ブギウギが、終わってしまいました。
毎日楽しみに観ていたので、残念です。
モデルは、笠置シズ子さん。
主演は、趣里さん。
今回名前の表記に困りました。
笠置シズ子さんのスに点々は、歌手をやめてからの表記で、歌手の間は、シヅ子だったようです。私のイメージは、笠置シズ子さんなので、スに点々で通しました。
また、主人公が、花田鈴子だったのですが、芸名が、福来スズ子で。皆が、福来スズ子と呼ぶのに、違和感を感じていました。鈴子とスズ子、表記がごっちゃになってしまいました。
何度も書いていますが、笠置シズ子さんと言えば、歌っているところを観たことがなく、『家族そろって歌合戦』の審査員のイメージ。
私が生まれる前に笠置さん、歌手を引退していたのですから、当然です。
関西弁で、大阪のおばちゃんだと思ってました。正確には、香川県の出身。
出自にいろいろあったのは、史実。
育ての親と生みの親が、違っていたのですね。
子役から、梅丸少女歌劇団に入団。
子役が上手でした。歌も含めて。
血がつながっていなくても、本当の親子、姉弟のようでした。
はな湯も、大阪の人情あふれる場所で、よかったです。
梅丸少女歌劇団での出会いも、鈴子が成長していく過程が、上手く描かれていたと思います。また、梅丸少女歌劇団の公演シーンも作り込まれていました。
ラインダンス、足があんなに上がるんだと感心しました。
鈴子が上京してからも、盛り上がりました。
羽鳥善一との出会い。草なぎくんが、羽鳥善一になりきっていました。
笠置さんのレコードデビュー作、「ラッパと娘」大好きになりました。
善一に何度もやり直されるシーン、良かったです。
おでん屋のおじさんとのやりとりも好きでした。戦後は、出てこなかったです。
そういえば、下宿屋夫婦も、良い夫婦でした。
梅丸をやめて「福来スズ子とその楽団」の時代。
ちょうど戦争が始まり辛い時代でしたね。
愛助との出会いもありました。
笠置さんが、吉本興行の御曹司と恋をして、シングルマザーになってということは、全然知らなかったので、ドラマで知った格好です。
波瀾万丈の人生だなと思いました。
しかし、娘さんがいたから頑張れたということもあったと思います。
娘・愛子の子育ても描かれました。
最後は、引退コンサートでした。
もっと曲を聴きたかったです。
ずっと流れていたのは、鈴子と善一の師弟関係だったのかなと思います。
それに、善一妻が絡んできたり。
淡谷のり子さんがモデルの茨田りつこが、登場したり。
残念だったのは、マネージャーとなる小夜とタケシの存在です。
正直、モデルがいなかったらしい二人だったので、いらなかったと思います。
また、パンパンとのお話もなくて良かった気がします。
それより、タイ子とのお話、もっと詳しく観たかったです。また、美空ひばりがモデル?の水城アユミとのお話も、もっと尺をとって欲しかったです。
脚本二人態勢だったようですが、総じて、足立紳さんの脚本の方が好きでした。
趣里さん出演ドラマで観たのは、朝ドラ『とと姉ちゃん』と『私の家政婦ナギサさん』だけです。『私の家政婦ナギサさん』では、趣里さんの演技に泣かされました。
『とと姉ちゃん』のときに、両親が水谷豊さんと伊藤蘭さんと知りました。
歌が苦手だったそうですが、回を重ねるうちに上手になりました。
関西弁も、最初は、どこか違うと思いましたが、こちらも上手になりました。
ドラマの中で、福来スズ子を演じているうちに、どんどん成長していって、観ている方も、スズ子を演じる趣里さんを応援したくなりました。
相手役の水上恒司さん、出演回は少なかったですが、村山興業の御曹司っぽくて、将来の夢をしっかりもっていて、モデルとなった人もこんな人だったのではと思わせました。
趣里さんと菊地凛子さんの歌唱、あ、上海で歌った方の歌唱も含めて、スペシャル放送して欲しいなと思います。
あと、今年の紅白で、特別コーナーを設けて欲しいなと。
とうぶん、ブギウギロスになりそうです。