ポチの女房

専業主婦のつぶやき

虎に翼 第124回

2024-09-19 22:03:04 | 虎に翼
並木美雪は、駅の階段から男の子を突き落としたという理由で、家裁にいるようです。
審判が始まると、明らかに嘘泣きする美雪。美佐江をみるようです。
美雪の言い訳も嘘くさい。と思ったら、突き落とされた少年は、言い訳を認めたらしいです。
寅子は、美雪を不処分。これで、終わるわけないと思うのですが。

昭和46年(1971)冬
涼子が司法試験に合格。しかし、司法修習は受けないと言います。

☆心に翼
涼子が、司法修習をうけない理由は、世の中への股間の蹴り上げ方。
弁護士になれなかったのではなく、ならなかった。
司法試験を受ける若者に法律を教えたいと。
涼子なりのけじめのつけ方であり、自分の人生を歩んでいるという感じで良いですね。

よねは、涼子から、「おきだてに難がある。」と言われたことを根に持っていたようです。

よねは、美位子に、「ここにいたいなら、いればいい。」「ただ、私たちのところへくる依頼人の話を盗みぎきするのは、やめろ。」「おまえが、かわいそうなわけでも、不幸で弱いわけでも、けっしてない。」
辛い経験をしたよねだから、言えることなのかもしれません。

朋一が訪ねてきて。
「裁判官、やめて良いかな。」
妻に離婚して欲しいと言われたようです。
仕事にいそしむあまり、家庭がないがしろになっていたのでしょうか。
今まで、そんなそぶりを見せなかったので、意外でした。
航一は、朋一に、「何も間違ってない。謝ることなど、なにひとつない。」

航一が、桂場のところへ。
美位子の事件が最高裁で審議されることになりそうです。

※次回への期待度○○○○○○○(7点)



虎に翼 第123回

2024-09-18 22:46:11 | 虎に翼
寅子は、家裁メンバーに、少年法改正に関する意見を求めることにしました。
ただ意見していたのは、少数でしたね。
朋一が積極的に意見していた中。
痛烈な意見を言う音羽。「家庭裁判所が反省すべき点も多々あると思います。」
彼女が訴えていたのは、人員不足。
寅子世代の人たちに責任があるとまで、発言します。
それに対して、寅子は、反論できませんでしたね。

猪爪家では。
直明一家が近所に引っ越すことになるので、集合。
猪爪家が出てくると雰囲気が明るくなって、良いですね。
直明も、自分の戦後が終わったと。
猪爪家家族会議・討論会。
寅子は、少年法についての意見を求めます。
花江が言っていたように、一般人には、ピンときませんよね。
私が印象に残ったのは、直人が、「どの少年が、凶悪犯罪に手をそめるかなんて、審判と面談だけじゃわからない。」と言ったところです。
そのために、詳しい調査が必要と言うことになるのかも。かといって、音羽が言うように、人が少ないという問題点があり。
一般人には、難しすぎる話です。

昭和46年(1971)夏
司法試験受験のため上京してきた涼子。
涼子様、今、何歳ですかってことです。
女子部の面々が集まります。

☆心に翼
よねが、「わたしらで、絶対こいつを受からせる。」
と言って、司法試験の問題をつくってきたところ。
結局、よねも、女子部の皆のことが大好きなんだなと思いました。
涼子様、受かると良いですね。

家庭裁判所で、美佐江そっくりの娘に声をかけられる寅子。
ホラーでしょうか。あの美佐江が、現れるとは。
20年近く前のことなので、同一人物ではあり得ません。
娘でしょうか?祖母のような人も出てきました。
ただ、家裁にいるということは、事件を起こしたということでしょう。
調査を担当した音羽の手首を調べる寅子。あの腕飾りは、なかったですね。

※次回への期待度○○○○○○○○(8点)




