ポチの女房

専業主婦のつぶやき

ドラマ 西園寺さんは家事をしない

2025-01-31 21:49:09 | ドラマ
U-nextで視聴しました。
2024年7月から9月にかけて放送されたドラマです。
実は、第1話の途中まで観て、その後を観ていませんでした。
興味はあったのですが、この時期、みるものがいっぱいあったような気がしています。

松本若菜さん主演。
なんと初の主演ドラマだそうです。
松本若菜さん、以前から、ドラマで、たびたびみかけていて、端正な顔立ちだなと思っていました。
直近では、大河ドラマ『どうする家康』の阿茶の局役でした。
だから、まさか、こんなコメディエンヌだったとは、びっくりです。
松本若菜さんのドラマでしたね。
そして、ルカ役の倉田瑛茉ちゃん、4歳役でしたが、実年齢6歳ぐらいかなと思っていたら、本当に当時4歳でした。こちらも、びっくり。
4歳でこれだけの演技ができるなんて、将来、末恐ろしいです。
松村北斗さん、『カムカムエブリバディ』以来でしたが、普通に良かったです。
他の二人が強烈だったので、目立たなかったけれど。

設定が面白かったですね。
実際には、あり得ないのかもしれないけれど、家事をしない独身女性とシングルファーザーの恋。
素敵でした。お互いを思いやっていて。
また、恋敵役の横井、いい人過ぎです。
津田健次郎さんが演じていて、声優さんなので、当たり前なのでしょうが、声が良いなあと思いました。
ヒロインのトラウマも、うまく回収され。
残念だったのは、最終回、慌ただしく、好きなように生きるで終わったところでしょうか。
ルカの協力が得られて、偽家族の偽がとれたら良かったのにと思いました。
いずれは、そうなるのかもしれませんが。

当初、それほど期待していなかったドラマでしたが、観ているうちに、はまりました。
家族の大切さ、家族とは?と考えさせられました。
コメディをつくるのは、とても、難しいと思いますが、ラブコメとして、面白かったです。
脇を固める方がも良かったのだと思います。
原作コミック自体、完結しているらしいので、続きは、ないよね。

朝ドラのヒロイン 2026年度前期

2025-01-24 14:38:41 | ドラマ
本日発表されました。
正確には、ダブルヒロインのうちのひとりが、発表されました。
見上愛さんです。
おそらく、『光る君へ』の彰子役が評価されたのでしょう。
朝ドラの題名は、「風、薫る」だとか。文明開化が急速に進む明治時代。まだ女性の職業が確立されていない時代に、看護の世界に飛び込んだ2人の女性を巡る物語だそうです。
私にとっては、『Re:リベンジ-欲望の果てに-』での役が、印象深いです。
もうひとりのヒロインは、オーディションで選ばれるとか。
どんなお話になるのか、楽しみです。

ドラマ 正直不動産

2025-01-23 22:00:39 | ドラマ
NHKオンデマンドで、視聴しました。
シーズン1、スペシャル、シーズン2と連続視聴です。
シーズン1の第1話を観て、面白そうと思って録画していたのですが。
そちらは、観ずに、配信視聴となりました。
シーズン2の方が、私は、好きです。
1と比べると雰囲気変わったのですが、毎回、ジーンとくるシーンがありました。
お気に入りは、主人公の財地と銀行員・美波との恋バナです。
美波のキャラが素敵すぎでした。美人なのに笑いをとってます。
最後、結婚するかもと思いましたが、遠距離になってしまいました。
それはそれで、続きができるので、良かったのかも。
ちなみに、原作漫画は、まだ、終わってないようなので。
シーズン3が、できそうです。
このドラマで、福原さんが活き活きしているなと思いました。
役にぴったり。財地のことが好きなのかと思ってましたが、そうではなく、純粋に上司として尊敬しているっぽいです。
福原さんとミネルヴァ不動産社長役の高橋克典さんをみていると、『舞い上がれ!』では、親子だったので、役者さんって、面白い仕事だろうなあと思いました。
シーズン2から、ディーンさんが登場。ずっと悪役で、でも、最終回では、変わるかもという余韻を残して終わりました。
もうすぐ、『正直不動産』のスピンオフが放送されるようですね。
ディーンさん主人公で。
毎回、ゲストの出演も楽しみでした。
1話完結ならではです。
正直に生きることこそ大事と教えられたように思います。
書くのを忘れていましたが、かっこいい山Pが、さえない役をうまくこなしていたと思います。役者としての幅が、広がったのではないでしょうか。
このドラマが、とても良かったので、『おむすび』と同じ脚本家の方の作品とは、思えないのですよね。
正確には、シーズン2は、3人の脚本家さんが分担したらしいですが。
シーズン3、今のところ発表はありませんが、期待しています。

