癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

岩船修三展 & つるし雛

2019年02月13日 | イベント鑑賞・参加

 北海道立函館美術館で、2/9~4/7の間、函館出身の有名画家「生誕110年岩船修三展」と同時開催で「水辺のものがたり」が開催されている。
 一般は510円だが、65歳以上は無料であるのがうれしい。

 岩船修三の略歴は、美術館のサイトから抜粋すると、次のようになっている。

 1908(明治31)年、函館随一の繁盛をほこった岩船呉服店の三男として生まれる。国指定の名勝である香雪園(見晴公園・旧岩船氏庭園)は、岩船家の別荘として築造されたもの。

 岩船は、函館商業学校(現・北海道函館商業高校)に入学後、美術部「極光画会」で油彩画に取り組む。卒業後は上京し、東京美術学校を受験するも失敗。
 同郷の画家・佐野忠吉の紹介により洋画家の青山熊治に師事し、絵の道に進むことを反対していた父からも認められる。1930(昭和5)年には帝展に初入選。

 1936年から、フランスに留学し、ピカソやマティス、藤田嗣治らの知遇を得る。しかし、戦争激化のため1939年にやむなく帰国。その後、光風会展を舞台に活動した。
 旭川で終戦を迎えた岩船は、全道展の創立に加わり、1946年に函館に戻ってからは、赤光社の再建に尽力するなど、北海道画壇をけん引する存在となった。
 
 1060年代に入ると、独特の色彩感覚を生かした詩情あふれる画風を確立した。1960年代後半から取り組んだアイヌの人々や神話をモティーフにした作品は、多くの人に愛されている。また、1974年には取材でアラスカを訪れてからは、アラスカの雄大な自然をテーマにした作品をたびたび発表している。

 本展では、岩船修三の生誕110年を記念し、北海道立函館美術館のコレクションを中心にその画業を回顧している。ヨーロッパで新しい美術思潮に触れたのち、アイヌ・ユーカラの世界へ心を寄せた岩船修三の歩みをが堪能できた。

 写真撮影はできないので、北海道立函館美術館のサイトのパンフレットから取り込んだ画像

岩船修三《森の中の神々》1973(昭和48)年 函館美術館蔵


 同時開催の「水辺のものがたり」は道南を舞台にした流水・湖沼・海・などをテーマにした道南ゆかりの画家や書家の作品が展示されている。



◎ロビーに展示されている「つるし雛」

ハコビ・マジカルワークショップ「つるし雛に挑戦!」の講師・山上照子先生の作品














 このつるし雛は、最近北海道でも目に触れる機会が多くなったが、つるし雛が始まったのは、江戸時代といわれている。
 その頃、特別裕福ではない一般のお家では、雛人形はとても高価なもので、なかなか手に入らないものだった。しかし、生まれてきた子供の幸せを願う気持ちはみんな一緒。だから、お母さんやおばあちゃん、叔母さんから近所の人たちまで、みんなで少しずつ小さな人形をつくり、持ち寄って「つるし雛」が作られ始めたそうだ。赤ちゃんの大事なお守りとして、とても大切にされたとのこと。

 つるし雛は、全体として「衣食住に困らないように」との願いを込めて飾られる。だから、から、細工物として作られる対象はさまざまで、それぞれに異なる意味や云われがある。動物やお花、衣服、遊び道具や野菜など、本当にいろいろなものがある。

じゅんさい沼わかさぎ釣り風景

2019年02月12日 | 道南の風物詩

 昨日の帰り、じゅんさい沼のそばを通ったら、これまでに目にしたことのないほどのわかさぎ釣りで賑わっていたので寄ってみた。
 これまで、休日の日中に通ったことがなかったので、こんなに賑やかな光景を見たことがなかった。昨日は祝日でもあり、久しぶりの好天ということもあったのだろう。

 ここは、大沼漁業協同組合が管理・運営している。ちなみに、組合長は、高校・大学と同期だった宮崎司君である。高校時代に彼の家へ遊びに行って、当時やはり組合長だったお父さんがさばいてくれた鯉のあらいを生まれて初めてご馳走になったのが懐かしい。