虎に翼 第122回

2024-09-17 22:01:40 | 虎に翼
朋一のこと、桂場のこと、少年法のことや家裁のこと、考えることが盛りだくさんの寅子ですとナレ。

寅子は、思い切って桂場の元を訪れます。
朋一らの異動について、質問。
桂場が、すべてを指示したようです。「裁判官は、孤高の存在でなければならぬ。」という理由で。
寅子は、「純度の低い正論は、響きません。」「穂高イズムは、どこにいったのですか。」
と言われても、正直、よくわかりませんでした。
不当な異動だということは、わかるのですけど。
桂場自身も苦悩しているのですよね。多岐川の亡霊をみたりして。
痛いところを突かれたのでしょう。

月に一度の法制審議会。
ライアンは、「少年法改正を急ぐ必要があるのか。」と、熱弁。
しかし、改正ありきで始まってますから、寅子たちの言い分が通るとは思えないのですよね。残念ですが。

笹竹で。
寅子、汐見、ライアン。
「会いたいね、タッキーに。」という言葉が、切ないです。
たらればですが、多岐川が生きていたら、きっと法制審議会も、実りあるものになるような気がします。家庭裁判所を愛の裁判所と言ってましたから。
少年法改正に断固反対したでしょうね。

昭和46年(1971)春 家裁少年部に配属される朋一。
義理とはいえ、親子で同じ部署って、本人たちも周りもやりにくいでしょうね。

最高裁調査官である航一が、山田轟法律事務所へ。

☆心に翼
よねが、美位子の話をします。
文字にするのが、恐ろしく悲しくて、書けないような人生。
よねは、「おぞましく人の所業とは、思えない事件だが、けっして珍しい話じゃない、ありふれた悲劇だ。」
「私は、救いようがない世の中を、少しでも、ましにしたい。」
珍しい話じゃないという台詞が、衝撃でした。
ありふれた話なの?こんな話が。
性暴力の話は、最近、よく耳にしますが、それが、珍しくないと言われてしまうと、人を信じることが怖くなります。

※次回への期待度○○○○○○○○(8点)
暗い話が続きます。

虎に翼 第121回

2024-09-16 22:32:18 | 虎に翼
「女の知恵は後へまわる?」
女は知恵の回りが遅く、事が終わってからいろいろと考えつく、という意味だそうです。あまり良い意味ではありませんね。

昭和45年(1970)7月
美位子の裁判は、最高裁へ上告。
ただ、最高裁で、あつかうべきかは、航一たち調査官に委ねられています。
重要な仕事ですね。

寒河江議員が、桂場を訪ね。
「最近のおたくらは、とても司法の公正を守っているとは言いがたいんじゃないかね。」
政治家の司法への介入、許されませんよ。
桂場長官も大変。笹竹に運ぶ心の余裕もないのかもしれません。

笹竹では。
寅子と汐見家族。
崔香淑が、原爆にあった朝鮮の人たちのために、支援したいと。
そのために、汐見は、裁判官を辞めると言います。

☆心に翼
汐見が、「僕以上に頼りになる相棒は、いないだろう。」
薫が、「家族みんなで、支え合って最高の弁護士事務所をつくるんです。」
梅子が、「最後は、良い方向に流れていくわね。」
これで、汐見一家は、大丈夫。

昭和45年(1970)10月
法制議会少年審議会が始まりました。
少年法を改正すべきかどうかの話し合いのはずが、少年法改正ありき。
反発する寅子たち。
少年に携わった人たちの意見を優先すべきと思うのですが、そんな風でもないですね。
多岐川が生きていたら、違っていたかもと思います。

優未は、笹竹で働き、週に2回は雀荘で働くと言います。
雀荘のイメージは、よくないのですが、両親とも反対しないのですね。
朋一が、家裁へ異動。明らかな左遷のようです。
朋一の話は、どっちでも良いように思います。

あと2週なのに、いろいろなことを詰め込みすぎのように感じています。

※次回への期待度○○○○○○○(7点)