御上先生 第1話

2025-01-20 22:14:47 | ドラマ
日曜劇場、松坂桃李さん主演ということで、観ないわけにはいきません。
どうやら学校の先生らしいという前情報があるぐらい。
実際には、官僚から学校の先生へというパターンでした。
生徒役に有名どころが出ているということでも、話題になりました。

初回の初っぱなは、殺人事件発生という衝撃的な幕開け。
岡田将生さんが出てきたときは、『ゆとりですがなにか』を思い出しました。
吉岡里帆さんも出てますしね。
桃李さん演じる御上先生が、どんな人なのかイマイチつかめず、不気味です。
悪人ではないように思いますが。
恋人とかいないのかな。

生徒役でわかったのは、神崎拓斗役の奥平大兼さん、富永蒼役の蒔田彩珠さん、倉吉由芽役の影山優佳さんぐらい。実際には、『ブギウギ』に出ていた吉柳咲良さんも出演していたらしいのですが。
そして、話題になったのは、朝ドラ次々回のヒロイン、髙石あかりさん。
他の人は、知らない子でした。
学園もので思い出すのは、『3年A組』です。この番組から、その後活躍する俳優さんたちを輩出しました。
果たして、今作は、いかがでしょうか。

最後あたりに、常盤貴子さん登場にびっくり。
きっとキイマンですよね。

次回も楽しみです。

べらぼう 第1回から第3回

2025-01-19 22:31:21 | ドラマ
新しい大河ドラマが始まって、第3回まで話が進みました。
第1回の最初は、火事のシーンから始まり。
舞台が吉原ということで、華やかな様子も描かれ。
一方で、吉原でくずのように捨てられる裸体の山。
ナレは、綾瀬はるかさんで、その綾瀬さんが登場したり。
遊び心もあり。
最後は、渡辺謙さん演じる田沼意次と対峙する主人公の重三郎。
「お前は何かしているのか?客を呼ぶ工夫を」と意次に言われる重三郎。
従来の大河ドラマとは、全然違うけれど、面白そうと思いました。

第2回は、平賀源内と花の井の回。
安田顕さん演じる平賀源内も良かったけれど、小芝風花さんの花の井、見とれてしまいました。こんな演技もできるんだと感心するばかり。

本日放送の第3回。
主人公の重三郎が大活躍。
みおわったあと、スカッとしました。
確かに、重三郎が、歴史の大筋にどう関わるかは、わかりませんが。
そこら辺の担当が、田沼意次なのではないかと思います。
1年かけて、蔦屋重三郎が、どんな人生を歩んでいくのか、興味深いです。
大河ドラマは、とかく、偉い人たちばかりが主人公になりがちですが、いつの時代にも、大半は、一般庶民です。
庶民の物語も、描いても良いと思います。

光る君へ 第48回(最終回) 物語の先に

2024-12-29 22:32:22 | ドラマ
寛仁四年(1020)年
前回の続き
倫子に呼び出されたまひろ。
「あなたと殿は、いつからなの?」「殿の妾になっていただけない。」
まひろは、道長との出会いから話始めました。
そこまで、詳しく話す必要があったでしょうか。嘘をつくこともできたはず。
まひろにとって、倫子からどのように思われても良いという気持ちがあったからでしょう。
「道長様も私も悲しみをわかちあえるのは、お互いしかいなかったのです。」
「彰子は、知っているの。」「私たちは、あなたの手のひらで転がされていたのかしら。」
貴族に妾がいるのは、一般的だと思いますが、正妻の知らないところでというのは、倫子にとって、許せないことだったのでしょう。
現に、道長には、明子という妾がいましたし。それでも、子供の扱いは、明らかに違っていたというところは、道長の倫子に一目置いていたからだと思います。道長が、もし、倫子のところへ婿入りしなかったら、出世はなかったかもしれません。
さすがに、まひろも、賢子のことは、言いませんでしたね。

道長のもとに、倫子。
倫子は道長に、「「次の帝も我が家の孫ですけれど、その次の帝も、そのまた次の帝も、我が家から出しましょう。」 いつのまに、倫子は、こんな野望を抱くようになったのか。

万寿二(1025)年
東宮妃となった嬉子は、御子を生みます。その2日後、19歳で世を去ります。
当時、産後の肥立ちが悪くて、亡くなることは良くあったと思います。
定子もそうでしたね。