駒ケ岳をバックの光景が魅力のひとつでもある


子ども連れの家族が多かった


前もって開けてくれている穴に釣り糸を垂れる


ビニールテントも設置されている


2人で2時間の釣果だそうだ


管理棟も兼ねるビニールハウス


受付~釣り竿(餌もセット)を借りて遊漁料を払うようだ。


貸し出し用の釣り竿


ビニールハウスの奥に、室内の釣り場がある。ここは寒さ知らずで楽しめるが、利用者は少なかった。


ハウス内に充満しているわかさぎの唐揚げの匂い。釣って来た量に応じで料金を払って揚げてもらう。
揚げている方に「良い匂いですね」と言ったら、「毎日休みなしに揚げているので、全然匂わないです」とのことだった。

途中撤退した今金・三角山

2019年02月11日 | 登山・旅行

木の生えている尾根をと思ったが、その上と両側の雪崩斜面を目にして撤退。(撤退地点から)

 この今金町の三角山(389.5m)は、低山ながら今金町花石の北側に聳える鋭峯である。この山に登っている故齋藤浩敏さんは、彼の著書『魅する山々~道南100座紀行』によると、種川からの長い林道を入り、盤の沢川林道から西尾根を登っている。しかし、現在はゲートがかなり手前にあり、片道だけでも10数kmの行程となっている。

 そこで、手前に上ハカイマップ川の深い谷があるが、冬ならではの考えられる最短距離のコースを考えてみた。美利河ダム湖畔の美利河種川林道から尾根を越えて、川を渡れるかどうか分からないがスノーブリッジがあれば、そこを渡り、再び急斜面を登り返すコースである。

 今日は天候が良さそうだったので、昨日の「おおたき国際スキーマラソン」の帰路に豊浦の道の駅に車中泊して、予てから考えていたそのコースにトライしてみた。しかし、最後の詰めがとんでもない雪崩斜面で途中で撤退した。


GPSトラックログ~美利河種川林道から最短距離を狙ったが・・・


7:30、昨秋に登った坊主山のときは車で走った美利河種川林道をスキーで辿る。(帰りに撮影)
幸い、手前150mほどに広い駐車帯があったので、そこに車を置いた。


昨日のものと思われるわかんの足跡が残っていた。途中で戻っていたところをみると、散策だったようだ。


途中で振り返ると、美利河ダムが見えた。


自分の林道上のトレースを振り返る。


わかんの足跡が戻った1km付近から、右の坊主山とその左側の乗っ越す予定の尾根を眺める。


8:30、手前の谷地形の下から林道を離れて、尾根のコルを目がけて谷の左斜面を登った。


8:55、坊主山の南尾根に乗る。ここかで尾根を乗っ越して、上ハイカマップ川の斜面を下り始めた。


少し下ると、目指す三角山が見えた。しかし、谷の向かい側斜面はすべて雪崩斜面だ。
たとえ川を渡れたとしても、とても登れそうな感じではない。
もう少し近いところから眺めてみようと、谷への斜面を下っていった。

 9:20、標高差100mほど下って、眺めてみたが、しかし、とても登れそうな感じではない。  あっさり撤退することにして、登り返した。9:45、坊主山の南尾根に乗り、シールを外す。 10:30、ゴール。3時間のちょっと物足りない感じのスキー散策に終わった。
 

国道へ出て、花石の辺りから眺めてみた。

 先にこれを眺めておけば、考えたルートはとてもダメだったということが分かる。川を渡れるという前提で考えると、美利河種川林道をもっと南下し、西尾根へ回り込むと登ることができそうだ。

ワックス合わず最悪だった「おおたき国際スキーマラソン(15km)」

2019年02月10日 | スキー・クロカン

15kmの部のスタート5分前

 この大会は、かれこれ20回以上は出場している大会である。最長の15kmに70歳以上の部があるので、全道各地から70歳以上の怪物たちが参加する。


大会要項
 
 5:00に家を出て、8:30に会場到着。受付を済ませて、のんびりと準備する。
 いろいろな大会で顔を合わせる知り合いとの再会も楽しい。

北広島のYancoさんと札幌のtonyさん


帯広のちから!さんと旭川のSaさん

 この大会は距離が短い上に、年齢別の順位が出るので、ほかの大会のように滑走中に写真を撮る余裕がないので、このような写真がメインになってしまう。

 寒いので、いつもより上下1枚ずつ多く着て、ネックウォーマーもした。アップで滑ってみたが、全然滑らない。雪温がかなり低いようだ。苦戦の予想が頭をよぎる。


 10:00のスタート前の情報では、気温が-7℃、雪温-11℃。気温は昨日時点での予想通りだ。普通であれば、気温と1℃くらいしか違わないので、その予報を参考にワックスを選ぶ。-7℃に合わせてハイフッ素のブルーを塗ってきたが、-11℃なら、グリーンを混ぜなくてはらならない。

