ポチの女房

専業主婦のつぶやき

光る君へ 第41回(10/27)  揺らぎ

2024-11-06 22:15:40 | ドラマ
寛弘八(1011)年
まひろが、賢子を助けた双寿丸と遭遇。
まひろは、礼を言います。
糸は、賢子と双寿丸の身分違いを強調しますが。

父の死を知らない敦成親王。それを見ている中宮。
「見るままに 露ぞこぼれる おくれにし 心も知らぬ 撫子の花」
中宮の悲しい気持ちが表れています。
帝ともっともっと語り合いたかったと言う中宮。

新しい帝が内裏に入る日が決まっていません。
手はずを公任に頼みます。
三条天皇としては、道長が邪魔なのかもしれません。
三条天皇は、道長の兄、甥、息子を側近にすると言います。
頼通ではなく教通というところが、三条天皇の意地悪なところだと思います。
道長は頼通に、「おまえが先頭に立つのは、東宮が天皇になるとき。」。

亡き一条天皇の四十九日に、三条天皇は、内裏に入ります。これも、いかがなものかと思います。
道長には、関白になって欲しいと言いますが、道長は、断ります。
三条天皇は、娍子を女御にすると言い出します。

まひろと道長の会話。
「道理を飛び越えて、敦成様を東宮に立てられたのはなぜでございますか。より強い力をお持ちになろうとされたのは?」 
まひろの言葉は、辛辣ですね。
道長は、「おまえとの約束を果たすためだ。」と答えます。
「これからも、中宮を支えてやってくれ。」

彰子を慰める和歌の会。
赤染衛門、まひろ、和泉式部が、歌を詠みます。
これらの和歌が、どうなのかは、さっぱり私には、わまりません。
そこへ、清少納言が、敦康親王からのお届け物・つばき餅を持ってきます。
清少納言にしたら、敦康親王のことが忘れられていくように思ったのでしょう。
赤染衛門が、「今は歌を披露している、優れた歌詠みであるあなたも詠んではいかがか」 
「ここは私が歌を詠みたくなるような場所ではございませぬ」 とキッパリ断る清少納言。
まひろは、清少納言は、得意げな顔をした、ひどい人になってしまった……。 と書き記します。
紫式部と清少納言って、仲良くなかったと思ってました。最初の頃、仲よさげなのに違和感がありました。
ようやく想像通りの関係になったように思います。

敦康親王が中宮のところへやってきます。
御簾ごしでは、お顔が見えないと、御簾を超えて、中宮の顔をみにいきます。
一同驚きます。
そのことを知った道長は、敦康親王が二度と内裏にあがれぬようにと、行成に言います。反発する行成。
道長の取り越し苦労ではないかと思うのですが、道長の命令は、ききいれられるのでしょうか。

賢子と乙丸が、都を歩いていると武者行列と出会います。
その行列に双寿丸。
「帰ってきたら、また夕餉によりなさい。」と言う賢子。
本当にやってきます。
まひろも帰ってきます。偶然でしょうか。
双寿丸という人、悪い人には見えませんが、どうみても、賢子とは釣り合わない気がします。偏見かな。

道長が彰子に苦言を呈しています。
「これまでのように、お会いになるのは、いかがなものか。」「敦成様と敦良様をお慈しみくださいませ。」
彰子は、まひろに、「父上は、敦康様をはじき出そうとされているのであろうか。」
まひろは、「仲間をお持ちになったらいかがでしょう。」とアドバイス。
彰子は、弟たちを呼びます。
「困ったときは、皆の力を貸して欲しい。」と頼みます。
彰子にとっては、心強い味方ができた格好です。

妍子が御簾から出てきて敦明に「好き」。
こんな大胆な行動する女性がいたのか?甚だ疑問です。
止めたのは敦明の母である娍子でした。 

藤原通任を参議にすると帝が言い出しました。通任の後任者として、明子を母とする藤原顕信を蔵人頭にすると言い出します。
道長は、顕信のことを固辞します。
父に道を阻まれたと思った顕信は、出家します。びっくり。

光る君へ 第40回(10/20) 君を置きて

2024-11-02 20:34:49 | ドラマ
源氏物語談義。
帝は、「華やかで、しかも、恐ろしい。」
道長は、「不実の罪は、必ず己に帰ってまいりますので。」
よく言うわと思ってしまいました。
あかねが、「罪のない恋などつまりませんわ。」
赤染衛門まで、「人は、道険しき恋にこそ燃えるものでございます。」

寛弘八(1011)年
中宮は、帝のことを案じます。
帝は、「苦しい想いをしておる民の心に少しでも近づくためだ。」と、薄着の理由を答えます。「民の心を鏡とせねば、人の上には、たてぬ。」
帝が、咳き込みます。体調が良くないようです。

道長は、大江匡衡 から、占いの結果を聞きます。
占いには、崩御の気がでているとか。
道長は、譲位に備えることとします。

次の東宮は誰か。
四納言の会合で、話されますが。
敦康親王をおすのは、行成ただ一人。道長に逆らえる者などいません。

道長は、東宮に会いにいったあと、娘の妍子のところへ。
妍子は、彰子と性格が違うようです。派手好きで、ものを買うのにためらいもありません。「父上のために、我慢して、年寄りの后になったのに。敦明様が良かった。」と。

