ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

やんばるの森などの2018年世界自然遺産登録申請について(見解)

2017年02月01日 | ジュゴンブログ
2018年世界自然遺産登録実現のためにも
日本政府は国際自然保護連合の勧告と決議を守るべきです。


日本政府は2月1日に西表島、やんばるの森、奄美諸島を2018年世界自然遺産登録に推薦しました。
琉球列島の重要な生態系と豊かな生物多様性を保護する上で喜ばしいことだと思います。

だからこそ、ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)はじめ国内外の環境団体は
日本政府に、辺野古・大浦湾のジュゴンの生息地や高江のノグチゲラ・ヤンバルクイナの保全計画策定を求めてきました。
2000年、2004年、2008年、2016年と、
4度の国際自然保護連合(IUCN)世界自然保護会議で日米両政府への勧告や決議を採択してきました。

昨年9月、IUCNハワイ会議では、決議「島しょ生態系への外来種の侵入経路管理の強化」を採択し、
辺野古新基地建設のための埋立て土砂の大量搬入に警鐘を鳴らしました。

世界自然遺産登録での評価基準で「自然遺産の特質のすべてが無傷で包含されているか否か」を意味する
「完全性」が重要
になっています。
絶滅危惧種であるノグチゲラやヤンバルクイナに影響を与えるオスプレイの飛行とヘリパッドの建設、軍事訓練などは大きな支障
になるに違いありません。

IUCN決議にもある沖縄の生物多様性の象徴であるジュゴン、ノグチゲラ、ヤンバルクイナなどを保全する上で
実効性ある保全計画が策定されていないことはきわめて問題です。

今年の夏には、ユネスコ(国連教育科学文化機関)からの委託事業としてIUCNが世界自然遺産の現地調査に来日します。
IUCNは世界自然保護会議で採択された決議をふまえて調査することになります。
また、登録手続きにおいては関係者との協議がおこなわれます。
昨年12月、沖縄県議会(11月定例会)で「沖縄県はIUCNによる検証作業がおこなわれる場合は可能な限り協力する」ことを確認しました。


日本政府は琉球列島の豊かな生物多様性を保護する上で、
2018年世界自然遺産登録を成功させるためにも以下の3点をただちに実行することを要請します。

1)絶滅危惧種である沖縄のジュゴン、ノグチゲラ、ヤンバルクイナの保全計画を策定すること。
2)辺野古新基地建設を中止すること。高江ヘリパッドへの米軍輸送機オスプレイ配備を中止すること。
3)沖縄への外来種の侵入経路の管理を強化すること。
 以上の要請項目を国内世論に訴えるために新署名「沖縄のジュゴン、ノグチゲラ、ヤンバルクイナを守ろう」を始めます。

新署名にご協力をお願いします。


【拡散希望】新しい署名運動を開始します。目標は当面2万筆です。

2017年02月01日 | ジュゴンブログ
【拡散希望】
新しい署名運動を開始します。
目標は当面2万筆です。



①沖縄ジュゴン、ヤンバルクイナ、ノグチゲラの保護
②辺野古新基地、高江ヘリパッド中止
③沖縄への外来種の侵入に関する管理強化 を求めるもの。

昨年9月ハワイでの世界自然保護会議での決議や2000アンマン
2004バンコク 2008バルセロナであがった4度の勧告、決議をふまえたものです。

政府は2月にはやんばるの世界自然遺産登録を申請する予定です。
それにともない、7月にはユネスコの依頼を受けたIUCNの視察団が沖縄にきます。
沖縄ジュゴンとやんばるの自然保護をもとめる4回の勧告、決議を無視したままで、
世界自然遺産登録は不可能です。

やんばるの貴重な自然環境と住民の生活を守るため、国内外の世論に訴え、
基地建設に強行を止め、ジュゴン、ヤンバルクイナ、ノグチゲラをまもり
ましょう!

署名PDFはこちら