虎に翼 第120回

2024-09-13 22:13:23 | 虎に翼
昭和45年(1970)6月法務大臣から少年法改正に関する諮問が法制審議会に出されました。

日曜日 多岐川の家に家庭裁判所創立メンバーが集まります。
崔香淑は、寅子に、「暴力はいけない。でも、声をあげた記憶は、自分の芯になる。」
薫は、恋人と別れて泣いていましたが。
母親と話しているうちに、別れて良かったと笑顔に。寅子も、「別れて正解。」
確かにそうだなと思います。その人の母親が朝鮮人だからという理由で結婚できない人とは別れて良かったと思います。

☆心に翼
香子が、「薫の前で、崔香淑を取り戻してみたい。」と言ったとき、多岐川が、「愛だよ、佐田くん。」
また、多岐川が、稲垣と小橋を抱いて、「遠いところ、わざわざありがとう。」と言ったところ。
家庭裁判所創立当時に戻ったような気がしました。

多岐川は、法務省の少年法改正、現少年法の基本的構造を変えることに反対すると。
桂場に電話して、少年法改正反対の抗議文をとりに来いと。
断る桂場。

その後、多岐川は亡くなります。
寂しそうな桂場。
どんな想いで、多岐川の抗議文を読んだのか。
会いに行けば良かったと後悔していたかもしれません。

※次週への期待度○○○○○○○○(8点)
予告に美佐江が出ていたのですが、どんな登場の仕方なのか興味津々です。
美佐江と会わなくなって、何年経ったのでしょう。
てっきり、東京に戻って再会すると思ってましたが。

虎に翼 第119回

2024-09-12 21:58:49 | 虎に翼
のどかが恋人を連れてくる日がやって来ました。
ところが、居間では、優未と航一が、議論をしています。
優未は、大学院をやめたいと。航一は、反対しています。

☆心に翼
寅子が、「優未の道を閉ざそうとしないで。」「どの道をどの地獄を進むか、諦めるかは、優未の自由です。」「努力した末に何も手に入らなかったとしても、立派に生きている人たちを知っています。」「優未が、自分で選んだ道を生きて欲しい。」
寅子の言っていることは正しいと思いますが、親として考えたら、大学院をやめて欲しくないと言うのが、一般的かなと思います。
せっかく今まで通ってきたのに。授業料も払ってきたのに。

のどかが、「たとえ、傷ついたとしても、自分の一番でいきた方がいいんだよ。」
理想ですかね。
のどかと芸術家の結婚、上手くいくとは思えないのですが。
ただ、人に言われて本意でない道を進むのは、良くないかなとも思います。

昭和45年(1970)3月
少年法改正論議
桂場が力を入れている課題は、公害事件。
桂場の「公害被害で苦しんで助けられるべき人は、速やかに助ける、それが、司法の力であるべきだ。」
桂場の法解釈が、原告勝訴へのきっかけとなりました。

優未は、大学院を中退。この先の人生を考え中。
こんな生活ができるのも、立派な両親のおかげですね。
たいていの人は、働かないと生活できませんから。

昭和45年(1970)6月
少年法改正議論が始まります。
少年法厳罰化です。
反対するライアンの味方は、寅子です。
少年法も取り扱うのですか。いやあ、どうなってしまうのか不安だらけ。

多岐川は、ほとんど寝たきり。

※次回への期待度○○○○○○○(7点)

虎に翼 第118回

2024-09-11 22:28:29 | 虎に翼
昭和44年(1969)4月
女性法曹の会の集まり。
「女性は、資質的に裁判官として適格に欠ける。」
なんてことでしょう。理由が述べられていましたが、それらの理由で、裁判官に向かないとは言えないと思います。
寅子は、最高裁に要望書を提出すると。

星家では。
朋一が、同じ公務員なのに判決が違うと怒っています。

☆心に翼
航一が、「裁判官は、政治的に偏ってはいけない。あくまで、法の下にすべての判断をすべき立場にいるのだよ。」
寅子が、「多くの人は、変化を過剰に恐れるものよ。なかなか変わらなくても、声をあげていくことに意義がある。」
公平な判決というのは、難しいものでしょうね。

昭和44年(1969)4月
与党が裁判制度に対する調査特別委員会の設置を提案。
人事介入など言語道断と言う桂場。
調査委員会設置は棚上げ。
三権分立ですよね。司法の世界に政治介入は、いかがなものかと思います。