 スタートしたが、案の定嫌になるほど滑らない。一歩一歩ギシッギシッと音がして、ブレーキが掛かっている感じでストロークが伸びない。いつも練習しているコースなので、場所ごとの滑りの感覚が分かっているだけに、そのギャップが辛い。今年2つの大会で負けなかった人たちにも抜かれてしまう。

 1周目は、昨年より2分遅い43秒台。気を取り直して2周目に入る。相変わらず滑らない。結局昨年より6分も遅い1時間27分台だった。多分、これまでのワーストタイムかもしれない。


 発表になった速報では、昨年より5番も落ちて17位だった。年々60代から若い人が上がってくるし、加齢とともに止める人も増えてくるので、少しずつ落ちてはいたが、一気に5番も下がったのは初めてだ。しかも、エントリーしているのは25名しかいない。昨年まで60歳代のときも含めて、常に真ん中以上にいただけに愕然とする。

 いろいろな人に塗ったワックスを聞いてみた。同じ雪温帯のハイフッ素のワックスでもメーカーによっても違いがあったようだ。同じガリウムのワックスは、ハイフッ素でなく、今日のような低温の場合は、むしろフッ素の入っていないベースワックスのブルーの方が滑るという。
 トップレーサーのちから!さんに訊いたら、同じガリウムだが、自分が持っていない高い別種類のワックスだった。
 いずれにしても、今回は明らかにワックスが合わなくて、自分の滑りができなかったので、来年は雪辱を果たしたい。

 それにしても、先週の札幌国際に引き続き、最悪のレースが続いている。なんとか、来週の恵庭30kmは、雪温が上がって気持ちの良い滑走を楽しみ、湧別80kmに繋げたいものだ。 


ゼッケンと参加賞のきのこと、抽選で当たった見たことのない1500円もする1回使い切りの贅沢なパッドワックス

ひかりのガーデン & 海上冬花火

2019年02月09日 | イベント鑑賞・参加
 
 昨夜も冷えたようで、真夜中の1時には-14.1℃を記録したようだ。しかし、日中は最高気温が-5℃まで上がり、昨日のような厳しさではなかった。

 そんな厳寒の中、毎年開催されている「はこだて冬フェスティバル」の一環として、今年から、元町公園を会場にして、今日1日だけの「ひかりのガーデン」が開催されたので行ってみた。

 

 まずは、18:00から始まった「スカイランタン打ち上げ」
 周りが明るくて、ランタンの光が映えなかったし、風が強くて高く上がらなかったのが残念。
 人出は多かったが、ランタン打ち上げが終わったら、ほとんどが帰った。


風でゆらゆら揺れている風船人形?


 「光のマルシェ」さまざまな料理を楽しめるキッチンカーが出店


「イルミネーションフォット」


函館海上冬花火
 一度家へ戻って出直し、20:00から青函フェリー乗り場の埠頭から観た。




三脚があちこち固定できなくて、ブレブレばかりだった

最強寒波襲来

2019年02月08日 | 日常生活・つぶやき

 北海道上空に史上最強クラスの寒気が流れ込むとのことで、昨日から水道凍結予防の注意が呼び掛けられていた。
 我が家でも、昨夜はストーブを消さないで、15℃設定のまま寝た。朝起きたら外気温は-10℃だったが、その後少しずつ下がって、7時には-11℃まで下がった。
 夕刊によると、道内全域で-10℃以下を記録したようだ。函館の最高気温は真夜中の0時の-8.8℃だった。

 昨夜から新雪が10cmほど積もり、朝食後ひさしぶりに本格的な雪掻きをした。今週は疲労回復に努め、まったく動いてなかったので良い運動になった。雪掻きも運動だと思うと楽しくできる。雪を跳ね上げるときには背筋が鍛えられる感じがする。寒かったが、さっと汗ばむくらいで終わった。

 昼になっても気温は上がることなく-11℃で推移していた。それが、夕方まで続いた。こんなことは珍しい。午後から風は強いが薄日が差す天気になった。仕事が休みだった妻は、3週間後に迫った東京マラソンに向けて、五稜郭公園と千代台公園で30kmのLSDをするという。ちょっと刺激を受けて、こちらはも稜郭公園へ7km(約1万歩)ウォーキングに出掛けた。