一条天皇は、敦康親王を東宮にと願いましたが、あの行成に反対されます。外戚が大事ということらしいです。
天皇の意に反してまで、自分の孫を天皇にと思うことは、権力者として、当然かもしれませんが、やはり、悲しいことだと思います。

道長が、次の東宮は、敦成親王にと中宮に伝えると。
「なにゆえに、私にひとこともなく、次の東宮を敦成に、お決めになったのか。」と怒りまくります。
「父上は、どこまで、私を軽んじられるのですか。」
「政を行うは、私であり、中宮様ではございませぬ。」
これは、きついひとことです。
あのおとなしく、言われるままに歩んで来たはずの彰子が、すっかり大人になり、人として、成長しました。
成長した故に、味わう悲しみだったのかもしれません。
彰子が、かわいそうでなりませんでした。

一条天皇は、譲位。
在位期間は、25年。
三条天皇の御代、東宮は、敦成親王。

一条天皇は、辞世の句を詠みます。
「露の身の 風の宿りに 君を置きて 塵ちりを出でぬる ことぞ悲しき」
副題の「君を置きて」は、この辞世の句からとられたものだったのですね。
一条天皇崩御。

賢子、双寿丸に助けられます。
双寿丸役、伊藤健太郎さんが演じています。復帰できたのですね。
双寿丸に、お礼のごちそうをといって、家に連れてきたとき、まひろが、帰ってきます。つづく。

一条天皇崩御。
幸せだったのかなあ。愛する定子を失って、彰子になかなか心を開けず。
やっと心を開いて、二人の子供を授かるものの、敦康親王を次の東宮にできなかったのは、心残りだったことでしょう。
逆に言えば、敦康親王が次の東宮になったことで、道長の座は、盤石です。

次々回のヒロイン

2024-10-29 13:32:57 | ドラマ
本日、NHKの列島ニュースの中で発表されました。
前日より、発表されることが発表されていましたので、リアルタイムで番組を視聴しています。

ヒロインは、髙石あかりさんです。
顔を見ても、見たことない人だと思いました。
小泉せつのイメージには、ぴったりのような気がします。

今度こそ、小芝風花さんと期待大。
前評判もダントツそうだったので、ワクワクしながら、番組を観ていました。
残念と同時に、今さら、朝ドラに出なくても、女優としての地位を確立してるしなとも、思いました。
小芝さんは、丸顔なので、小泉せつさんのイメージとは、違っているかもしれません。
でも、いつか、朝ドラヒロインをやって欲しい女優さんです。

光る君へ 第39回(10/13)  とだえぬ絆

2024-10-26 21:29:59 | ドラマ
寛弘六(1009)年
彰子は、敦成親王に続いて年子の御子を出産。
御子のうぶやしないが、行われていました。

賢子に、左大臣からの賜り物。
中宮が身につけるような立派な反物が入っていました。
惟規が、「やっぱり自分の子は、かわいいんだな。」とポロッと。
為時は初耳だったそうです。
道長はもちろん、賢子も、知らない事実。
いつかまひろが、道長に話すときがくるのでしょうか。

寛弘七(1010)年
道長は、盤石。
仲間たちと宴を開いています。
「俺の目の黒いうちに、敦成様が、帝になられるお姿をみたいものだ。」
これが、道長の本音でしょう。
伊周は、具合が悪いらしいと。
伊周も、道長にとっては、邪魔な存在です。
心の中では、きっとほくそ笑んでいることでしょう。ちょっと悲しいです。
まがりなりにも、二人は、いとこ同士なのですよね。

伊周、臨終。
伊周は、嫡男・道雅に、「左大臣には従うな。」。
翌日、伊周は、36年の生涯を閉じます。

伊周の死を悼む帝。
敦康親王の元服を急がせます。
一条天皇としては、なんとしても、敦康親王に後を継いで欲しいはず。
一条天皇も具合が悪そうなのが、気がかりです。

中宮とまひろが、学んでいます。
そこへやってくる妍子。道長の次女です。
彰子と性格は、全然違うようです。
18歳も年上の居貞親王の后となるようですが、それが、不満のようです。
彰子は、「宿命にあらがわず、その中で、幸せになるが良い。」良いこと言いますね。
妍子は、「私たちは、父上の道具でございます。」
本当のことですけど、ズバリ口にだすのが、妍子という人なのでしょう。

妍子は、東宮の后となります。
幸せそうではありません。
妍子の敦明親王の舞にうっとり。何か起きる前兆でしょうか。

惟規が、従五位の下。
いとは、この日が来ると思って、赤い束帯を準備していました。
いとにとって、惟規が、我が子のように思えるのでしょう。幼いときから、ずと育てていたのですから。

賢子の裳着が、行われます。
「母上と同じ道を生きたくは、ございませぬ。」

まひろと惟規。
「親子って変わらないようで変わるんだな。」
「賢子の母上は、姉上だけなのだから。」「きっとみんなうまくいくよ。」
優しい弟をもちましたね、まひろ。

