ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

大又(ウフマタ)遺跡について

2006年09月28日 | ジュゴンブログ
 今回の文化財調査の対象になっている大又(ウフマタ)遺跡について、
名護博さんのホームページ 沖縄の神歌と考古学で明かす日本古代史の真実 
 に詳しい記述があります。
 
 以下、一部転載
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辺野古のV字滑走路予定地の真下にある大又遺跡は、原初ヤマト国家成立の謎を解
くのに重要な遺跡であると思われる。科学的な調査、発掘・保存に向けた運動が必要であろう。
おざなりの調査でお茶を濁し、そこに強化された軍事施設を造るということは、2000年以上にわたる日本列島の平和思想の伝統をドブに捨てるに等しい。
 原初ヤマト国家成立の地、奈良県に最も多く存在する遺物(鍬形石など)は、沖縄の海岸に棲む巻き貝由来のものであることは考古学上の定説である。
 日本の皇室の起源のそのまた起源は、辺野古を含む沖縄の海岸とリーフを含む海にあることは次第に明らかになってきている。赤椀を携えて沖縄に来た弥生中期の本土人、その大半が渡来系の人々であったことは、九州・山口にある遺跡が示唆しており、倭国、すなわち後の日本という国は、大陸・朝鮮半島から流れてきた人々と在来の縄文人たちとの共生をめざした平和思想から生まれたものであったことを示唆する。その母体は沖縄であった、ということが出来る。そのことを証明し、裏付ける最も良好な考古学的遺物は、沖縄島の海岸に由来するゴホウラなどの巻き貝とそれに由来する遺物(または直弧文などのデザイン)である。辺野古の大又遺跡は、その全体を証明する最も良好な史跡の一つであろう。
 辺野古の海岸と海は、原初ヤマトの成立を説明するための聖地にこそふさわしい場所というべきである。
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 転載おわり

              ☆じゅごん 

普天間移設/久間長官「V字案 修正ない」

2006年09月28日 | ジュゴンブログ
安倍内閣の久間防衛庁長官の発言が報道されました。

沖縄タイムス 9月28日朝刊
普天間移設/久間長官「V字案 修正ない」

『久間章生防衛庁長官は二十七日、報道各社のインタビューに応じ、在日米軍再編で日米が合意した米軍普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部移設の政府案(V字案)について「いい案だと思っている。修正する余地はない」と述べ、地元の意向にかかわらず実現を目指す考えを明言した。』

共同通信(9/28)にも載っています
V字案に修正の余地なし、久間氏

『「修正の余地はない」と表明、沖縄県側に異論があっても計画を進めていく考えを示した。』

”地元の意向にかかわらず””沖縄側に異論があっても”
米軍再編の実行が最優先課題、基地を作る、ということです。

辺野古、大浦湾をとりまく地域には、住民の生活があります。
そしてジュゴンの棲む海は、わたしたちの宝。
ジュゴンと共に生きる未来のために、基地建設を止めましょう。

(写真は琉球朝日5/5)