ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

7月29日(木)のじゅごん茶話会の報告です

2021年08月01日 | ジュゴンブログ
暑い夏ですねー
コロナ禍での五輪、選手も暑さもあってたいへんでしょう、、、
なんだかすっきりしない気持ちです

7月29日(木)にじゅごん茶話会をひらきました
常連メンバーが集まって、あれこれゆんたく(おしゃべり)しました


今回、準備した資料です



まずは、いつも通りに辺野古の近況をシェア
辺野古サンゴ訴訟、沖縄県敗訴 裁判官5人中2人が反対意見 知事「主張認められた」2021年7月7日琉球新報
敗訴し、サンゴの移植が始まるかと落胆していたら、
玉城デニー知事が、条件を守っていないと、一度許可したサンゴ採捕許可を撤回しました
サンゴの専門家は、サンゴ移植の成功率は低いと言います
その場所が適しているから、そこにサンゴは生息しているのです
どこから見ても、辺野古新基地建設は無理、破綻しています
それに、国の違法な関与は、地方自治をないがしろにしています

米軍コンテナ落下に抗議 渡名喜村議会が決議 「恐怖計り知れず」2021年7月17日琉球新報
嘉手納基地周辺の湧水で有機フッ素化合物、基準の22倍 環境省調査2021年6月23日沖縄タイムス
米軍、PFAS汚染水放出は「経費のため」 宜野湾市は焼却処分求める 普天間立ち入り2021年7月13日 琉球新報
米軍基地があることで、いろいろな面で、日常の暮らしが脅かされているのが現状です

土地利用規制法の廃止求め意見書 賛成多数で可決 名護市議会2021年7月3日琉球新報
土地規制法は、沖縄全域を「注視区域」や「特別注視区域」にします

基地のない平和で豊かな沖縄を目指す会72号より
「米軍基地の被害者である住民が救済を受けるどころか監視対象にされてしまう」
廃案にしなければなりません、沖縄だけでの問題でもありません

南部土砂 断念要請を ガマフヤー 全国1743議会に訴え2021年7月20日沖縄タイムス
ハンストをし、抗議を続ける具志堅さんが、全国へ呼びかけられました。
「全国の皆さん何卒よろしくお願いします
 一人一人の想いと行動が未来を変える力を持っています」と
各地で取り組みが広がればと思います
具志堅さんは、8月14・15日、全国戦没者慰霊式が行われる東京・武道館付近でハンストを予定されています

沖縄戦遺骨土砂の使用に「元軍人の会」が抗議 米国防総省機関へ2021年7月16日琉球新報
沖縄出身のハリウッド俳優ら114人も「沖縄戦の遺骨が眠る土砂を使わないで」2021年7月1日 沖縄タイムス
米国でも、声が挙がっています

住民投票削除を可決 石垣市議会 市自治基本条例を賛成多数で改正2021年6月29日琉球新報
南西諸島への自衛隊のミサイル基地配備の強行が続いています
住民投票をさせない、なんとも卑怯なやり口です
石垣島でも宮古島でも住民の反対の取り組みは続けられています


いったいどこまで突き進むのでしょう、、、
中国脅威、台湾有事、、、と危機を煽り
日米の軍事化が進められています
安全保障は軍事強化という思考停止を変えていかなければ
有事が起こったら(を起こす)のではなく、起こさないようにと思考転換を
1つ1つできることで抗っていきましょう

そして、「奄美黄大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録されました
やんばるの森が登録されたのは歓迎です。登録されるべき貴重な自然だから
しかし、大きな問題があります
登録された森に隣接して、北部訓練場(米軍基地)が広がっています
一部返還された場所には米軍による有害廃棄物が残されたままです
自然保護と軍事基地は両立しない
やんばるの森が真の自然遺産となるように
この問題を世界自然遺産委員会に働きかけました

39の地域住民グループ、NGO、市民団体でユネスコ世界遺産委員会へ書簡/要望書を提出!

米軍北部訓練場の問題を解決するためには、世界遺産という枠組みは非常に有効かつ大切
その枠組みを活かすために、要所要所で言うべきことはできるだけ大きな声できちんということが大切だと考えています(YHさん談)
           
米軍基地の問題を、国際機関に問うていく、世界の軍事化に抗う取り組みだと思っています
粘り強く取り組みを続けていきたいです

そして、お茶タイムです
Yさんが準備してくれたDVDを見ながら


シャーク湾のジュゴンの映像や辺野古・大浦湾の森と海の映像など
シャーク湾には浅瀬が広がっていて、海草が豊富です。
海草を食べにジュゴンがやってきます
映像を見ながら、辺野古の海に海草藻場が復活したら、ジュゴンは戻って来ると確信していました

後半は、ごんずい(水俣病センター相思社の季刊誌)より
「熊本県立大学で録画講話」を読み合せました
水俣は、資本主義経済が、かけがえのないものを収奪していった傷口が
いまだ血膿を滲ませているところです。その傷口から、
現代社会を見つめなおしていただくことが私の願いですと最後に書かれています

見つめなおしていきたいと思います



気候危機は目の前の現実
軍事化が進み、老朽原発が再稼働され、、、
フクシマの汚染水は海洋放出か、、、

限りある地球、人間中心主義ではない
持続可能なくらしを創っていきたい

次回は8月26日(木)を予定しています
 (コロナ感染状況により、変更もあります)
 秋には衆院選ですね、選挙に向けて何かできることを考えたいなと思っています

コロナ感染拡大中です。どうぞみなさま充分に気を付けてお過ごしください