後一条天皇の時代となると、道長時代の公卿は実資、斉信、行成だけとなりました。あとは道長の子たちが政治の中枢を占めています。 
時代の流れということでしょう。

高松殿には、源俊賢と明子という兄と妹、明子を母とする道長の息子たちが集まっていました。 
明子は、「殿は冷たかったけれど、頼通様が、優しい方で良かった。」。

彰子は、妹である嬉子の産んだ親仁を引き取り、二人目の女院となりました。 
すっかり、貫禄がついた彰子。
賢子が、乳母。凄い出世ですね、賢子。
そんな賢子のもと、藤原頼宗が忍んでやってきます。ドラマの設定では、異母兄妹ですよね。なんか、嫌な感じです。
「光るおんな君」である賢子は恋多き女性で、定頼や朝任とも歌を交わしているとか。

赤染衛門が、倫子に、『栄華物語』の嬉子の話を語っています。
目元を覆う倫子ですが、「そのままでいいわ。」
「自信を持ちなさい。あなたは、私の誇りだわ。」

まひろの家に、ちぐさという娘が、源氏物語を読み上げていました。
まさか、まひろが、源氏物語の作者とは想像すらしなかったでしょう。
ちぐさは、将来、菅原孝標の娘、『更級日記』の作者になるようです。
源氏物語に対して、手厳しい批評を述べます。
「こんなところで、終わってしまったのは、おかしくありません?」
「光る君は、女を照らし出す光だったのです。」

次に、清少納言が、やってきます。
いつの間にか、仲直りしたようですね。
「もうお書きにならないの。」とたずねる清少納言。
「書かない。」と答えるまひろ。「ききょうさまは?」「もう書く気は、ございません。」
亡き皇后様のような存在がおらず、意欲が湧いてこないようです。
「まひろ様も私も、大きなことを成し遂げたと思いません?」
お互いにたたえ合うというのは、気持ちよいです。

嬉子に続き、顕信と妍子に先立たれた道長。
11月になると自身の病気が悪化したため、法成寺に身を移しました。
道長も、案外、子どもたちに先立たれているのですね。そういう意味では、幸せとは言えなかったのかも。

まひろのところに、やってきた隆家。
道長の加減が悪いことを知らせてくれます。
隆家は、「偉くならなくて良かった。」
中納言も返上。隆家は、数奇な運命でした。
それでも、たくましく生き残ったのは、凄いと思います。

百舌彦が、まひろを呼びに来ます。
「殿に会ってやっておくれ。」と言う倫子。
度量の大きい人です。

まひろが目にした道長は、痩せ衰えていました。
誰かも見えないようです。
確か、道長は、糖尿病で亡くなったとか。
道長は、「先に逝くぞ。」と死期を悟っている様子。
最後に、まひろに会えて良かったと思います。史実ではないと思いますが。
「この世は何も変わっていない。俺は一体何をやってきたのだろうか」 
「戦のない泰平の世は守られました。見事なご治世であられました。それに『源氏の物語』はあなたなしには生まれませんでした」
 「もう物語は書かぬのか?」
「書いておりません」
「新しい物語があれば、それを楽しみに生きられるやもしれぬが」
「では、今日から考えますゆえ。道長様は生きて私の物語を世に広めてくださいませ」
まひろは三郎と少女の物語を語り続けます。 
「続きはまたあした。」と言って去るまひろ。

目を閉じた道長にそっと頭を下げる倫子でした。 
まひろは、道長の声を聞いたような気がします。
よく言いますよね、人は亡くなるとき、誰かの名をよび、よばれたひとは、その声を聞いたように思うという。
行成は同日、倒れ、亡くなります。
道長と行成が同じ日に亡くなったというのは、史実のようです。

長元元年(1028年)、頼通は後一条天皇にはまだ皇子がいないと踏まえ、新たな女御を迎えるべきだと提案しています。 
それに反対する彰子。
すっかり女帝です。若い頃の彰子が、こんなにたくましくなるとは。
まひろのおかげでしょうか。

鳥になって見知らぬ所へ羽ばたいてゆくと言い出すまひろ。 
いったいまひろは、何歳なのでしょう?
まひろは都大路を抜け、乙丸とともに旅に出ます。 
双寿丸に出会います。
「おう。何をしているんだ、こんな所で」
「何も縛られずに生きたいと思って。あなたこそ」
まひろの「道長様、嵐が来るわ。」で、終わり。

まひろが亡くなるまで描くのかと思いましたが、道長が亡くなるまででしたね。
今作品は、ある意味挑戦の大河ドラマだったと思います。
大石さんだからこそ、成り立ったような気がしています。
男性には不評だったかもしれません。

次作は、『べらぼう』、
蔦屋重三郎を描くらしいです。
これまた、挑戦の大河ドラマでしょうか。

ドラマ 海に眠るダイヤモンド

2024-12-27 09:35:40 | ドラマ
最終回が、22日(日)に放送されました。
U-nextで視聴したのは、翌日。
今期ドラマで、放送前は、一番期待していたドラマでした。
それは、出演者の面々をみて。
神木さんの主演なら、間違いないと思いました。
長崎の軍艦島が舞台ということだけは、前情報で知っていました。