越後の守に任じられた為時。
越後へ向かう為時と惟規一行。
突然、惟規が馬上で倒れ込み、馬から転げ落ちてしまいます。 
な、なんだと思ってしまいました。
あっという間に床につき、辞世の句を書いて、亡くなります。
ナレ死というのも、あるけれど、亡くなる時を描かれるのをみると、涙してしまいます。
紫式部の弟という立場、居心地悪かったでしょうね。


光る君へ 第38回(10/6)  まぶしき闇

2024-10-23 09:21:56 | ドラマ
前回の続き
ききょうが、まひろに何を言い出すのか興味津々でした。
まず、「ひきこまれました。」と源氏物語を褒めたあと、「まひろ様は、根がお暗い。」
物語の内容をけなしつつ、まひろの漢籍知識については、褒めるという。
まひろは、ききょうを藤壺にスカウト。
ききょうは、定子命ですから、定子の身内を支えるために生きていると答えます。
次に、「なにゆえ、源氏物語をお書きになったのですか?」
まひろは、左大臣に頼まれたからと言いますが。
ききょうは、「帝の心から、亡き定子様を消し去るために。」「源氏物語を恨んでおりますの。」
結局、源氏物語の存在自体に嫌悪感を抱いていると言いたかったみたいです。
よく言われていたのが、紫式部と清少納言は、仲が悪いということでした。
今まで、仲が良いように描かれていたので、違和感を感じていました。
この二人の会話で納得です。

寛弘六(1009)年
敦康親王の元服の話が持ち上がります。
敦康親王は、彰子を慕っているので、元服して、藤壺を出るのが嫌らしいです。

道長の元へ、敦成親王を呪詛した札が、届けられます。
犯人捜しです。
円能という僧が浮かび上がり、伊周につながっていきます。
伊周が、敦成親王を恨むのも、しょうがないですが。

彰子と帝の会話。
すっかり仲睦まじくなりました。
彰子は、「私の敦康親王への想いは、変わりませぬ。闇を照らす光でした。」
帝も、彰子の言葉に心打たれたと思います。敦康親王も敦成親王も、同じ我が子ですからね。本音では、敦康親王への想いは強いと思います。

まひろが、宮の宣旨に「子を想う気持ちは、なかなか届かぬようで困ります。」「夫婦であっても、親子であっても、誠にわかりあえることなどできぬのではあるが。」と答えます。
この宮の宣旨の言葉は、心に響きました。

伊周は、道長を呪詛。
そこへ駆けつける隆家。
伊周は、すでに精神的に病んでます。

道長が頼通をよびます。
「これより、俺とおまえがなさぬことはなにか。」
頼通が、帝に仕え朝廷の繁栄と安寧をはかることとありきたりのことを言います。
道長は、「われらが、なずことは、敦成様を次の東宮に。一刻も早く即位。」「家の繁栄のためではないぞ。」「なすべきは、揺るぎなき力をもって、民のために良き政を行う。」
普通に考えれば、敦康親王が次の東宮になるはず。
それを翻すには、何らかの理由が必要となるでしょう。

臨時の除目。
道長の想いを反映した人事。
頼通も、19歳にして、権中納言。
為時が、8年ぶりに任官。

道長と倫子。
頼通の婿入り先を検討。
道長は、「男の行く末は妻で決まる。そなたのおかげである。」
今の道長があるのは、倫子のおかげというのは、間違いないです。
頼通の婿入り先、隆姫女王。

道長が、まひろのところへ。
まひろの娘・賢子の裳着が近いので、何かいただけないかと。
道長は、賢子のこと、知っているのでしょうか。この様子だとわかっていませんよね。

まひろは、藤壺の人気者になりそうな方として、和泉式部を推薦。
和泉式部、恋多き女性だったのですね。全然知りませんでした。
確かに、華やかさがあります。

道長は、彰子と敦康親王が仲良いのを、快く想っていないようです。
敦康親王の元服を急がせます。
その年の6月、頼通結婚。彰子が妊娠。二度目の出産です。
中宮が子を産むまで、元服を延期せよと帝。
道長の思惑が外れ、次善の策を考えます。敦康親王の在所について。
伊周は、体調が悪そうです。
道長は、伊周に、「今後、おまえが政に関わることはない。」

道長が、だんだんと権力者の道を進んでいきます。
若い頃の想いは、忘れてしまったのか。
若い頃のまんまだと、藤原氏の栄華は築かれなかったでしょう。

光る君へ 第37回(9/29)  波紋

2024-10-14 14:53:59 | ドラマ
倫子が、孫の敦成親王を抱いて微笑みます。
意味深な微笑みです。

寛弘五(1008)年
彰子が、内裏に戻る前に、帝にお土産をつくりたいと。
籐式部の物語を美しい冊子にして帝に差し上げたいと。
赤染衛門が、嬉しそうにしますが、前回の続き。
「左大臣様とあなたはどういうお仲なの?」
まひろは、何も答えませんでしたが、赤染衛門は、「お方様だけは、傷つけないでくださいね。」と釘を刺します。

