癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

雲取山(2017m)

2006年12月05日 | 登山・旅行
東京都の最高峰で日本百名山の山である。しかし、実際に頂上は埼玉県と山梨県の境界線上にある。今日歩いたコースも山梨県であった。

一番短いルートである後山林道を詰めて三条の湯経由のコースを往復した。しかし、林道が工事のため、途中で通行止めになっていた。4kmほど、往復で2時間余計に歩くこととなり、妻のペースでトータル8時間以上のハードな行程となった。

しかし、深くダイナミックな後山渓谷の眺め、深い原生林、雄大な展望など魅力溢れた山であった。特に、頂上からは、昨日に続いての富士山はもちろん、真っ白な連なりをくっきりと見せる南アルプスの山並みが新鮮であった。昨日登った三頭山と大岳山もすぐ近くに見えた。

下山後、明日の丹沢縦走を目指し、途中、小菅の湯に入り、神奈川県に抜ける。しかし、近くに道の駅もない。しかたなく、相模湖ICから中央高速に乗り、すぐの原藤野PAに落ち着く。明日は、妻に車を回しもらい、青根~蛭ヶ岳~丹沢山~塔ヶ岳~大倉の縦走の予定である。今回の山旅で最も長丁場の行程であり、疲労もピークに達しているが、頑張ろうと思う。



三頭山(1531m)&大岳山(1266m)

2006年12月04日 | 登山・旅行
ついに念願の富士山との対面が叶った・・・今日は、縦走路が日本山岳耐久レースのコースにもなっている奥多摩三山の三頭山(三百名山)と大岳山(二百名山)の2山である。ちなみに残りの1山は間にそびえる御前山である。

○三頭山(みとうざん)

奥多摩三山の最高峰である。都民の森を起点として、鞘口峠経由コースを登り、三頭大滝経由コースを下る周回道を回った。登山道は、都民の森の遊歩道も兼ねていて、整備が行き届いているが、ブナの原生林が残り、山深い雰囲気を醸し出している。

東峰の手前で、樹間から青空をバックに、朝日に輝く白い頂きの富士山が目に飛び込んでくる。感激の瞬間である。頂上からは遮るものがなく、その全容を望むことができる。リュックを置くのももどかしくシャッターを押す。しかも、贅沢な貸切り展望である。

たっぷりと富士山の展望を楽しみ、このあと登る大岳山や明日の雲取山を探す。

〈メンバー〉妻同行
〈所要時間〉登り1:30、下り1:05

下山後、檜原街道、秋川街道、吉野街道と繋いで大岳山の登山口を目指す。

○大岳山(おおだけさん)

三頭山から見てもすぐにそれと判る特徴ある山容で奥多摩のシンボル的な山である。

奈良時代の創建で関東一の霊山として参拝者で賑わう武蔵御嶽神社も見たかったので、ケーブルカーを利用して、御岳山経由のコースを選んだ。

まずは、観光客と一緒に、宿坊や土産屋が狭い斜面にびっしりと建混む参拝路を通り、御嶽神社に参拝する。さすが関東一と言われるだけの豪華で荘厳なたたずまいである。

その後、静かな登山道に入る。いくつかのコースがあるが、真ん中のコースを登り、下りは途中から岩石園のコースを下った。

平日にも関わらず多くの登山者と出会う。頂上への道は岩場を削って作った荒々しい急登が続き、鎖場もあるが恐いところはない。

朝の三頭山からはくっきりと見えた富士山は雲に隠れて、裾野を見せるだけであった。下りに歩いた岩石園コースは東京の奥入瀬と呼ばれ、苔むした奇岩怪石の渓谷美が印象的であった。

〈メンバー〉単独
〈所要時間〉登り1:40、下り1:40

下山後、青梅街道を山梨側へ走り、明日の雲取山の三条の湯登山口への林道入り口に近い丹波山温泉のめこし湯に二日連続で入り、その駐車場に落ち着く。


武甲山(1295m)

2006年12月03日 | 登山・旅行
今日も絶好の陽だまり登山日和。そろそろ休息日があってもいい頃。幸い、今日は、短時間で登れる山である。
武甲山は、秩父盆地に屹立する秩父のシンボル的な山で、二百名山に選ばれている。ただし、秩父市街地側は石灰岩の採掘が進み、山肌がすっかり剥がされ痛々しい感じがする。昔からある秩父セメントはここの立地なのであろう。しかし、登山道はその裏側で、深山の雰囲気が漂うという。

