ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

PFAS~永遠の化学物質~汚染から見えてくる アメリカ・日本・地位協定

2023年09月12日 | 活動報告
9月10日、神戸市中央区文化センターで開かれた花と爆弾・チャリティートーク会
PFAS~永遠の化学物質~汚染から見えてくる アメリカ・日本・地位協定に参加してきました。


メインのお話しは、ベテランズフォーピース終身会員のレイチェル・クラークさんから。
国際舞台でフリーの通訳者として活躍されているだけあって、とても日本語がお上手です。


まず、OTV報道スペシャル「水どぅ宝」(2022年5月28日放送)のダイジェスト版を見ました。
妊娠中の女性が母体のPFASは胎児の方により取り込まれることを心配されていました。
安全な水、安全な食べ物をもとめるという人権が侵害されています。


レイチェル・クラークさんのお話しは、まずアメリカの状況から。
とても豊かな自然が残るメイン州で、PFASの土壌汚染が広がっていたり、
湖の生態系にも大きな影響を与えていることなど、ひどい状態になっているそうです。
アメリカでは、PFASの規制基準が日本より厳しいので(PFOS、PFOAそれぞれ4ナノグラム。
日本はPFOS、PFOAあわせて50ナノグラム)、PFAS汚染はそれほどひどくないだろうと
思っていたのでビックリでした。


日本では、米軍由来のPFASがまず問題になりましたが、
大阪のダイキン周辺だけでなく、全国各地でPFAS汚染が進んでいることがわかってきています。
参加された兵庫県議会議員の方がPFAS汚染による健康被害が心配される尼崎市民と明石市民への
血液検査の実施についてお話しされていました。心強いですね。


今年4月にNHKのETV特集で「誰のための司法か〜團藤重光 最高裁・事件ノート〜」
という番組が放送されました。「大阪国際空港公害訴訟」の二審大阪高裁では
「夜間の飛行停止」を訴えた住民側が勝訴したが、最高裁で判決が翻った。
なぜ判決が翻ったのか、夜間飛行を繰り返す米軍への忖度ではないのか・・・、
PFASの規制に関しても、同じようなことが起こらないようにということ、
そして、日米地位協定や日米合同委員会のでたらめさについても小橋さんからお話しがありました。


”核や爆弾はゴミ箱へ!”
「これを、Tシャツやかばんなどにつけてくださいね」とレイチェルさんから
ハンカチサイズの布をいただきました。


この会は、チャリティイベントでもあります。
この日28280円も集まり、9月末に「花と爆弾」が支援されている団体に寄付されます。

ジュゴン保護キャンペーンセンターからのアピールの時間もいただき、
ほとんどの参加者がジュゴン保護の署名をしてくれました
みなさん、ありがとうございました

ZAN


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