昭和44年(1969)5月
安田講堂事件二十歳以上の裁判は、大混乱。
薫は起訴猶予。

優未は、寅子に何か言いたいようでしたが、おなかギュルギュルで言えず。
航一は、のどかが、恋人を連れてくるというので動揺。

昭和44年(1969)6月
美位子の裁判は、減刑。
検察は、控訴。高裁で二審。

ちょっとですが、星家での場面が描かれ、ホッとしました。のどかの恋人が来る場面、明日にでも放送があるかな。

※次回への期待度○○○○○○○○(8点)

虎に翼 第117回

2024-09-10 21:41:11 | 虎に翼
冒頭から、東京のとある家庭で起こった口にすることも、はばかられるおぞましい事件発生。
朝から重すぎます。
弁護の依頼が、山田轟法律事務所に。

昭和44年1月
竹もと改め笹竹開店。
寅子、桂場、多岐川、ライアンの4人が集合。
桂場の就任祝いと多岐川の快気祝い。
多岐川が桂場に、「この国の司法を頼むぞ。」

汐見は、桂場の下で、司法行政担当。
航一は、上告された事件をどの法廷で取り扱うかを担当。
朋一は、汐見の下。
三人とも最高裁判所勤務なのですね。

寅子は、よねに呼び出され。
山田轟法律事務所を訪れると、汐見と香子の二人。
娘の薫が、安田講堂で逮捕。
弁護を頼みに来たのに、弁護士となった香子が、自分で弁護すると言い出します。
『アンチヒーロー』でも、思ったのですが、親子であっても、その弁護を担当することができるのですね。身内が弁護するというのは、ダメだと思い込んでいました。
結論は出ず。

山田轟法律事務所に、手伝いに来ている美位子。父親を殺したようです。
冒頭のおぞましい事件の張本人。
事情を聞くと、父親は、殺されて当然だと思いますが。
当時の法律だと尊属殺人となり、刑が重くなるのでしょうか。そんなむちゃくちゃな。

昭和44年3月
安田講堂で、20歳未満の人たちが、多く逮捕されます。

☆心に翼
家裁の判事たちは、思っていました。社会や大人へのいかり、失望、その気持ちは痛いほどわかる。だからこそ、じっくり向き合いたいのです。向き合えば向き合うほど、少年少女たちの更生の道をみつけられるとナレ。
ナレではなく、寅子の想いとして描いて欲しかったかも。

与党幹事長の地元の名士の息子も、逮捕されたらしいです。
その息子は、成年だったのですが、未成年者たちは処分なしでいられるということに、不満をもっているとのこと。
そうなのですよね。1歳の違いで扱いが全く違ってくるというの、変だなとは思っていました。中には、未成年だから重罪にはならないという理由で、犯罪を犯す人もいますよね。
ただ、どこかで、線引きをする必要があるというのも、やむを得ないのかなと思います。

尊属殺人、安保闘争と盛りだくさんで、残り3週なのに、決着がつくのでしょうか。どちらかに絞って描いてもよかった気がします。
ホームドラマ感が、全然ない週になりそうです。

※次回への期待度○○○○○○○(7点)

虎に翼 第116回

2024-09-09 22:05:21 | 虎に翼
「女三人あれば身代が潰れる?」
女の子が3人あれば、その嫁入り支度で財産を使い果たすことをいう、という意味です。私が年頃の時にも言われていました。
それだけ、結婚には女性の方が費用が、かかっていました。
女三人をもつ親は、登場していないように思うのですが、どのように物語が進んでいくのか。

原爆裁判、原爆の使用を世界で初めて違法と判決は、その後、世界で注目を集め、被爆者への国への支援、法制化する根拠のひとつとなっていきますというナレ。
竹中が初めて本を出版。
寅子のことを初めて、佐田判事とよびました。

山田轟法律事務所では。
原爆被爆者救済弁護団結成。
よねが、寅子にお酒を持ってきて、「黙って飲め。」よねが、寅子に歩み寄って慰労したように見えました。
二人は立場が違っても、友達だと思います。同志といっても良いかもしれません。