最初の場面は、池田イライザさんが、赤ちゃんを抱いて、舟に乗り、どこかへ脱出中。
現代と過去が行ったり来たりで描かれました。
面白そうと思いましたが。
いづみが、過去の誰なのかということで、SNSで、盛り上がりました。
いづみ役は、宮本信子さん、そして、いづみがプロポーズするのは、玲央というホスト。
玲央役は、神木隆之介さん。
過去はというと、複雑な人間関係でした。
玲央とうり二つの鉄平。親友の賢将。鉄平の幼なじみ、朝子、百合子。
そして、どこからか現れたリナ。
いづみが、過去の朝子なのか、百合子なのか、リナなのか。
最初の場面が、リナだったので、そうなのかと思ってみていたら、リナは、鉄平ではなく鉄平兄の進平と恋仲に。
宮本さんのイメージから、杉咲さん演じる朝子なのだろうと思っていたら、そうでした。
別にいづみが、誰かを謎にする必要あったのか?
現代と過去を行ったり来たりが、かえって、感情移入できない状態になりました。現代編いる?とさえ、思いました。
それだけ、過去編をじっくり描いてもらえたらと思いました。
一応、最終回で、現代とのつじつまがあって、めでたしという格好にはなりましたが。
朝子が、結婚した虎次郎のことより、鉄平への想いが強い気がして、何だかなと思ってしまいました。確かに、若い頃、鉄平のことが大好きだったかもしれません。しかし、いなくなって、その後、愛されて結婚した虎次郎が、かわいそうな気がしました。
過去より今でしょというか、夫婦の年月の方が、ずっと長かったわけですから。その時間は、何にも代えがたいものだと思うのです。
ということで、最後の鉄平から朝子へのプロポーズも、感動できませんでした。
期待のわりには、ガッカリしたドラマでした。
端島のCGや端島の歴史について、知らなかったので、そこは良かったです。

『宙わたる教室』と『ライオンの隠れ家』というまれにみる秀作2本が同時期放送でなかったら、きっと違ったと思います。
それほど、上述の2作品は、名作だと思います。
次の日曜劇場は、推しの松坂桃李さん主演ですので、観ると思います。

ライオンの隠れ家 第7話~第11話(最終話)

2024-12-22 21:28:40 | ドラマ
終わってしまいました。
毎週楽しみにしていたので、ロスになること、確実です。
『宙わたる教室』同様、最終話を前に、第1話から第10話まで見直しました。
普通なら第10話で事件が解決して、めでたしめでたしで、終わってもよいはずが。
プラス1話が最終話となりました。
元々ホームドラマとミステリードラマが混在した形のドラマでした。
自閉スペクトラム症の弟との二人暮らしに突然現れた正体不明の男の子。
平穏だった二人の生活に、ライオンと名乗る男の子が加わっての三人暮らし。
いろいろと考えさせられましたね。
まず、自閉スペクトラム症ということについての知識は、全く無かったのですが、ドラマを通じて、なんとなく理解できるようになりました。
障害者をもつきょうだいが、テーマなのかと思っていたのですが。
そう単純なドラマでは、ありませんでした。
ライオンは、どうやら生き別れになっていた姉の子らしいということ。
しかも、ライオンは、DVを受けているということ。
肝心の姉が、行方不明。それを探している夫=ライオンの父。
ドラマの展開の早さに、ドラマにいつの間にか、引き込まれていきました。
謎がひとつひとつとかれていき、そんな中で、3人はもちろん周りの人たちが、丁寧に描かれました。
洸人の姉・愛生が、夫のDVに耐えかねて、偽装死を選択した結果のできごとでした。
ミステリードラマ部門も、ハラハラして、次はどうなるのかという想いがありましたが、やはり、メインはホームドラマ部門だったなと思います。

自閉症スペクトラム症のみっくんの成長には、目を見張るものがありました。
それを上手に板東隆太さんの演技は、素晴らしかったです。
が、注目すべきは、主人公を演じた柳楽優弥さんです。元々演技力があることは承知していましたが、このドラマで、また一段階階段を上がったように思います。
オノマチさんの演技のうまさは、よくわかっていて、彼女の演技に何度も涙しました。
意外に評価を大きくあげたのは、涼子様ではなく記者を演じた桜井ユキさんでした。こんな演技もできるということに驚きを隠せませんでした。
本来なら暗いドラマのはずなのに、彼女が登場すると笑いがこぼれてしまう場面が多かったです。それでいて、彼女が自分の半生を語っていた場面では、ウルウルしてしまいました。
向井さんが悪役っていうところだけは、納得できませんでしたけど。あの役を本当に悪そうな人が演じていたら、いやだったかもしれません。
向井さん演じる橘祥吾にも、事情があるのだろうなあということは察することができましたが、何らかの救済があっても良かったんじゃないのかとも思いました。
脇役たちも、皆、光っていて、脇役たちにも、人生があるということを想いました。

