ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

海草藻場を守りましょう

2007年01月10日 | ジュゴンブログ
辺野古の海草(リュウキュウスガモ)

年が明けてから、V字形案について色々な報道が出ています。
今朝の沖縄タイムスには
防衛相、逆「ハの字」検討/南滑走路を沖へ

「ハの字案」とは、

『V字案で先端部分が重なる二本の滑走路を分離させ、カタカナの「ハ」の字を横にしたような形状にする。』
『「ハの字案」は代替施設を辺野古沖にある長島にかからない範囲で、沖合側に数十メートル拡張。これに伴い、離陸専用とされる南側の滑走路を同じ方向にずらす。』

というものだそうです。

『久間防衛相はほかに、代替施設を(1)沖合側(2)辺野古崎南西の藻場側―にそれぞれ数十メートルずらす修正案に言及している。』

と、いくつかの案があるようです。
現行の案でも、ジュゴンの餌場である海草藻場は10-20ha埋め立て
られることに、なります(影響範囲はもっと大きいでしょう)。
沖合いにずらすことになれば、藻場への影響は更に大きくなります。

普天間移設V字案、藻場移植調査へ (琉球新報1/7)
『防衛庁は米軍普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部移設で影響を受ける藻場について、別の場所に種子を移植し、育成させることが可能かどうかを検討するための文献調査を実施する』

とのことですが、海草の移植に関しては、同じ沖縄県の泡瀬干潟の移植実験で
失敗が報告されています。
沖縄・泡瀬干潟 海草の移植実験は失敗です。(日本自然保護協会のH.Pより)

辺野古の海草は辺野古にあってこそ生育し、一度壊されたらもとに戻りません。
辺野古の藻場を守り、ジュゴンの保護区を作りましょう。


辺野古の海草(ウミヒルモ)

TA-KE