当たってしまった東京マラソン“完歩”を目指して頑張る妻

 気温が低い上に風が強くて、正面から風を受けるときには顔が痛いくらいだった。スロージョグをして汗ばむ手前でウォークに変える・・・を繰り返していたら、ポカポカしてきた。
 妻は、根性で、吹雪がらみの中を5時間半を要して30km走って、真っ暗になった18:30に帰って来た…伏して脱帽!。


倒れる危険性がある松の木を伐採していた

 帰宅後、遅れてしまった車の6ヶ月点検とオイル・エレメント交換へ。今年の7月で10年目を迎えるが、できるだけ長く乗りたいので、お金は掛るが、マメに点検をしようと思っている。結果は、どこも異常がなかったとのことでひと安心。

 遅くなった夕食は、先週の廣河ヌードルの口直しに、本店の廣河へ。やはり、ここは何を食べても美味しい。


塩味あんかけ焼きそば


揚げ麺・豚肉ともやしのあんかけ

 明日の朝は、今日より冷えるらしい。今夜もストーブを消さないで寝よう。

「七ッ岳&カニカン岳」の今後の登山道整備の見通しについて

2019年02月07日 | 登山・旅行

ブナの紅黄葉で囲まれた七ッ沼大沼湖面に姿を映す七ッ岳

 3月か4月の紙面改編期まで延長をお願いされた、拙筆による北海道新聞夕刊(みなみ風)の「どうなん・とうほく山楽紀行」だが、今後の予定通りだと全部で59回となる。残りあと5回の予定である。

 実は当初は50回の予定だったので、それに合わせて道南の山(胆振や後志は函館から日帰り可能な地域)と北東北の山をピックアップして執筆してきた。
 延長依頼を受けてから、いろいろやりくりしてきたが、道南の山で登山道のある山はほぼ網羅しつつある。掲載をどうするか悩んできた山に、現在林道崩壊や道々崩壊で、登山口まで車で入れずに、登山道が荒れ放題になっている七ッ岳とカニカン岳が残っている。
 この2山の扱いをどうするか、今後の見通しを含めて、これまで登山道を管理してきた桧山森林管理署と今金町役場に問い合わせしてみた。

◎七ッ岳の登山道について

 七ッ岳の登山道は、上ノ国町湯ノ岱地区から上の沢林道を18kmも進んだ先に登山口がある。昔は登山口付近はタケノコ園として開放されていたので、林道は整備されていて、登山道も丁寧に整備されていた。しかし、大雨でしょっちゅう林道が崩壊するのが難だった。自分もこれまで3回登っているが、いずれも林道が修復された直後ばかりである。

 しかし、2015年の大雨で林道が崩壊して以来、8km地点のゲートから先は通行止めになったままである。桧山森林管理署の話では「まだ一切手を付けていないし、林道としても植栽や伐採の計画もないので、今後も修復の予算が付く可能性はなさそうです。当然登山道の整備も不可能です」とのことだった。


知内側の冬の馬岳と牛岳の分岐尾根から眺める七ッ岳

 今後、夏にこの山に登ることはできなくなる可能性が大である。どうしても登るとなれば、上掲の写真のように、知内側からの冬山登山で、知内温泉の近くからツラツラ林道を通り、燈明岳への南東尾根へ取り付き、馬岳と牛岳の間を抜けて、七ッ岳の南東尾根へと登ることは可能で、その記録もあるが、健脚でなければ日帰りは厳しいだろう。

◎カニカン岳の登山道について


国道230号の茶屋川地区付近から眺めるカニカン岳

 こちらのカニカン岳も2015年の大雨で、登山口までの道々が崩壊して以来、登山道の整備はされていない。昨秋に、その様子を偵察がてら、ゲートからマウンテンバイクで登山口まで走り、登山道に取り付いてみた。

 ゲートは閉じていたが、道々の工事はもう終わっているようで、車の走行には支障はなさそうである。しかし、登山道は上に行くに連れて、背丈をはるかに超えるネマガリダケに覆われて荒れ放題になっていて、標高720m地点で撤退してきた。