最終話での感動場面は、友人の結婚10周年での 洸人のスピーチです。
想いは言葉にしなければ伝わらないということを実行した形です。

最後は、それぞれが、それぞれの道をいくというものでした。
でも、きっとたぶん、3きょうだいの絆は、強くて、事あるごとに再会するのではないかと思います。

改めて、最初からもう一度観たいドラマです。

光る君へ 第47回(12/8) 哀しくとも

2024-12-15 20:48:35 | ドラマ
前回の続き
周明に逃げろと言われ戸惑うまひろ。

寛仁三(1019)年
頼通のところへ、大宰府から刀伊の盗賊が、対馬壱岐を襲うという散らせが届きます。
多くの民が殺されているかも。
都では、きっと驚いたことでしょう。

実資にも文。
朝廷が何をすべきか、もめます。
「守りを固めるべし。」と実資。
「このまましばし様子をみよう。」と頼通。
「この一大事に何をやっておるのだ。」と道長は、頼通に。
頼通は、道長の言うことを聞こうとせず。

まひろのところへ訪ねる隆家。
「俺もいろいろあったが、悲しくとも、辛くとも、人生は続いてゆくゆえ仕方ないな。」
隆家は、いつの間にか、いい人になりました。苦労したからでしょうか。

実資が道長に、「敵は対馬まで追い払った、隆家も無事だ。」と報告します。
道長は、「武力に頼るようになっては、ならん。」。
しかし、いずれは、武士の世になります。武力が必要になるというのが、歴史の流れではあります。
実資は、「前例にこだわっておっては、政はできぬ。」。
実資という人、きれものだったのですね。先をみています。

隆家たちの褒賞について陣定が、行われます。
褒賞は無用と決定。
怒る実資。「あってはならぬ。」

実資が道長に、「褒賞は、ひとりのみ。無念の極みであります。」と報告。
入れ替わりやってきた公任は、「隆家は、おまえの敵では、なかったのか。」
公任は、実資に嫉妬していたのかもしれません。
その後やってきた斉信は、「何があっても、俺は道長の味方だから。」と言います。
4人衆それぞれですね。年月を経て、いろいろなことがありました。

隆家は、「このたびのことは許せ。」と褒賞がなかったことを謝ります。
平為賢を肥前守に推挙することにしました。 
双寿丸は、為賢の従者ですから、肥前に行くことになります。
「殺さなければ殺される。敵を殺すことで民を守るのが武者なのだ。」とまひろに言って別れを告げます。

道長が、賢子に声をかけます。「籐式部からたよりはあったか?」
「文がまいりました。」「そうか。」と賢子を見つめる道長。
我が子と知って見方が変わったのでしょうか。

都に戻ることになった隆家。
まひろに、「そなたは、どうする?」
乙丸が、「きぬに会いとうございます。」と切に願います。
寛仁四(1020)年
乙丸に背中を押されて、都に帰るまひろ。

まひろと賢子。
すっかり仲良し親子になりました。
「光る女君となって、生きようかしら。」

まひろは彰子のところへ。
彰子は、まひろを歓迎。「再び女房として私に仕えておくれ。」
「考えるときを賜りたく存じます。」
まひろは、即答しませんでしたね。
大宰府での出来事から、立ち直れないのかもしれません。

まひろ、道長と会います。
倫子がまひろに、「あなたと殿は、いつからなの?私が気づいてないとでも思っていた?」
で、つづく。
恐ろしや、女性の怨念のようなものを感じました。
気づいていながら、今まで、黙ってみていただけなのですよね。
ただ、倫子の地位が変わることはないですし。
ここで、最終回につづくですか。
まひろは、なんと答えるのでしょうか。

宙わたる教室 第7話~第10話

2024-12-11 21:17:57 | ドラマ
最終回の第10話が昨晩放送され、NHKオンデマンドで、本日視聴しました。
ドラマは、最終話が勝負といっても、過言ではありません。
最終話も、期待以上のできで、感動しました。
当初、最終話を観てから、もう一度見直す予定でしたが、最終話を前に、第1話から一日2話のペースで見直しました。
何度見ても、感動です。ウルウルです。
主演の窪田正孝さんもですが、生徒役の小林虎之介さん、伊藤蒼さん、ガウさん、イッセー尾形さんの演技に泣かされました。
私は、特に、ガウさん演じるアンジェラの人となりに、深く感銘を受けました。差別されて育ち、学校へ通いたくても通えなかった過去がありながら、人に優しいのです。しかも、差別をしないし、あったかいです。「いるだけでいい。」と佳純に言われていましたよね。
人の価値は、学歴や社会的地位ではないなと痛感するドラマでもありました。
定時制に通う生徒たちは、凄いなと思います。
働きながら勉強するという二刀流です。