冊子作りが始まります。
大勢の人たちを巻き込む一大事業ですね。
各巻の清書は、何人かの能書家に依頼されます。
製本作業、彰子も手伝います。
心がこもったお土産になりますね。
帝に献上する源氏物語は、こうして完成します。
きれいな紙に書かれた源氏物語、世界に一冊しかありません。素敵すぎるお土産です。
まひろ自身も、嬉しかったでしょうね。

まひろは、彰子に、「一度里へ下がることをお許しください。」と願い出ます。
「内裏に戻るときは、一緒にまいれ。」といって、里帰りが許されます。
すっかり風格が出てきた中宮・彰子。
女性は、母親になると強くなりますね。

まひろが実家へ。
賢子、大きくなりました。
何年ぶりの再会なのでしょう。
他人行儀の賢子。おそらく、為時やいとに育てられたのでしょうから、やむを得ません。
親子の感動的な再会とはなりませんでした。
ゆうげで、まひろは、酔っ払って、内裏での生活の話ばかり。
さすがに、娘の前で、酔っ払うのは、母として失格だと思います。

彰子から、戻って来てほしいという文が届きます。
賢子は、まひろに、「いったい何しに帰ってこられたのですか。」「母上は、ここよりあちらの方が楽しいのでしょう。」「嘘つき、母上なんか大嫌い。」
娘は母に厳しいですね。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』を思い出しました。あのときは、娘の誤解でしたが。
為時は、「おまえがいない間、あの子の友は書物であった。」似たもの親子なのかもしれませんね。

彰子が敦成親王を連れて、内裏の藤壺にに戻ります。
待ちわびていたのは、敦康親王と帝。
帝は、彰子のお土産をいたく気に入り、「読み上げる会を開いてはどうか?」と提案します。

伊周は、道長を呪詛しています。
諦めが悪いですね。弟の隆家は、わりきっているのに。

まひろは、女房たちの叫び声を聞きます。
どうやら、盗賊侵入。盗賊のひとりが、伊藤健太郎さんが演じています。復帰したのですね。重要人物なのか。

道長は、まひろに、中宮のところへ真っ先に駆けつけてくれて、「よくやってくれた。」と。
「敦成親王様は、次の東宮になられるお方ゆえ。」とも。
次の東宮ということは、敦康親王を差し置いてということですよね。
まひろが、驚いたのは無理もありません。
もはや、道長は、権力を欲しないかつての道長ではありません。

寛弘六(1009)年
伊周に正二位。道長と同じ位です。

清少納言が、まひろのところへ。
「光る君の物語、読みました。」つづく。
清少納言が、まひろに、何を言うのか楽しみです。けっして、褒めないでしょうが。




光る君へ 第36回(9/22) 待ち望まれた日

2024-10-11 20:43:39 | ドラマ
感想が遅れまくってすみません。

寛弘五(1008)年
敦康親王は、彰子と仲良し。
親王にすれば、幼いとき、母親を亡くしているのですから、彰子をははとしてみているのかもしれません。
道長が、倫子に、「中宮様がご懐妊あそばされた。」
道長にとって、願いが叶ったこととなります。

まひろが中宮のところへ。
中宮は、まひろに、なぜ漢籍に詳しいのか知りたがっています。
まひろは、父が学者だったことからと答え。
「学ぶことは、いつからでも、始められます。」と中宮に言うまひろ。
中宮は、漢詩を習いたいと。
まひろが、教えることから、これが、家庭教師だったと言われるゆえんですね。

道長は、斉信、公任、行成、俊賢らと酒を飲んでいます。 
いつもの4人衆。
「御子であったらややこしい。」と、公任は、危惧しています。
いつの世も跡継ぎ問題で、争いが起こるということでしょう。

中宮が出産のため、土御門に退出することになります。
残念がる敦康親王。我が子が生まれたら、我が子の方をかわいがるようになるのは、やむを得ません。が、かわいそうでもあります。

倫子は、まひろに礼を言います。「籐式部の物語が、帝と中宮様をかえてくれた。心からありがたいと思っておる。これからも、中宮を頼む。」
母として心からの言葉だと思います。

まひろは、中宮に、「人の好き嫌いの心は、かわりやすいもの。」「傷とは、大切な宝なのでございます。」
なかなか深い言葉です。

女房たちの間で、まひろと道長の関係が噂になっています。
女性だけの世界、怖いです。
江戸時代の大奥を思い出しました。

道長は、中宮出産記録を、まひろにつけるように、依頼します。
中宮の出産が始まります。
あのように仰々しく行われたとは、興味深いです。
一方で、中宮を呪詛する伊周。
御子が生まれます。
これで、道長の権力の座も安泰です。
次の帝になれればの話ですが。
月を愛でるまひろ。そこへ、道長。

御子は、敦成親王と命名。
50日の祝い。
道長がまひろをよび、「なんぞ歌を詠め。」
あうんの呼吸で歌をかわす道長とまひろ。
赤染衛門が、まひろに、「左大臣様とあなたは、どういうお仲なの。」
なんて答えるのでしょう?まあ、本当のことは言わないでしょうけど。