 偵察状況を含めて、今金町役場へ問い合わせてみた。「道々の工事が終わって、開発局が道々のゲートを開けてくれれば、登山道は整備する予定です。もし、連載に掲載するのであれば、そのことを含めて書いて下されば助かります」とのことだった。
 「名前もユニークで人気もありますし、金鉱としての歴史のある山ですので、ぜひ早目に整備してくださるようお願いします」と話しておいた。


 7合目にある金鉱坑道入口

 結果的として、七ッ岳は、拙著『ほっかいどう山楽紀行』には掲載してあるが、今回の連載には取り上げないことにした。
 カニカン岳は、今後の見通しを含めた記述をして掲載することにした。ただ、間に合えば、山スキーで南尾根に続く林道を通って登頂して、そのことも含めたいと考えている。

 したがって、今後の5回の予定は、2/19岩部岳、3/5カニカン岳、3/19乳頭山、4/2伊達紋別岳、4/16太鼓山or泣面山or三森山の予定である。

冬の車中泊の工夫

2019年02月06日 | 登山・旅行
 真冬に車中泊するというと、よく「冬の車中泊って、大丈夫なんですか?寒くて寝られないんじゃないですか?」などと訊かれることが多い。

 しかし、いつも真冬の旅行やXCスキー大会の参加でも、寒さ知らずで、ぐっすり快適に寝ている。親サイトの「一人歩きの北海道山紀行」「どこでもホテル・・・車中泊のススメ 」でも紹介しているが、ここで、もう少し詳しく述べてみたい。

 基本的に車も鉄の箱で、何も工夫しないと外気温と同じになってしまう。だからと言って、エンジンを掛け放しでヒーターを入れるのは、降雪時には一酸化炭素中毒の恐れもあるし、不経済だし、車にも環境にも優しくない。
 極寒の北海道で、寒さを感じずに快適に睡眠できる自分なりの工夫を紹介する。基本的には、アルミレジャーマットと登山用具の利用が中心なのだが・・・。

1、下からの冷気の遮断

 一番下に折りたたみのアルミレジャーマット(8mm)を敷く。その上にベッドメークをする。

2、窓からの冷気の遮断

 車の窓ガラスは凍結もするし結露もする。外からの冷気も大きいので、それを遮断することも大切である。

 自分は、ロール式のアルミレジャーマット(8mm)を窓ガラスの形に合わせて切り取り、真ん中に100均で買った吸盤にリングを付けたもので固定している。窓ガラスより2~3mm大きめに切り取ると、吸盤がなくても窓枠に填まり外れにくい。
 これは、冬の冷気遮断だけでなく、外からの目隠しになるだけでなく、遮光効果や外からの防音効果もあって、年中必ず使用している。


3、温かくて快適なベッドメークの工夫

アルミレジャーマットの上にエアマットを敷き、その上に、長いソファー用の座布団を2枚重ねる。
これが年中同じベッドメークである。あとは、この上に季節に合わせた寝袋を使用する。

4、冬の極めつけは、-17℃対応の冬山用寝袋(シュラフ)

 真冬の山でのテント泊用のダウンの寝袋(-17℃対応)

 15年ほど前に半額で売っているのを購入。山のテント泊で使ったのは1度だけで、あとは車中泊専用になっている。
 価格を気にしなければ、-30℃まで使用できる保温性の高い冬用寝袋もある。
 寝袋は、頭までスッポりと包まれ、口の部分だけが開いているので、顔や頭も寒くない。

 なお、夏用と春秋用の寝袋を重ねて使用しても同じくらいの保温効果が期待できる。妻と2人で寝るときは、自分はこちらの方を使用している。

5、寝袋の結露対策と保温効果のためのシュラフカバーを重ねる

シュラフカバーを重ねる

 極寒になると、車の内壁や天井や寝袋にも結露ができることがある。解けると濡れるので、寝袋の上にシュラフカバーを重ねている。これは、寝袋の熱を逃がさないために、保温効果を増す働きもある。
 このシュラフカバーは、もともとは夏など雨の時のテントの中で寝袋を濡らさないためのものである。夏のテント泊のときは、寝袋を使わないで、これだけで寝る人もいる。

6、さらなる寒さ対策

 さらに寒いときには、冬用のグランドコートを着たまま寝る。

 これは、膝下までの長さがあり、トイレに起きた時などは、そのまま外出できるので便利である。最近は、服装を薄着にしても、これを着て寝るようにしている。
あと、泊る場所の近くに温泉があれば、寝る前に入って体を温めておくと熟睡しやすい。

