ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

「代執行の取り消しを求める住民の訴訟」を傍聴しました

2024年09月14日 | ジュゴンブログ
9月8日~10日の沖縄旅の3日目
9月10日は、デニー知事の不承認支持民主主義と地方自治を守れ
「代執行の取り消しを求める住民の訴訟」を傍聴しました

裁判を傍聴するのは初めてで、どんな感じかな、自分に何ができるかなと思いながらの参加でした
意見陳述する浦島悦子さんを応援したいと思っていました
那覇地裁の待合室に、早く到着したところ
お一人の年配の方が座ってられました

声をかけようかと迷っていると、先に声をかけて下さいました
お話をしていたら、あっと気付きました
「沖縄戦 最後の証言」に登場する横田チヨ子さんではないですか

サイパンで戦争に巻き込まれ、生き抜いて、今、辺野古へも座り込みに行かれます
裁判の傍聴もほぼ毎回参加されているそうで、歩いてこられると聴きました
97歳のチヨ子さん、すごいです
意見陳述を聴かれて、浦島さんに「良かったよ」と声をかけ励まされていました
お会いして浮足立ってしまった私
お写真を一緒にとって頂きました。ありがたい出会いでした



傍聴席は満席でした
裁判官と弁護士さんたちの話す内容はは難しかったですが
原告の浦島さんの意見陳述はとても良かったです
「上等ー!」と傍聴席から声が上がり、拍手が起こりましたが
すぐに裁判官は制しました

浦島さんの意見陳述をどうぞご覧ください


前回の意見陳述の時に、事前に文書提出が求められ、前代未聞の文言の書き換えが命じられました
今回、納得がいかずに、リベンジの陳述となりました
今回は、書き換えを命じられた「国家犯罪」という文言をしっかり述べられました
法廷の場で「国家犯罪」と意見出来てほんとによかったです
今回の陳述が裁判官の良心に届くようにと期待します
「原告適格あり」は当然のことだと思います

私は、自分の意思を表したいと「知事の不承認を支持します」と書いた紙を準備していました
傍聴席に座って掲げたかった
それは叶わず、ただ座っているだけしかできませんでした(拍手はしましたよ
もどかしい、おかしいなと違和感を感じていました
メッセージを掲げるだけ、なにも裁判の進行を妨げるようなことではないのに
そんなこともできないなんて
もっと自由に表現をしたいものです


終了後の集会です
裁判は続きます
どうぞ関心を持ってみてください







どしゃぶりの辺野古ゲート前&安和で歩く 報告です

2024年09月14日 | ジュゴンブログ
9月8日~10日の沖縄旅の2日目
9月8日のゆたかゆたかコンサートの翌日
辺野古と安和へ行きました

バスを乗り継いで辺野古、キャンプシュワブゲート前に到着すると、どしゃぶり
座り込みは断念しました


ゲート前のテントには平和の願いがたくさんありました






バナナがつるしてありました。おやつですね~


月桃の実がなっていました

午後は、辺野古に住んでられる金城さんに安和桟橋へ連れてもらいました
着いたときは雨が上がり、ほんの小雨になっていました


抗議行動に参加、短い時間でしたが牛歩しましたよ


「名護市安和桟橋では、2018年12月以来、辺野古埋立土砂の海上搬送を止めようと
市民らが、入口・出口前をゆっくりと歩く抗議行動を5年以上も続けられています
抗議行動は安全に配慮しておこなわれてきたので、大きな事故も起こりませんでした
抗議行動そのものに過熱や特に大きなトラブルの情報はなかった(RBCニュース)と言われています
今年6月28日に、出口付近で、土砂を搬出するダンプトラックと
抗議中の市民と警備員さんを巻き込んだ痛ましい死傷事故が起こったのですが
1年ほど前に警備会社が変わり、土砂搬入のスピードアップを図って無理な誘導が増えていた、、、
防衛局が辺野古新基地建設事業の工事を急ぐために、安全管理を怠り、埋め立て土砂を搬送する
ダンプの回転を速めようとしたことはこの事故の背景ではないだろうか」と言われています
(オール沖縄会議「安和桟橋出口での辺野古土砂搬送ダンプトラックによる死傷事故について」より抜粋)

名護安和桟橋の出入り口は、歩行者が優先される場所です
なのに事故後、警備が厳しくなっています
市民の行動を規制するためにです。おかしな状況だと思います

普通に歩くだけなのに、警備員がずらっと並び
「工事車両に近づかないで下さい」と連呼します

私たちが近づくと、警察が「どこから来たの」と聞いてきました
違和感たっぷり、憤りを感じながら「なぜそんなこと聞くのですか」と返しました
そして「観光です」と答えて歩きました
一緒にいた金城さんは「あの二人は活動家?」と言ったそうです

ジュゴンの棲む辺野古の海を守りたい、新しい軍事基地を造ってほしくないと思って歩いているだけなのに
ほんとに、まったく、人権蹂躙していることをわかっていないのだと実感しました
辺野古の海を埋め立て、多くの生きものたちの棲みかを壊し、命を奪っていく
人だけだでなく、多くの命を軽視している


目の前のそんなおかしなことをやめようよと伝えたい、表したいと思って歩きました
一緒に、東京からの若い男性と、韓国からの若い女性と歩きました
平和の心でつながって行きましょう



海を埋め立てる土砂のために、山が削られています