・まかり間違えば、カメラマンは友人でもある彼の死ぬ瞬間を目撃することになる・・・地上で撮影のカメラマンもとても見ていられず顔をそむける場面もある。

 一度は、撮影カメラの存在に平常心を奪われて止めてしまった・・・そのことからカメラマンも、カメラやクルーが彼の視線に入らないように配慮し、本番も、彼の精神状態次第で、カメラクルーにも連絡をしないで登り始めている。  

 彼の子どものころからの成長の様子、恋人との葛藤、トレーニングのこと、練習に付き合た友人のこと、練習中に滑落して怪我をしたことなどなど・・・成功を祝う友人の「死ななくてよかった 心底 ほっとした」という言葉にすべてが凝縮している映画だった、

 美しい虹の懸かる滝のそばの岩壁を登る映像も・・・。

 

◎草大福・豆大福・・・昔懐かしの田植え餅の名残り

 明治40年創業の北斗市本町の「カネスン金丸菓子舗」・・・子供のころは「カネスンさん」という屋号しか知らなかった。今でも地元ではそう呼んでいる。

 今年も北斗市(旧大野町)本町の「カネスン金丸菓子舗」の草大福と豆大福を予約して購入。凄い人気で、毎日作る数に制限があるので、予約しなければ買うことができない。それも、1週間以上もあとの予約だった。

 昨年は、初めて知って、草大福5個セットを買ったが、豆大福もあるというので、今年は草大福2個と豆大福2個を予約しておいた。ちなみに、バラ売りでは1個200円なはずだが。なぜか税込みで784円だった(884円なら分かるが?)。季節限定で、7月10日ごろまでやっているどうだ。

 人気の秘密は、この大きさであろう。直径7.5cmほどある。それでも、昨年より一回り小さくなったような気がする・・・これは、昔の大野の田植え餅の名残りである。当時の田植え餅は10cmほどの大きさだった。大野で育った自分も、友人の家の田植えを手伝っては、良くもらったものだ。それは、決まったようにどの家も、白大福4個と草大福1個のセットだった。豆大福はなかったような気がする。

 

 昨年の記事~「昔懐かしの田植え餅」(2019,5,31)※60年ぶりに会った女将さんが、こちらから名乗ったら、覚えていてくださった。