 自分は使用したことはないが、足元や寝袋の中に貼るカイロを置いたり、ガスストーブでお湯が沸かせれば湯たんぽを利用している人もいる。 

 これまでに、着過ぎで暑くて目が覚めたことはあるが、寒くて目が覚めたことはない。家のベッド同様フカフカぬくぬくとよく眠れる。
 冬も長く気ままな安上がりの旅を楽しみたい方は、ホテル代を浮かすつもりで、これらの用具を揃えるという手もある。

 今日から、このブログは、PC版の様式は変わらないが、スマホ版の様式が変わったようだ。スマホ版で見ておられる方は、慣れるまでご勘弁を!

13回の50km完走を振り返る「札幌国際スキーマラソン」

2019年02月05日 | スキー・クロカン

2013年の第33回大会の翌朝の朝日新聞の写真・・・最前列真ん中のに440番の自分がバッチリ!

 「札幌国際スキーマラソン大会」は、2003年の第23回大会から50kmの部にずっと参加してきた。
  この大会はきつい登りが多く、国内最長の80kmの「湧別原野オホーツク」より辛いレースである。加齢に伴い、だんだんその登りが辛くなってきた。70歳を越えてからは、「苦しまないで、滑走を楽しむ。その結果として5時間を切れたら良い」を目標に掲げて参加してきた。これまでも苦しいなりにも楽しかったので続けることができたし、「タイムは遅くなっても、完走できる内は、50kmの部に参加し続けたい」と思ってきた。

 しかし、今年は、特に後半はかってないほどの辛いレースとなった。滑走を楽しむどころか、へろへろ状態でなんとか完走はできたという状態だった。当然、ゴール後の満足感はなかった。
 「楽しくなくなったら、25kmの部へ移ろう」と漠然と考えていたが、今年のレースは、まさにそれだった。来月には後期高齢者の仲間入りもする・・・ちょうど良い機会かもしれない。

 そこで、これまでの13回の完走を振り返ってみることにする。


これまでゴールで首に掛けてもらった13個の完走メダル
表のデザインは毎年同じだが、裏は年度が刻まれている


<これまでの成績一覧(成績は、男子の部で、後ろ人数は完走者数>
①2003年<58歳> 3時間43分56秒(212位/619名)
②2004年<59歳> 4時間19分31秒(304位/646名)
③2005年<60歳> 3時間53秒18分(197位/670名)
④2006年<61歳> 4時間12分49秒(228位/647名)
 2007年<62歳> 都合でキャンセル
 2008年<63歳> 大腸癌手術のためキャンセル
⑤2009年<64歳> 4時間56分09秒(353位/578名)
⑥2010年<65歳> 4時間12分14秒(321位/643名)
 2011年<66歳> 怪我で不参加
⑦2012年<67歳> 4時間20分04秒(258位/508名)
⑧2013年<68歳> 4時間14分17秒(318位/692名)
2014年<69歳> (7km地点でリタイア)
⑨2015年<70歳> 5時間12分43秒(373位/499名)
⑩2016年<71歳> 5時間16分11秒(355位/464名)
⑪2017年<72歳> 4時間56分58秒(314位/431名)
⑫2018年<73歳> 4時間59分37秒(370位/472名)
⑬2019年<74歳> 5時間22分21秒(360位/444名)

 エントリー後に都合や大腸癌手術で2回キャンセルし、1回はふくらはぎに肉離れの兆候が出て7kmでリタイアした以外の13回は完走することができた。

 この成績を見ると、最初の3年間で2回、4時間切りを果たしていた。初参加のタイムがベストだった。2回目はタイムも順位も落としたが、その後の2年は持ち直して、順位も全体の1/3の辺りにいた。
 当時は、「ここで4時間を切ると、湧別では6時間を切れる」と言われたが、まさにその通りだった。ところが、今では、「ここで5時間を切って、湧別で7時間を切る」のが精一杯になっている。

 6回目~8回目も4時間台前半のタイムで順位も全体の半分以内に収まっていた。しかし、70歳以降はがくんと落ちて、5時間前後となり、順位も3/4より後ろという状態になっている。今年は後ろに80人しかいなくなっている。50kmの部を卒業するには、ちょうど良いしおどきであろう。もう悔いはない。自分でもよく頑張ったと思う。