7話以降で、藤竹先生の過去も描かれました。
私も、いわゆる研究者の端くれ(とも言えないかも)でしたので、藤竹先生の怒りもよくわかるし、実際のところ、あるあるのことなのだよねと思いました(教授が高専生の名前を論文にいれなかった件)。あえて、教授に反発して出て行く勇気には、改めて、藤竹先生の偉大さを想いました。
毎回、良い台詞があって、書き留めたいと思いながら、観てました。
最終話の学会発表、良かったですね。
岳人が、頭が真っ白になったわけではなく、終わりたくないという気持ちが強くて、言葉に詰まったというのが、とりわけ良かったです。
しかも、岳人が、ちゃんと藤竹先生のことをみていて、自分たちは大丈夫だからといったところは、成長したなあとつくづく思いました。
やはり、ひとりの恩師との出会いは、人生を変えますね。
もう一度、いや何度も観てみたいドラマです。
しばらく、ロスになりそうです。

光る君へ 第46回 刀伊の入寇

2024-12-07 17:04:25 | ドラマ
まず副題の刀伊の入寇について、全く知らなかったので、今回は、衝撃が強かったです。日本史の授業には、出てこない気がします。

大宰府でまひろと再会するも、逃げてしまう周明。
「待って、息災だったのね。」「俺のこと、恨んでないのか。」「もう20年の年月が流れたのよ。」「すまなかった。」「無事で良かった。」
まさかこんなところで、再会するとはという展開。
周明は、再び薬師として、仕事をしているとのこと。

周明は、まひろたちを政庁に案内することになります。
大宰府は、大賑わい。博多から商人がやってくるとのこと。
まひろは、双寿丸と再会。
こちらも、びっくり。
双寿丸は、もう出ないと思っていましたから。

藤原隆家が、やってきます。そういえば、目の病を治すため、大宰府に赴任したのでした。
まひろは、宋の国の茶でもてなされます。
色からすると抹茶ですね。
最初は、抹茶は飲みにくいものです。
隆家は、「富はいらぬ、仲間がおれば。」
なんかたくましくなりましたね。
まひろは、隆家から、道長が出家し、体調を崩していることを聞かされます。
太閤様=道長の名前を聞いて、顔色が変わるまひろ。

月を見上げるまひろ。
周明が太閤様についてまひろに尋ねます。源氏物語についても。
「物語が人を動かすこともあるやもしれない。」とまひろ。
2人の相性は、良いみたいです。

同じく月を見上げる道長。
倫子が、「これで良かったと思います。」「心配をかけたな。」と道長。

まひろは周明に、「そろそろここを発とうと思うの。」「松浦に行かないと。」
周明が、船着き場まで、送って行くと言ってくれます。心強いですね。

僧侶・常覚が、隆家のところへやってきて、3月末に賊が襲来し、壱岐の子どもと老人を殺して、他の者たちを連れ去ったというのです。 
敵は、異国のもののようです。
兵を集めて博多を守ることとなります。
刀伊の入寇の始まりであるというナレ。

隆家は、博多の警護所に向かい、刀伊と呼ばれる異人の来襲に備えると宣言します。 
なんとか打ち払うことができたようです。

倫子は、赤染衛門が書いた物語に目を通します。
話が宇多の帝からになっているのに違和感を覚えたようですが。
赤染衛門は、大化改新から書きたかったと。
赤染衛門に圧倒され、倫子は、「もう衛門の好きにして良いわ。」

まひろと周明は、船越の津で一夜を明かすことになりました。 
まひろは、道長のことをかばいます。「あの人は、私に書くことを与えてくれたの。私が私であることを与えてくれたのよ。」
「都には、私の居場所もない。私は、もう終わってしまったの。」
周明は、まひろに、「書くことは、どこでもできる。紙と筆と墨があれば。」 
良い励ましの言葉ですね。心にズドンときました。

まひろ、乙丸、周明は港を目指し浜を歩いています。 
逃げ惑う漁民たちが現れました。
刀伊の一団がやってきて、逃げるまひろたち。
あんな着物を着て逃げるなんて、撮影大変だと思ってしまいました。
まひろの目の前で、矢が周明の胸に刺さります。
死んでしまうのでしょうか。大宰府に戻ったら、話したいことがあると言ったのに。
周明という人物は、架空の人物なのかもしれませんが、松下さんが演じると重要人物に思えてきます。

