ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

環境省/ジュゴン絶滅危惧類に

2007年04月20日 | 基地と沖縄
4月20日の沖縄タイムス1面に
環境省/ジュゴン絶滅危惧類に の記事が出ました。

『環境省は、絶滅の恐れのある野生生物を分類した「レッドリスト」の改訂版で、沖縄本島が生息域の北限とされる国の特別天然記念物ジュゴンを、新たに「絶滅危惧類」に指定する方針を固めた。絶滅の恐れが最も高い「絶滅危惧IA類」に分類される見通しで、年内にも正式決定する。本島近くに生息するジュゴンは米軍普天間飛行場の代替施設移設予定地に近い名護市辺野古海域で複数回確認されている。環境省の「レッドリスト」に指定されることで、保護策をめぐる議論が高まりそうだ。』

『WWFJ(世界自然保護基金日本委員会)の花輪伸一氏は「国内のジュゴンは数が少ないだけではなく、分布域が限られて孤立しており、絶滅の恐れが極めて高い。IA類で指定するのは当然だ」と強調。その上で「これまで生息域が全く保全されていない。環境省は、責任を持って早急に保護政策に取り組む必要がある」と話した。』

ジュゴンは日本では、沖縄本島にしか生息していません。
しかも辺野古海域はジュゴンにとって、もっとも大切な生息域です。
“いまさら”“当然” ではありますが、議論が高まること、
早急な保護政策への取り組みを望みます。

ジュゴンを守ろう! TA-KE

現況調査は環境アセス法を形骸化させるもの

2007年04月20日 | 基地と沖縄
東恩納琢磨さん(沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団)が
防衛施設庁と環境省の担当者に事前調査(環境現況調査)について詳細を
ただしたという記事が、今日4月20日の琉球新報に出ています。

環境省が問題点指摘 普天間移設事前調査

その中で環境省は
『現況調査に関し「何を目的に調査するのか見えない部分がある」とした上で「さんご礁の概況調査をするなら、特定のシーズンや特定の生殖体に限ってしまうと、全般的な調査としては足りないところがある」と問題点を指摘した。』
そうです。

『説明を受けた後、東恩納団長らは記者会見を行い「現況調査は環境アセス法を形骸(けいがい)化させるものだ」と批判。「具体的な調査方法が分からず、事前調査で自然や環境が破壊されないか危機感が強まった」と述べた。』

市民の意見を無視し、調査方法も示されない事前調査反対!
仲井真知事は事前調査をさせないでください。

ZAN