3年A組 再び

2024-10-04 21:15:59 | ドラマ
Huluで、視聴しました。
2021年5月に視聴してから、3年以上の月日が経ちました。
また観ようかなと思ったきっかけは、『虎に翼』を観てから。
望月歩くんが、『3年A組』に出ていたことがわかり、3年前は、全然意識の外だったので、どんな立ち位置かなと思いみはじめました。
最初の頃は、席が一番前で、永野芽郁ちゃんの隣というだけで、台詞も少なかったのですが。
途中、スポットをあびる回が、ありました。
彼は、いろいろな役ができそうで、これから出てくるのではないでしょうか。

本題のドラマについての感想は、2021年5月20日のブログをご覧下さい。
大きく変わったところは、ありません。
ただただ、菅田くんの演技が素晴らしいと思いました。
涙しそうになる場面が、多数ありました。
このドラマを多くの人に観て欲しいと切に思いました。
いまだ、絶えないSNSでの誹謗中傷に、警鐘を鳴らしていると思います。

このドラマを観たあと、続々と生徒役の人たちの朝ドラ出演が増えました。
なかでも、ヒロイン役を演じたあるいは演じる予定の人を含めると4人も出ているのは、凄いなあと思います。
追加分を含めて記載します。

今井悠貴『虎に翼』
今田美桜『おかえりモネ』『あんぱん』主演予定
上白石萌歌『ちむどんどん』
川栄李奈『とと姉ちゃん』『カムカムエブリバディ』主演
佐久本宝『エール』
富田望生『なつぞら』『ブギウギ』
永野芽郁『半分、青い。』主演
萩原利久『エール』
福原遥『舞いあがれ!』主演
堀田真由『わろてんか』『エール』
望月歩『エール』『虎に翼』
森七菜『エール』 

最後に主演・菅田将暉くんの朝ドラ出演は、『ごちそうさん』『まんぷく』の二作です。      

光る君へ 第35回(9/15) 中宮の涙

2024-09-28 21:43:25 | ドラマ
寛弘四(1007)年
道長を狙う伊周。
宿につき、食欲のない道長を心配する頼通。
「父上を背負っていく。」という頼通。
頼もしい息子をもちましたね、頼通。
俊賢は、頼通を褒めると同時に甥の頼宗の聡明さも強調。
道長は、「地位が高くなることだけが、人の幸せではない。」とキッパリ。
明子の生んだ子たち、表舞台に立つことはなかったような。

帝は、まひろのところへ行き、源氏物語について尋ねています。
また、左大臣の想いについても。
まひろは、親心故の行為だと言います。
道長にとって、彰子の懐妊こそ、自分の出世の道につながると思ったからでしょうか。ドラマでは、彰子の幸せを願ってみたいになってますが。

御嶽詣の様子が描かれます。
綱を頼りに崖を上がっていきます。大変そう。
だからこそ、御利益があるのかもしれません。
京をたって、9日目、山上にたどりつきます。
道長は、自ら書き写した経典を捧げます。

京へ戻るとき、伊周が、道長を射止めるように指示。
どうなるのかとヒヤヒヤしましたが、道長一行を助けたのは、隆家でした。
兄弟といえども、考え方がまるで違うのでしょう。
隆家としては、伊周を守るためだったようです。

無事に京へ戻る道長一行。
道長は、まひろのところへ。
源氏物語の進行状況をみるため?
まひろは、「我が身に起きたことは、すべて物語のようにございます。」
道長は、物語上、不義密通で生まれた子について、追求しますが。
賢子が、自分の子供だとは気づかないようです。

この年の10月、あかねの想い人、敦道親王が亡くなります。
「まるで私がお命を奪っているみたい。」と嘆くあかね。
まひろは、「亡き親王様との日々をお書きになったら良いでしょう。」
文学が生まれる理由に、愛しい人を失ったときと言うのもあるでしょう。

中宮が、まひろのところへ。
中宮は、「光る君に引き取られる姫は、私のようだ。この娘は、このあとどうなるのだ。」とまひろに問います。
「光る君の妻になるのがよい。」と、中宮は、まひろに訴えます。
まひろは、中宮に、「帝にまことの妻になりたいとおっしゃったら、良いのではないでしょうか。」
帝がやって来て。
中宮は、帝に、「お慕いしております。」と涙ながらに言いました。
史実としては、あり得ないかなと思うのですが、ドラマとしては、感動的なシーンでした。あの自己主張をしなかった彰子が、初めて、本音を帝に伝えることができたからです。

帝が藤壺へ。
彰子は二十歳になっていました。
帝とまことの夫婦になることができました。
本当に良かったです。
一条天皇としても、定子のことを長い間忘れることができなかったでしょうし、幼かった彰子を置き去りにしてしまったのも無理はありません。
一条天皇と彰子が結ばれたことは、歴史上、重要案件となりますね。