『光る君へ』、残り2話だそうです。

光る君へ 第45回 はばたき (11/24)

2024-12-06 09:12:03 | ドラマ
敦康親王が頼通のところへやってきます。
頼通は、「父の指図を仰がなければ、何もできません。毎日どなられております。」
「私も父上に、どなられてみたかった。」という敦康親王が、哀れ。
笑顔があふれたのが、良かったです。
とはいえ、この年、敦康親王は、21歳で世を去ります。
なんとも切ないです。
道長によって、奪い尽くされた人生であったというナレ。
道長さえ野心がなければ、きっと良い帝になれたと思います。心優しいところが、伝わってきたので。

「物語はこれまで。」と源氏物語は、終わりを迎えました。

寛仁三(1019)年、叙位の儀、左大臣と右大臣がいません。
困った頼通は、道長のところへ。
道長は頼通に、「嫌がらせに屈せぬ姿をみせよ。」

賢子は、「宮仕えをしたいと思います。」とまひろに。
まひろは、「旅に出たいと思います。「物語で書いた須磨や明石、大宰府に行ってみたい。」
乙丸がお供することになります。
乙丸が一緒なら安心です。

まひろは、賢子を彰子のところへ連れて行きます。
「確かに娘は預かった。」と答える彰子。
「そなたは生きて帰って、土産話を聞かせてくれ。」

まひろは、倫子によびとめられ、「あのこと、考えてくれたか。」
「私には難しいと存じます。」と断ります。
確か、紫式部が、道長のことを書いた書物は、残っていませんよね。

道長がまひろのところへ。
道長は、旅に出るというまひろに、「行かないでくれ。」
突然「賢子は、あなた様の子で、ございます。賢子をよろしくお願いします。」
なぜ?今?言う必要があったのか、よくわかりませんでした。
まあ、賢子が、道長の子というのも創作なので、しょうがないのかも。
道長が知るということに意味があるのかもしれません。

倫子が赤染衛門に、「殿のことを書いておくれ。」「衛門の筆で殿の栄華を。」
赤染衛門は、「謹んでお受けいたします。」
これが、栄華物語になるのでしょう。

道長が、出家すると言い出します。こちらも唐突。
戸惑う倫子。

出家した道長の元に、公任、斉信、行成がやって来ました。 
結局、この4人衆が実権を握っていたということになるのでしょうか。
それとも、道長は、3人に助けられたということでしょうか。
道長は、「頼通の力になってくれ。」。
ずっと息子のことは、気がかりなものでしょう。

まひろは、大宰府へたどり着きます。
そこに、松下洸平さん演じる周明の姿があります。
何か起こりそうですね。

ついに、まひろは、道長に別れを告げました。
賢子が、内裏にあがったので、会う機会はあると思うのですが。
いったいまひろは、何歳なのでしょう。
紫式部の生没年は、わかっていないらしいです。
どこまで描くのでしょうか。

ドラマ みをつくし料理帖 スペシャル

2024-12-03 21:17:42 | ドラマ
NHKオンデマンドで、視聴しました。
2019年12月に放送されたドラマです。
前回のシリーズから、2年後、ちょうどコロナ禍の前ですね。
前編と後編に分かれていました。
前編の途中までみたときは、澪がおもいびとと結婚して幸せになるなら、それで、最終回で良いのではと思いましたが。
澪は、料理の道を選びました。
後編は、メインが、澪と野江のお話でした。
もう小野寺は出ないのかと思うとガッカリしました。
どんでん返しを期待していました。
最後、やはり、つづく的な形で終わりました。
本当は、また続編をつくる予定だったのかもしれません。
原作は、その後もあるようでした。
このまま、続編がつくられないなら、原作を読もうかなとも思っています。


ドラマ みをつくし料理帖

2024-12-02 22:44:10 | ドラマ
NHKオンデマンドで視聴しました。
2017年5月から7月まで放送されたドラマです。
当時、主演の黒木華さんが、料理修業をして、料理シーンも吹き替えなしと知り、観たいとは思っていたのですが、観ていませんでした。
黒木さんは、NHKドラマ初主演だったようです。

時代劇を観るのは、大河を除けば、久しぶりのような気がします。
澪という女性が、ごりょんさんと共に、大坂から江戸へ出てきて、つるやで、料理人として成長する姿を描いています。
黒木さんの演技が抜群です。
料理をつくることだけでなく、恋模様あり、幼なじみとの関わりがあり、思わず、うるうるしてしまいます。
また、周りの人たちが、良いですね。もちろん、澪の人柄によって、皆が助けてくれるのでしょうけど。
毎回、料理の作り方を説明してくれるのも、気に入りました。
が、実際につくるのは、難しいとも思いましたが。
最終回、中途半端に終わってしまって、消化不良だなと思っていたところ、
どうやらスペシャルが前後編で、2年後に放送されたようです。
スペシャルも、NHKオンデマンドで観られそうで、楽しみです。