☆心に翼
航一が、「寅子さん、苦しいことは、分け合いながら、もがきながら、一歩一歩です。」
理想的な夫婦のあり方だなと思います。
寅子、再婚して良かったですね。そばに、いたわり合える人がいるというのは、幸せなことです。

百合の認知症は、ゆっくりとすすみ、2年後に亡くなりましたとナレ。
ナレ死でしたね。周りは大変だったと思います。

昭和43年(1968)
多岐川は、闘病生活。
薫は、大学生。学生運動。
もしかして、安保闘争にも関わるのかな?

昭和44年(1969)1月
猪爪家の面々が、星家へ。
親戚一同が集まる、私が子供の頃の風景です。
懐かしくもあります。
優未は、大学院生で寄生虫の研究。
直治は、サックス奏者として独り立ちしているようです。演奏も素晴らしかったですし、猪爪家のムードーメーカーは、変わらず。
寅子にも孫ができましたとナレ。

寅子は、東京家庭裁判所・少年部の部長。
ライアンが、東京家庭裁判所の所長。
桂場、最高裁判所長官。
皆、出世しましたね。特に、桂場は、最高裁判所長官ですって。

残り3週、どこまで描くのだろう?と思います。

※次回への期待度○○○○○○○○(8点)



虎に翼 第115回(9/6)

2024-09-07 22:15:05 | 虎に翼
昭和38年(1963)6月
桂場のお団子検定。ついに梅子は、合格。
長かったですね。
何度行われたのでしょうか。
厳しすぎではないでしょうか。

竹もとに、道男がやってきて、寅子に、笹寿司の閉店を知らせにきます。
梅子が道男に、一緒に店をやらないかと提案。
和菓子とお寿司のお店。凄い取り合わせですね。でも、良いかも。
いずれは、道男がお店をやっていくということになりそうです。

昭和38年(1963)11月
判事補の漆間が、判決文を書きます。
寅子は、「請求棄却の一頃ですませてはいけない。」

自宅にて、思い悩む寅子。

☆心に翼
寅子は、百合に、「わたしね、苦しいっていう声を知らんぷりしたり、なかったことにする世の中には、したくないんです。」
信念をもっている寅子は、素敵です。

昭和38年(1963)12月7日
原爆裁判結審。
判決理由から読み上げる汐見。
「・・・被告が これに鑑み十分な救済策をとるべきことは多言を要しないであろう。・・・我々は本訴訟を見るにつけ政治の貧困を嘆かずにはおられないのである。」
主文 原告らの請求を棄却する
国側の勝訴。
とはいえ、判決理由にあるとおり、国が何らかの保障をすべきであるという主張でした。その後、被爆者の人たちに対する法律ができるきっかけになったことは、確かだと思います。
それにしても、裁判って、いつも長くかかりますよね。
その間に、亡くなった人も多かったことでしょう。

原爆裁判が終わり、何を描いていくのでしょうか。
来週、時間経過ですかね。

※次週への期待度○○○○○○○(7点)


虎に翼 第114回

2024-09-05 22:46:44 | 虎に翼
前回の続き
お手伝いさんから、優未が家を出てしまったという電話を、寅子がもらいます。
猪爪家に行ったのではないかと?
寅子の妄想が膨らみます。猪爪家の皆から責められる。
そこへ、また電話。おそらく轟からだったのでしょう。
優未が、向かったのは、山田轟法律事務所。

☆心に翼
居合わせた遠藤が優未に、「口や手を出してしまったりするってことは、変わってしまうと言うことを覚えて欲しい。」「変わったことの責任は、優未ちゃんが負わなければいけない。」
本当にその通りだと思います。
優未は、人の言葉をちゃんと受け止めることができる大人ですから、のどかとの関係もちゃんと上手くいくと思いました。

寅子と優未が、帰宅。
真っ先に玄関で謝るのどか。根本的には、いい人。
優未も謝ります。ただし、「バカじゃないのに、バカって言ってごめん。」
いや、謝るのは、そこじゃないでしょとツッコミたくなりました。
のどかも、「そこ?」って言ってましたね。