安堵したのは、紛れもなく道長。
まひろのアドバイスが効いたのかも。
それとも、道長の御嶽詣の御利益かも。
歴史が大きく動き出す兆しとなりました。

このドラマを観ていて思うのは、一条天皇を演じる塩野瑛久さんのかっこよさです。帝役が、これほど似合う人をみたことがありません。初見ですが、今後の活躍も楽しみな俳優さんです。

光る君へ 第34回 目覚め

2024-09-14 20:25:12 | ドラマ
寛弘三(1006)年
「われらの訴えを陣定に、おかけ下さいませ。」と興福寺の僧。
道長は、「やってみよ。これほどの暴挙、許しがたい。」。
当時の僧が、力で訴えてくるとは、知りませんでした。
対抗するには、検非違使しかないですよね。

藤壺では、敦康親王と彰子が仲良く遊んでいます。
そこへ斉信が、やってきて、彰子を隠すようにと。
まひろは、清涼殿への避難を提案。

土御門に道長に会いに来た定澄。
定澄は、四つの要求を出します。受け付けられたのは、4つめの公への参列のみ。
にしても、僧の力は、強かったのですね。道長にこれだけの要求をつきつけるとは。

道長の悩みと言えば、彰子がいまだ懐妊せず。
道長もただの人になってしまいましたね。以前は、権力とか無頓着だったはずなのに。
まひろに、「なんとかならぬか。」
「おそれながら、中宮様のお心が、帝にお開きにならないと、前には進めません。」ですよね。まひろの力では、どうにもならないところもあります。

寛弘四(1007)年
倫子が、六度目の出産、四女・嬉子を生みます。
長いこと寝込んだそうです。ところで、倫子は、何歳だったのか。

中宮が、まひろのところにやって来ます。
「そなたの物語だが、面白さがわからぬ。」。
実際に、彰子が紫式部を訪ねることがあったのでしょうか。
というより、紫式部は、彰子の家庭教師みたいなものという認識でしたので、この描き方には、違和感を覚えます。
だんだんと家庭教師的存在になっていくのかもしれませんが。

源氏物語が、広まります。
帝が、まひろのところにやって来ます。
帝が訪ねてくるぐらいだから、彰子もありでしょうか。
帝は、まひろに、「なぜそなたは、この物語を書こうと思ったのか。」
まひろは、道長から頼まれたことを話します。書いているうちに、帝のお悲しみを肌に感じるようになりましたと。
帝は、「そなたの物語は、朕に語りかけてくれる。」
すっかり、帝は、源氏物語に、ハマってしまったようです。

3月3日 曲水の宴
曲がりくねった水の流れに沿って座り、和歌や漢詩を読んで競い合う催しです。 道長が、中宮彰子の懐妊を願って。
こうやって、当時の宮中行事が紹介されるのは、面白いところです。
雨が降り出します。
雨があがったあと、彰子は、道長が笑ったのをみてびっくりしたと。
まひろは、「殿御は、みな、かわいいものにございます。」「帝も殿御にございます。」「帝のお顔をしっかりご覧になって、お話しされたらよろしいと存じます。」
まひろの言葉を聞いて、彰子の帝に対する見方が変わると良いですね。

道綱の家が焼け、敦康親王が病に伏せ。
道長は、吉野の金峯山に詣ることを決めます。
息子の頼通(すっかり大きくなって。)も、一緒に。
伊周は、またとない機会だと何かを企んでいる様子。
道長と頼通が、ここで、亡くなることはないので、企みは、失敗することでしょう。
道長・頼通と二人の名前が出てくるとなんかホッとします。
あの歴史で習った二人だという気がして。
他の人は、歴史の教科書では、ほとんど出てきませんから。




ドラマ 笑うマトリョーシカ

2024-09-07 22:46:36 | ドラマ
今季、朝ドラと大河ドラマ以外で、ちゃんと視聴した唯一のドラマです。
主演は、水川あさみさん。
どうしても、朝ドラ『ぶぎうぎ』でのお母さん役のイメージ。
櫻井翔さん演じる清家一郎のハヌッセン探しみたいになりましたが、結局、ハヌッセンはいなくて、すべて清家一郎が演じていただけでした。
拍子抜けです。
親友の鈴木俊也、続いて恋人の真中亜里砂、ラスボスは、母の清家弘子だと思っていたのに。
亜里砂を演じる田中桃子さんも、弘子を演じる高岡早紀さんも、怖かったです。
女性の怖さみたいなのをみながら、背中がゾクッとして、たまらない部分もありました。
俊也役の玉山鉄二さんは、早い段階でいい人に変身しましたね。
櫻井さんの演技が、妙に芝居がかっていると思っていたら、それも演技だったとは、まいりました。
暗い話の中でも、同僚の山中と青山の存在は、ホッとするところでした。
原作には、もしかしたら、いないのかもしれませんが。
主人公の道上香苗の家族の問題も描かれましたが、中途半端だったと思いました。子役の森優理斗くんは、『麒麟がくる』『鎌倉殿の13人』『らんまん』と立て続けにNHKドラマに出演していて、芸達者だなと改めて思いました。夫役は、『虎に翼』に出演中の和田正人さんでした。
もし、清家一郎のような人が、総理大臣になったら、恐ろしいことだなあとも思いました。まさに、和製ヒットラーですよね。
原作の主人公は、清家一郎らしいので、原作本を読んでみようかな?