 25kmの部も今年は、男子で377名のエントリーで344名が完走している。まだ2時間30分は切れる自信があるので、今年のタイムを見ると、順位的にもまだ真ん中辺りで頑張れそうな感じである。
 ただし、この時期の50kmが、この後の3レースの良い練習になっていたことは確かなので、来年以降はそのことが少し心配である。

50kmの部の最後となった今回の詳しい参戦記(HPのアップ済み)は下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/19sapporo.htm



北海道新聞みなみ風連載「どうなん・とうほく山楽紀行」
本日掲載の54回目「大尽山(青森県)」は、下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com/54-oozukusi.htm

みぞれで始まった「第70回さっぽろ雪まつり」

2019年02月04日 | イベント鑑賞・参加

10丁目 UHBファミリーランド
【大雪像】『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』公開記念!白いスター・ウォーズ2019

 8時に泊ったつきさむ温泉を出て、今日から始まった「第70回さっぽろ雪まつり」の大通り会場へ。
 外へ出たら雨が降っていたが、会場へ着いたころにはみぞれに変わった。関係者は雪像が解けないかと冷や冷やしたことだろう。
 ゆっくり見たかったが、ベンチコートはびしょ濡れになり、ただ写真に収めただけで帰って来た。


3丁目 HTB PARK AIR広場。白い恋人 PARK AIR ジャンプ台
ここで、毎年フリースタイルスキーやスノーボードの競演が開かれる

 
りぼんちゃん     NHK朝ドラ「なつぞら」の主人公


4丁目 STV広場【大雪像】 Hard Rock Family Live~初音ミク&戸山香澄 on Snow Stage~


5丁目東 道新 雪の広場 【大雪像】 北海道を駆ける! サラブレッド


5丁目西 毎日新聞氷の広場 【大氷像】 台湾-玉山と高雄駅

 
6丁目 市民の広場【中雪像】生命    HBCフィンランド広場【中雪像】刀剣乱舞


7丁目 HBC フィンランド広場【大雪像】ヘルシンキ大聖堂


8丁目 雪のHTB広場 【大雪像】届いたあたり前が、届ける喜び。~今日も走るレッドベア~


9丁目 市民の広場 【中雪像】 たいせつなこと、みんな仲間

 
9丁目 市民の広場 【小雪像】人気の高かった「チコちゃん」と「大坂なおみ選手」


 9丁目【中雪像】 巨大カップヌードルすべり台


 11丁目【小雪像】 雪ミク(初音ミク)Snow Princess Ver.



 12丁目 市民の広場 市民雪像 

 帰路は、風が強く、喜茂別から留寿都辺りは、地吹雪で前が見えず、はサードランプを点けながら恐る恐る走った。

これまでで最も辛かった「第39回札幌国際スキーマラソン(50km)」

2019年02月03日 | スキー・クロカン

 最初の2kmの坂を登り切った地点

 いつも、この大会はきつい登りが多く、一番辛いレースである。しかし、これまでは辛いなりに滑走を楽しむことができた。
 しかし、今回は、26km過ぎから、蹴り足である右の太ももの外側に痛みが出たこともあり、これまでで最も辛いレースとなり、タイムも昨年より22分も遅いワースト記録(5時間22分20秒)となった。後半はひたすら苦しみとの闘いだった。ゴール後のダメージもこれまでで最も大きかった。

 目標は、いつも通り「苦しまないで、滑走を楽しみ、結果として5時間を切ること」だったが、いずれも達成できなかった。前半放射冷却で雪温が低すぎて滑らなかったこともあるが、これが現実であろう。
 制限時間まではまだ、1時間半の余裕はあるが、辛いだけで滑りが楽しくなかったことから、後期高齢者となる来年の大会は、悔しいが25kmの部にエントリー変えをすることにした。
 

 7時に会場の札幌ドームへ到着。


スタートは9時なので、受付を済ませて、のんびり準備をする。
ゴールはドームの横だが、スタート地点は、ドームから1.2km先である。8:30、そちらへ移動。


8:50、ウェーブスタート第1部のスタート。自分は第2部の9:00スタートである。
今回は、遅いなりに追い越しモードを楽しみたいので、最後尾からスタートした。


 スタート直後の2kmの長く緩やかな登り坂が続く。






31.5km地点の白旗山競技場


 競技場のエード。

右の腿の外側の痛みが強く、スキーを脱いで休む。すでに、ここの時点で5時間切りは無理である。ここで棄権するかどうか5分以上悩む。ここなら、バスで運んでもらえるからだ。この先で我慢できなくなったらと思うと不安が大きい。
 しかし、「50kmはこれで最後にしよう。来年は25kmに。そのためにも、辛くても完走しよう」と決めて、再スタート。このあとが本当に辛かった。


