箏とうたとは切って切れないものですが、現代曲を
弾いているとなかなか歌う機会もありません。
初心者のレッスンは、水野先生の「ことはじめ(平調子編)」から
始めるのですが、
今日は、楽譜無しのウオーミングアップは乃木調子で「でんでらりゅうば」
そして、平調子に戻して押し手の練習、
そして、野村正峰先生の「小曲集no.1」を使用しました。
「お江戸日本橋」で強押しがあったり、
「奥山に」は、
古今集の「奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の
声きく時ぞ 秋は悲しき 猿丸太夫(5番)弾き歌いがあったり、
初心者にしては難しい部分もありますが、
まずは、「歌いましょう」に、素直に声を出し歌ってくれました。
筑紫小曲集巻1にも、太田道灌の「村雨」があるのですが、今まで
皆さん声を出なかったので、今日は歌ってくれて嬉しかったですね。
そしてそれぞれの、曲への反応が~いいなあ♪と思いました。
・・・黙っていては分かりませんので。
水野箏曲院「気まぐれ瓦版」の編集をしていた時に、
尺八の田辺先生に「箏曲学院生にひと言、お願いします」という
コメントに「教えられ上手になって下さい」と言われたのを思い
出しました。
大事なことだと思います。