光る君へ 第33回 式部誕生

2024-09-03 14:18:59 | ドラマ
寛弘2(1005)年
いよいよまひろ宮中へ出仕。
藤原氏の出、為時が式部省蔵人だったことから、籐式部とよばれます。
いつ紫式部に変わるのでしょうか。
藤壺にて、まひろの役目は、物語を書くことです。
周りのざわざわに、集中できないまひろ。
道長に、里で書きたいと申し出ます。が、なかなか許しが出ません。
どうしても里に帰って書きたいと言うまひろ。

彰子を見つけるまひろ。
彰子が、まひろに対して、好きな色は、空の青だと言います。
なぜ彰子は、まひろに心を開いたのでしょうか。
里に下がる挨拶をしに来たまひろに。
里に帰ったまひろは、物語の執筆がはかどります。
よくわかりませんが、物語を作り出すには、環境、大事だと思います。

寛弘3(1006)年
陣定で、伊勢守の人事で、もめます。
右大臣は、平維衡をすすめ、反対する左大臣・道長。
道長は、武で争う者を任じて良いのかと。

道長は、伊勢守に、平維衡を任じますが、帝に速やかに交代するよう進言。
道長は帝に、「今は寺社ですら武装し、武力で土地を取り合っている。さらに国司になるようなものが弓矢を専らにするようになればどうなのか」「 武力を盾にして、朝廷を蔑ろにする者が出てくる。血で血を洗う世にならぬよう、この国のためを思えばこその諫言だ。」
さすがに、道長の言葉に心を動かされる帝。伊勢守を交代させると約束します。
道長が、だんだん、権力者らしくなってきました。
以前は、権力に無頓着だったはずなのに。
地位が人をつくると言いますね。

まひろの物語、続きができあがります。
左大臣に渡すと彰子に報告。
帝が読むものを自分も読みたいと言う彰子。
これまでのところを話すまひろ。
続きは、藤壺で書くと言うまひろ。
なぜでしょうか。たぶん、彰子に物語を語って聞かせたことで、彰子のそばで続きを書きたいと思ったのでしょう。

帝が、まひろに会いに来ます。
最初は、腹がたったが、心にしみいっていったと。皆に読ませたいとまで言われます。
褒美は、扇子。
幼き頃のまひろと道長が描かれていました。

大和から僧兵が都へ押し寄せてきました。
道長に面会に来たのは、興福寺の定澄。
「我らの訴えを陣定でとりあげよ、さもなくばこの屋敷を取り囲み、焼き払い奉る。」
「やってみよ。」と言う道長。
え~~~?どうなるの都。
まだ武力が力をもつ時代ではありませんよね。

ドラマ アンナチュラル

2024-08-30 22:52:44 | ドラマ
U-nextで、視聴しました。
2018年1月から3月まで放送されたものです。
TBS系金曜ドラマ枠。
主演は、石原さとみさん。脚本は、野木亜紀子さん。
法医学の話ということで、おそらく、リアルタイムで観なかったのだろうと思います。法医学というと、どうしてもグロテスクな場面が多いかなと思って。
怖い物は嫌だなと思いつつ、みはじめました。
法医学の奥深さにグッと心をつかまされました。
出演者の面々も、演技力のある人たちばかりでした。

毎回事件が起きるのですが、そんな中、ずっと縦糸のようにつながった事件があり、その事件は、最終回で回収される形になっていました。
印象的だったのは、第7回の「殺人遊戯」と最終回でしょうか。
第7回は、学校におけるいじめをとりあげていました。いじめに苦しめられた男子生徒が、復讐のために自殺する事件。いじめは、絶対許されないなあと切に思いました。ドラマでも、いじめをしていた生徒に、反省の色は見えませんでしたしね。
最終回は、物語の中で、最初から出てきて、つながっていく事件でした。
井浦新さん演じる中堂が、恋人を殺された事件。
中堂が、犯人を殺害するのではないかと戦々恐々としましたが。逮捕されているので大丈夫でしたし、殺人協力した記者を殺そうとしましたが、といっても、ちゃんと解毒も準備していたので、脅すことが目的だったと思います。
『アンチヒーロー』ではありませんが、大事な人を殺した人を殺したいと思うのは、人として当然なのではないかと思いました。
殺された大事な人は、かえってこないのですけどね。
他のお話も、興味深く、面白かったです。
化学用語が出てくるとき、リケジョの私としては、心の奥をくすぐられるとでもいいましょうか。ワクワクしました。

今回注目の俳優さんは、望月歩くん。
第7回のみ登場です。
直近では、『虎に翼』で書記官・高瀬役。『老害の人』では、主人公の孫役でした。調べてみると、『3年A組』にも出ていたらしいです。
『3年A組』で、生徒役をした人たち、現在活躍中の人が多すぎませんか。

