昨日最終回を迎えました。
前作の『ちむどんどん』に比べれば、はるかに良作だったと思います。
前作は、ひどすぎでした。私的に。
始まった頃、五島編には、引き込まれました。
舞が祥子によって、再生していく姿は、感動をよびました。
自分と孫に、姿が重なり、こんなおばあちゃんになれたら、こんな祖母と孫の関係になれたら、良いなあと憧れました。
高畑さん、芭路ちゃんの演技もよかったのですが、一太役の壱太くんも、かわいすぎでした。他の五島の人たちも、本当に現地の人みたいでした。
永作さんも、さすがでした。高畑さんとのシーンは、どれもよかったです。
相容れなかった母と娘が、元に戻ることができて、嬉しかったです。
五島での日々は、少しも無駄がなく描かれていました。
次に始まったなにわバードマン編も、よかったです。
CGではなく、本物の飛行機が飛ぶ姿に感動で涙しました。
パイロットとしての舞の努力も、描かれていたので、余計でした。
鳥人間コンテストに出るとかいうお話になったら、もっと楽しかったでしょう。このなにわバードマン編だけで、ひとつのドラマができたと思います。
そして、航空学校編。
脚本家交代の影響もあるでしょうが、ここで、舞がキャラ変しました。
けっして前に出るタイプではなかったはずなのに、しっかり前に出ていました。
それでも、パイロットになるための訓練など、丁寧に描かれていたと思います。今まで知らなかった世界で、興味深かったです。
で、パイロットになる舞を描くのかと思いきや、(実際のところ、パイロットを描くのは、朝ドラ的に難しいとは思っていました。)父親が急死し、工場を手伝うことになります。
現実的には、あり得ない展開だったなと思います。
感想にも書きましたが、自分が舞の親だったら、工場のことは考えず、パイロットの道を歩んで欲しいと思います。
と思ったら、次なる仕事は、東大阪の工場を助ける仕事って。
そんな仕事が成立するのかと思いました。
具体的な仕事の部分は、少なかったですね。ランプと指輪ぐらい。
いつのまにか、空飛ぶクルマに関わって、アビキルの執行役員になってるし。
こんねくとは、どうなったの?
最終回、本来なら、もっと感動的なのでしょうけど、五島でばらもん凧をあげたときやスワン号がとんだときほどの感動はありませんでした。
過程を省きすぎです。
ヒロインが、いろいろとかわりすぎて、ついていけないところもありました。
ヒロインの福原さん、『3年A組』以来でしたが、役にあっていたと思います。相手役の赤楚さんは、推し俳優のひとりで、このドラマで有名になってしまって、嬉しいような寂しいような想いになりました。
ドラマ的には、舞が貴司と結ばれてよかったです。
いつまでたっても、舞ちゃん、貴司くんと呼び合う夫婦って、素敵と思いました。
悠人役の横山さん、演技力あるなと思いました。今後の演技もみてみたいです。
このドラマを支えた人は、なんといっても、ばんば役の高畑さんでした。
長文になりましたが、前半はよかったけど、浩太が亡くなったあたりから、迷走したかなという想いがあります。
次回は、神木隆之介くん主演の『らんまん』ですね。
神木くん、予告の場面で、朝ドラ受けまでして、やるなあと思いました。
楽しみです。