ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

ちゃんぷるニュースVOL.28

2006年08月27日 | ジュゴンブログ
 
 ☆じゅごん は今回SDCCのニュースレター じゅごんチャンプルニュースVOL,28の1面と6,7,8面の編集を担当しています。
 ただいまようやく完成。来週の印刷に間に合いそうです。  
 1面に掲載する、SDCC共同代表の海勢頭豊さんの巻頭言を以下転載します。
 小泉劇場の終幕はおろかな靖国参拝でした。ジュゴンをまもることは「平和の世直し」であるという海勢頭さんのメッセージをぜひ広めて行きたいと思います。子供たちが豊かにくらせる未来へ・・・・(首都圏の仲間の書いた素敵なイラストを掲載します)  
                           ☆じゅごん
----------------------------------
           「ジュゴンの夢」    海勢頭豊  
 確かゴアの大統領選敗北の弁を受けて、米国にブッシュ政権が誕生したのであった。しかし、未だにそのときの選挙違反疑惑は未解決のままである。民主主義を標榜する超大国にしては、なんとも幼稚で時代にそぐわないゲーム感覚の選挙制度だと笑ったものだが、その後、笑ってはおれない事態が次々と起きてしまった。 
 まず、米国民のブッシュ政権への疑惑の眼をつぶすように、9・11同時多発テロ事件が発生。おまけに炭疽菌騒動が起きて人々を恐怖に陥れたのであった。そのときブッシュはすかさず「対テロ戦争」を打ち出して宣戦布告。悪役ビンラディンから国民を守るというシナリオで、一気に支持率を高く上げるのに成功したのである。 
 しかし、9・11をはじめとする事件の真相は未だに未解明のままである。当初からブッシュ政権による自作自演であるとの声があったが、その疑惑が晴れたわけでもない。ただその恐怖の演出によって膨大な軍事予算を獲得したブッシュは、人々に考える間を与えずに対テロ戦争を正当化。西部劇よろしく悪漢ビンラディン、そしてサダム・フセインをやっつけろとばかりに、アフガニスタンとイラクに先制攻撃し、勝手に戦争を始めてしまった。そして儲かったのはブッシュとチェイニー率いる軍需産業である。それによって失われた人類史上未来への負荷である共生の夢を追おうと米英日政権の愚かしさの犯した罪を、ゲーム化した選挙民主主義の罪を含めて許すわけにはいかない。 
 小泉劇場の終焉を迎えても、ブッシュ、ブレアの支持率の低下を見ても安心してはならない。軍需複合体の起死回生のテロ演出に呑まれることなく、11月に行われる沖縄県知事選勝利に向けて、SDCCの活躍が大いに期待される。時機到来と気を引き締めて、ジュゴンの保護運動に取り組み、古代史に学ぶ平和哲学を広めることが肝心と考えている。