 毎日拙ブログを見ておられる石狩市の78歳のYaさんにも抜かされた。
 後を追ったが、最後まで追い付けなかった。


ゴールのドームに向かって最後の滑走。


ゴール後にYaさんとのツーショット。昨年は不調で6時間近く掛かったそうだ。
見事にリベンジを果たされたようだが、毎日滑っていて、1月は500kmも滑ったそうだ。


記録証。順位は、ウェーブスタートなので、すぐには判明しない。明日の公式サイトにて。


13個目の完走メダルと大判タオルほか

今夜泊まる近くのつきさむ温泉へ移動。
入浴料は1300円だが、今年から大会要項に980円の割引券が付いていた。



源泉かけ流しの温泉にゆっくり浸かり、ビールと四川風麻婆豆腐と、デザートのミニ抹茶ぱふぇで、冴えない完走祝い。


広いリラックスルームで、ブログを打つ。このほかに、朝まで過ごせる仮眠ルームもある。

 もっと詳しい参戦記録は、明日帰宅後のHPの方へ。

今年も「雪灯路」in定山渓神社

2019年02月02日 | イベント鑑賞・参加

 明日参加する「札幌国際スキーマラソン大会」参加のために、札幌へ。
 昨年観た定山渓神社境内で開催されている「雪灯路」が非常にきれいだったので、今年も寄ることにした。

 それに合わせて、14:00に家を出て、会場に18:00に到着。

 定山渓神社を舞台に、無数のスノーキャンドルによる幻想的な灯りで、冬の温泉街を彩る本格なイベントである。地域住民総出で作り上げる雪の芸術祭でもある。今年の期間は1/30~2/3である。




















 このあと、いつものパターンで、小金湯温泉のまつの湯で夕食と温泉。


その後、お得意先の豊滝除雪センター(旧道路情報センター)駐車場で、どこでもホテル。



夕食備忘録

2019年02月01日 | 食べ物
 一昨日の雨の後、歩道はどこもツルツルになっている。昨日は自宅の前で転倒した。おまけに今日は強風の上、日中でも-6℃と非常に寒かったので出歩く気がしなかった。

 北海道は今季1番の寒さに見舞われているが、今日からプロ野球の春季キャンプが始まった。テレビを観ていたら、沖縄県国頭村で始まった日ハムの2軍キャンプの吉田輝星選手には多くの報道陣やファンが押し寄せているようだ。
 見ていると気の毒なくらいだが、人気者の宿命でもあり、これまでのスターが通り抜けてきた道でもある。頑張ってほしい。

 特別なブログネタもないので、ここ3日間の夕食を備忘録代わりに紹介。

1/30(我が家)

 大沼森林公園スノーシューハイクの後に寄ったちゃっぷ林館で購入した大型しいたけのステーキがメイン。
 この駒ケ岳の原木しいたけは、大沼グレートランでもらった王様シイタケより美味しい感じだった。
 6個入って500円だったので、また買ってこようと思う。

1/31(廣河ヌードル)

 棒二森屋閉店セレモニーの後、1/23に昭和町から亀田町に移転した廣河ヌードルに寄ってみた。
 よく利用する本店の廣河は、何を食べても美味しいし、ボリュームもあるので期待して行った。


店内の様子。右奥に和室の小上がりがある。19:30時点でほぼ満席だった。


味噌カレー坦々麺


カレー炒飯
どちらも、本店の廣河の方が数段に美味しいと思った。特に味噌カレー坦々麺は別物といった印象。

2/1(ラッキーピエロのピザ・テイクアウト)

 特に、自分が好きで必ず注文するチャイニーズチキンピザ(850円→595円)
 毎週金曜日はピザがテイクアウト30%OFFなので、ほぼ月に1回は食べている。
 自分的には、生地が薄く、チーズが多く、リーズナブルで味も良く、結構好きなピザである。ただ、最近ピザも載っているチャイニーズチキンも小さくなった気がする?


 海老ピザ(850円→595円)