昭和37年(1962)1月
裁判の前日、原告の吉田が上京。
山田轟法律事務所に、やって来ます。
よねは、吉田に寄り添い、「心から納得して自分で決めた選択でなければ。」と。
やはり、吉田は、法廷に立つことを諦めます。そりゃそうでしょう。
法廷に立って、ケロイドの跡がある自分の顔をさらさなければならない、辛い経験を公の人たちに話さなければならない、地獄だと思います。
原告代理人が、手紙を代読する形をとりました。
「ただ人並みに扱われて、穏やかな暮らしをしたい。助けを求める相手は、国以外に誰がいるのでしょうか。」

昭和38年3月に最終弁論、判決を待つだけとなります。

※次回への期待度○○○○○○○○(8点)

虎に翼 第113回

2024-09-04 22:12:36 | 虎に翼
☆心に翼
寅子が鑑定人の嘉納に対して、「米国にも国にも、賠償責任を求められない場合、今苦しんでいる被爆者は、どこに助けを求めれば良いとお考えですか。」
「法学者として、お答えできることは、ありません。」
やっと寅子の発言を聞くことができました。

嘉納と反町。
嘉納は、政府による救済方法を考えるべき。
反町は、国際法の拡大解釈するわけにはいかない。
「お互いけっこうなものを背負わされてるね。」と言った嘉納の言葉が、胸に刺さります。

竹中の記事が週刊誌にのり。
原爆裁判は、世間の注目を集めていきました。
マスコミの力は、凄いですね。傍聴人ひとりだったのに、あっという間に満席になってます。

航一は、寅子に、「胸のうちにためているもの、夫の僕に少しわけてくれないかな。」
優しいですね。
寅子も、一人で悩むのではなく、話せる相手がそばにいてくれて、良かったです。

竹もとにて。
桂場の団子審査、まだ合格がもらえないのですね。
何度挑戦したのでしょう?梅子。
桂場は、寅子に、「司法に何ができるのか、そのことだけを考えろ。」
寅子が更年期のことを梅子に話すと、「こちら側へようこそ。」と言ってくれます。
更年期症状は、人によって様々で、辛い人は辛いと聞きます。私は、ひどい症状はなかったように思います。

原告の吉田ミキが、法廷に立ってくれると。
ミキのことを案じる轟。
「決めるのは、彼女自身。」とよねは、言いますが。
どうなるのでしょう?

昭和36年(1961)12月
百合が、夕飯用のシチューを捨てるという騒動を起こします。
玄関先で、タバコを吸うのどか。それをみた優未が、のどかに足蹴り。
正確には、のどかが百合に対して言ったことに怒ったのかも。
今まで、冷静な優未が、足蹴りしたのに、びっくり。
次回、事情が明かされることを期待します。

※次回への期待度○○○○○○○○(8点)

虎に翼 第112回

2024-09-03 21:18:17 | 虎に翼
昭和35年(1960)2月
原爆裁判の争点は、原爆投下が国際法に違反しているか、敗戦後放棄した米国への損害賠償を国が保障すべきか。
次回期日は、8月。

よねは寅子に、「意義のある裁判にするぞ。」。

☆心に翼
竹中は寅子に、「雲野先生に頼まれてね。この裁判を記録して欲しい、世に知らしめて欲しい。そろそろあの戦争を振りかえろうやという裁判だろ。」
本当にその通りです。竹中の記事が世に出て、世論を動かせたら良いですね。

百合の認知症は、進む一方。
余さんの表情が痛々しいです。それだけ、演技しているってことなのですが。
寅子は、更年期障害、百合は、老年性痴呆ではないかと言う航一。
百合のために、図書館で調べてきたようです。当時は、認知症という言葉は、なかったでしょう。