続編は、つくられないのでしょうか。
以前観た『MIU404』には、ちょこっと出演者の人たちが出ているようですね。

光る君へ 第32回 誰がために書く

2024-08-25 21:58:51 | ドラマ
源氏物語のことでしょう。
元々は、帝へ献上するため。

寛弘二(1005年)
脩子内親王の裳着が、行われました。
一条天皇の真の目的は、道長のけん制。

まひろは、帝へ献上する物語をきっかけに、書きたいものが、どんどん湧き上がってくる、私のために書きたい。
副題の誰がために書くは、自分自身のためになっていったのですね。
だからこそ、物語を書き続けられたのだと思います。

帝は道長に、陣定に、伊周をよぶように願います。
いまだに、定子への執着が強いのでしょう。
難しいが努力してみると答える道長。
差し上げた物語については、まだ読んでないらしいです。
そのことをまひろに伝える道長。
落胆しないまひろ。

一条天皇は、まひろが書いた物語を読んで、まひろに興味をもったようです。
会ってみたいと。その前に続きを読みたいと。

道長は、まひろに、「中宮様の女房にならぬか。」。
あまりに突然でびっくりしましたが。
帝が物語を読みたいと中宮の元を訪ねるのではないかという策略。
それは、良いことを考えたものだと納得です。
どういう経緯で、紫式部が、彰子の女房になるのか、とても興味がありました。家庭教師になったというのを読んだことがあるのですが。
真相は、わかりません。

まひろは、自分たちの生活のことを考え、藤壺にあがることを決めます。
気がかりなのは、賢子のこと。7歳とか言ってましたよね。まだまだ母が恋しいときだと思いますが、永遠の別れというわけでもなさそうです。

まひろは、藤壺で物語を書くために出仕。
その前に挨拶にいき、赤染衛門と話をします。
「人の運不運は、どうにもなりませんわね。」
赤染衛門という名前は、知っていましたが、倫子の女房だったのですね。
彰子のことを謎という表現をしていました。
まひろが、彰子については、赤染衛門から引き継ぐという格好になるのでしょうか。

道長の元に、安倍晴明、危篤の知らせ。
安倍晴明は、「あなた様の家からは、帝も皇后も関白も出られましょう。」「光が強ければ闇も濃くなります。」
安倍晴明の予言どおりになります。
何かもっている人だったのかもしれません。
自らの予言どおり、亡くなるのも、不思議な気がします。
道長は、今後、安倍晴明の代わりに誰を頼りにするのか。

一条天皇は、伊周を陣定によびだします。
その夜、皆既月食と火事が起きます。
一条天皇は、逃げない彰子の手をひいて、逃げます。
帝は、いい人なのでしょうが、定子のことを忘れるには、時間が必要なのでしょう。

まひろは、藤壺で働くため、家を出ます。
為時に、賢子のことを頼みます。
為時が、「おまえが、おなごであって良かった。」と言います。
今までは、まひろが男であったらと何度も言ってましたよね。

いよいよ、まひろ、藤壺へ。
ちょっと江戸時代の大奥を思い出しました。
女の園みたいで、怖いですね。

光る君へ 第31回 月の下で

2024-08-20 21:43:28 | ドラマ
道長がまひろを訪ねた理由は、「かささぎ物語」を読ませて欲しいと。
それを中宮様に献上したいと。
燃えてしまってもうないとまひろが言うと、「中宮様のために、新しい物語を書いてくれぬか。」
親心というところでしょうか。

寛弘元(1004)年秋
斉信が、従二位。公任を追い抜いての出世。
公任は、出仕しなくなります。
斉信が、公任のところへ。
出仕するように促しますが、良き返事はなく。
そこへ、実助もやってきて、斉信と同様のことを言います。

道長と倫子の間の隙間風。
娘を想う気持ちは、同じでもやり方は違ってしまうということなのかも。
彰子の現状を想うと二人ともいたたまれなかったでしょう。
明子もまた、道長に息子の出世を頼み、道長の機嫌を損ねてしまいます。
道長は、内裏に泊まる日が多くなりました。
内裏にも、道長が泊まる場所があるのに、驚きました。

道長のところへ、まひろより文。
「中宮様をお慰めするよう、精一杯書きたいと思います。」
紙を注文します。
道長自ら、まひろのところへ、越前和紙を届けに来ます。

物語ができあがり、道長へみせます。
褒められるまひろですが、納得できず。
道長が、これは、帝に献上したいと、本心を明かします。
まひろは、帝のことを話して欲しいと道長に頼みます。
夜明けまで話し込む二人。
そんなにお互い好きなら、まひろは、妾になれば良かったのにと思ったりします。
「帝もまた人でおわすということですね。」
二人で月を見あげます。副題のシーンです。

まひろ、新しい物語を書き始めます。
いよいよ源氏物語が書き始められるのですね。
帝のために書いたものなのでしょうか。
物語を書き始めるきっかけには、いろいろな説があるようですが。

源氏物語、今一度読んでみようかと思ったりもします。
大昔、もちろん現代語訳ですが、途中まで読んだ覚えがあります。
たぶん、源氏物語を良く知らないと、このドラマを心底楽しめないのではないかという想いにかられました。