光る君へ 第44回 望月の夜

2024-11-23 21:18:09 | ドラマ
題名からして、あの有名な道長の句が登場すると思います。

長和四(1015)年
道長の意を受けた源俊賢と藤原公任が、帝に譲位を迫ります。 
帝は、対抗措置として、皇女・禔子内親王を頼通の妻にと、言い出します。
頼通は、前回で描かれたように、隆子一筋。
とはいえ、いずれは、妾を持つことになるのでしょう。跡継ぎは、必要ですから。

彰子は、土御門に移っていました。
「かつての私のようで、気の毒だ。」「父上も、おなごの心をお考えになったことは、あるのか。」「この婚儀は、誰も幸せにせぬと断るがよい。」
なかなか、帝の申し出を断ることは、難しいと思いますが。
すっかり風格が出てきた彰子です。

道長は、妍子のところへ。
「父上は禎子が生まれた時、皇子ではないのかと、いたく気を落とされたと聞きました」と痛いところをつく妍子。

道長は、頼通に、「病になれ、それしかない。」
一方の帝は、敦明親王を東宮にするという条件で譲位すると。
長和五(1016)年 後一条天皇の即位式。
道長は、後一条天皇の摂政。

「我が家から帝が出るなんて」ある夜、穆子は娘の倫子に、一族から帝が出たことを喜んでいます。
「道長様は大当たりだったわ」
穆子、何歳なのでしょう。ひ孫が生まれるまで生きているというのは、相当長寿ですね。そういえば、倫子も長生きだったとか。長寿家系でしょうか。

為時が、出家すると言い出します。
在宅出家のようです。
賢子が言うように、何も変わらないように思いますが。

後一条天皇の御代になりました。
道長の言うとおりに答える後一条天皇。
そりゃそうです。
道長は、公任から、「左大臣をやめろ。」と言われます。

道長がまひろのところへ。
「摂政と左大臣を辞そうと思う。」「摂政まで上っても、俺がやっておっては、世の中は、何も変わらぬ。」
「頼通様に、あなたの想いは、伝わっておりますの?」「たった一つの物語でさえ、書き手の想うことは、伝わりにくいのですから、仕方ありません。」
意味深な会話ですね。
まひろは、政のことをどれだけ理解しているのでしょうか。
道長に頂点にいて欲しいと常に願っているのでしょうか。
そこへ、倫子がきます。
「籐式部が、男であれば、あなたの片腕になりましたでしょうに。」不適な微笑み。
倫子がまひろに頼んだのは、「殿のことを書いてくださらないかしら。」

寛仁元(1017)年
頼通が後一条天皇の摂政となりました。
頼通の摂政就任を土御門で祝っています。
威子が「兄上のお役に立ちたい。」というと、頼通は、「入内してくれまいか。」
威子は、「嫌でございます。」理由は、帝との年齢差。帝より9歳年上。
嬉子が、「私が入内します。」と言いますが、「嬉子には嬉子の役目がある。」
いつの間にか、頼通も、道長化しています。
よく考えると叔母と甥との結婚って、現代では法律違反になります。近親婚が当時、よく続いたものだと思います。
嫌がっていた威子、結局入内するのですね。
家系図を振り返っていませんが、二人の間に子供が生まれるのでしょうか。

三条天皇危篤。
臨終の場にいるのは、娍子と敦明親王のみ。
前帝にしては、少なすぎませんか。
42歳で世を去ります。
凄く悲しい人生だったように思います。
敦明親王は東宮を降り、敦良親王が東宮。
こうなることは、道長にとっては、予定通りだったのでしょう。

一年後
彰子は太皇太后。妍子は皇太后。威子は中宮。
三つの后を道長の娘・三人が占めます。
これも、倫子が健康で、多くの子どもたちを生んでくれたおかげでしょう。
威子が中宮となったことを祝う宴が土御門にて開催。
妍子は「父上と兄上以外、めでたいと思っておる者はいない」とまで言い切りました。的を射る発言だと思います。
男性のために、女性が犠牲になるという時代です。
道長は、あの有名な歌を詠みます。
歴史の時間に必ず出てくる歌です。
藤原家全盛時代を表す歌です。
ただ、平家ではありませんが、「盛者必衰の理をあらはす」ですね。
ドラマで、どこまで描くのか不明です。藤原家全盛のままで、終わるのか、それとも。