1年半後 昭和36年(1961)6月
百合は、いまだに、のどかが大学生と思い込んでいる様子。
のどかは、銀行員になっています。
星家では、百合の問題以外は、上手くいっている様子。
平日は、お手伝いさんに来てもらっているとか。今で言うヘルパーさんのようなものでしょうか。百合の認知症が、もっとひどくなると、素人では、どうすることもできなくなりますね。

原爆裁判は、結審せず。
原告側の鑑定人に尋問。
国側の鑑定人に質問する弁護側。
よねは、「憲法と国際法及び国際条約の規定では、法的にどちらを上位にお考えですか。」
「戦時中に、今の憲法は存在しません。」
「原告は、今を生きる被爆者ですが。」
こちらも、重いです。

※次回への期待度○○○○○○○(7点)

虎に翼 第111回

2024-09-02 22:37:05 | 虎に翼
「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」
最初のうちは、ぱっとしないが、(他が油断していると)後になって手腕を発揮することのたとえ、だそうです。

昭和34年(1959)11月
特上寿司をもってくる道男。
優未は、高校1年生。
直明に第1子誕生。
直人は、司法修習生。直治は、ダンスホールで働き続けています。
朋一は、長崎地裁判事補。
寅子、更年期障害?
百合は、認知症かも。まだ若いのでは?

原爆裁判、第27回準備手続きが終わりました。

☆心に翼
汐見は、「法の下、すべての論点について、議論を続けましょう。」

岩居が、過労で倒れます。
「それでもやらねばならぬ。今、動かなければ。」とおにぎりをもったまま亡くなる雲野。
原爆裁判、関わった人たちの苦労がしのばれます。
肝心の雲野が亡くなるとは。
雲野に代わって協力することとなるよねと轟。
以前、雲野が頼みに来てましたよね。

昭和35年1月 日米安保条約
2月 原爆裁判 第1回口頭弁論。
誰も傍聴人がいないなあと思っていたら、ひとり傍聴席に入ってきたのは、記者の竹中。

3年の月日が流れ、人々の立ち位置も変わりました。
原爆裁判、27回も準備手続きをしたのですね。
今週は、原爆裁判中心でしょうけど。
百合の認知症も気がかりです。
重い話題ばかりだと気が滅入ります。

※次回への期待度○○○○○○○(7点)



虎に翼 第110回

2024-08-30 22:35:31 | 虎に翼
おなかギュルギュルになった優未をのどかを除く家族全員が、心配します。
その様子をみたのどかが、「そういうところが、嫌。」とキッパリ。
自分の家族は、干渉しない家族だったのに。父親は、仕事優先だったはずなのに。二人が来てから変わってしまったことに違和感があったのですね。
のどかが、自分の気持ちを打ち明けたことで、家族のそれぞれが、想いを語ります。
航一は、子供たちに甘えることなんてできなかったと。
百合は、家族を支えることが、私の支えなんです。

☆心に翼
百合が、のどかの「優未ちゃんの方がいいんでしょ。」と言ったのに対して。「寅子さんと優未ちゃんが、褒めてくれたから。」「のどかさんと一緒で、自分をみて欲しいのよ。」
私も百合のような立場なので、百合の気持ちは、よくわかります。
家族を支えることが役目、家族の幸せな姿をみることが、幸せみたいな。
ただ、百合の場合、血のつながらない家族に尽くせるという人は、素晴らしいなと思います。

寅子が、航一に、「お互い家族のようなものをお休みしませんか。」と提案。
はて?寅子と優未は、星家を出たのでしょうか?
そこらへんが、まるっと省略されてしまったので、なんとも。

時間経過し、秋山が産休に入ります。
秋山は、職場復帰に不安があるようです。
寅子は、「一番期待しているのは、秋山さんが選択して、進んでいくこと。あなたの居場所は、ちゃんとある。」「あのとき、して欲しかったことをしているだけです。」

昭和31年(1956)12月
秋山が無事に出産。ベビーシッターに名乗りをあげる百合。
星家は、すっかり明るくなりました。
あのときの話し合いだけで、すべてが解決するとは思いませんが。
ドラマ的には、一件落着で良かったと思います。

※次回への期待度○○○○○○○○(8点)