生川コースを往復した。登山口は頂上に建つ御嶽神社の鳥居からスタートする。昔からの参道で、ずっと道端に一丁目から頂上の五十二丁目まで丁石が設置され、歴史を感じる。

十五丁目からは、ずっと杉林の中で展望もまったくない単調な登りである。しかし、頂上からの展望は、みごとの一語に尽きる。これがこの山の魅力であろう。

眼下に秩父盆地、西上州、関東平野の大展望が広がる(画像・地酒武甲正宗のワンカップ添え)。昨日登った両神山や東には筑波山、北には赤城山や雪を抱いた谷川連峰なども・・・。ただし、目の前に張り巡らされたフェンスと石灰の採掘現場は興ざめであるが止むなし。

頂上に着いたときには夫婦ひと組だけだったが、下山時に会った人は50人ほどという人気の山である。頂上の下で電車で来て別コースから登って来たと言う青年を誘って、秩父駅まで送ってあげた。

それでもまだ11時前である。一日2山をしたくても近くに手頃な山もないので、妻との待ち合わせ場所の青梅駅へ向かい、途中コインランドリーに寄る。

〈メンバー〉単独。
〈所要時間〉登り1:45、下り1:15

明日の予定は、東京の三頭山と大岳山の2山である。時間的余裕があったので、それぞれの確認をして、山梨県丹波山温泉のめこい湯に寄って、三頭山登山口の都民の森に落ち着く。


秩父夜祭

2006年12月02日 | 登山・旅行
日本三大曳山祭(京都祇園、飛騨高山)のひとつである。タイミング良く毎年12月2日と3日が、その期日であった。今夜は宵宮祭で、笠鉾2基以外の4基の屋台の牽引と花火大会がメインであった。

本祭の明日は、朝から夜までいろいろ絢爛豪華な催しがあるらしい。


両神山(1723m)

2006年12月02日 | 登山・旅行
南関東山巡り4日目も、好天に恵まれたまさに陽だまり登山であった。

両神山は秩父の奥地にそびえる日本百名山の山である。

思いがけない同行者が現れた。妙義山で同行いただいたKa女史とSa女史と一緒に大雪の紅葉登山にいらした地元埼玉県のSa氏である。

彼も初めてという日向大谷コースを往復した。妻は東京の友人のところへ泊まりがけで遊びに行った。

断崖絶壁を巡らし、苔蒸した大きな岩が積み重なるダイナミックな沢を源頭まで詰めて尾根に上がると、深い谷を挟んで白い絶壁の上の尖った岩峰の頂上との対面である。頂上までは尾根の上を進む。鎖場が数ヶ所あるが怖い所もなく、最後の鎖場をよじ登ると、岩峰が鎮座する狭い頂上に到着。

すでに先客が数名。のんびりとしたかったが次々と到着者が増える。それでも50分ほど展望を楽しむ。

展望は360度見事。秩父連峰、西上州や日光方面、雪化粧した八ヶ岳や北アルプスや南アルプスも微かに望める。途中、白藤の滝に寄って下山する。

下山後、両神温泉薬師の湯に入り、Sa氏に誘われて、たまたま今夜が宵宮祭の「秩父夜祭」を見るためと明日の武甲山に備えて、道の駅[ちちぶ]に落ち着く。夜祭を見て、帰路に就くSa氏と別れて、そのまま目の前に武甲山を眺めながら車中泊。

〈所要時間〉登り3:15 下り3:00


諏訪山(1549m)

2006年12月01日 | 登山・旅行
群馬県の3山目となるこの山は、西上州の中でも最奥に位置する三百名山の山である。

浜平から湯の沢沿いに源頭のコルまで登り、湯の沢の頭で楢原コースと合流して頂上に続く稜線を往復した。非常に変化とスリルに富んだ登り応えのある山であった。しかし、誰とも逢わない静かな山でもあった。

とくに、右岸左岸と渡り歩く苔蒸した沢沿いの歩きは大好きなコースである。しかし、稜線に上がって、トタン張りの壊れかけた避難小屋の先から尾根が険しくなる。いわば、この山の核心部である。

妻より酷い高所恐怖症の自分には、岩尾根の急登、2段も続くアルミ梯子、三笠山(下ラツウチグラ)の大岩峰、その岩場直下のロープ下降と続く頂上とのコルまでが、緊張と恐怖の連続であった。帰りは、少しは慣れたのか、予想したよりは楽であった。

展望は樹林に囲まれた頂上より、三笠山の方が素晴らしい。しかし、判るのは妙義山と浅間山だけであった。

下山後は登山口のすぐ近くに今年オープンしたばかりの浜平温泉しおじの湯に2日連続で入る。その後、埼玉県に移動し、明日の両神山の登山口を確認して、道の駅[両神温泉薬師の湯]に落ち着く。

〈コース〉浜平コース
〈メンバー〉妻同行
〈所要時間〉登り3:40、下り3:00