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2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ②石垣島へ

2024年07月16日 | ジュゴンブログ
沖縄旅の報告の続きです
与那国島から石垣島へ

6月20日 与那国島から飛行機で石垣島へ
「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」の藤井さんに案内して頂き、自衛隊配備の現状をみました

2023年3月16日、戦後78年間基地がなかった島に陸自の駐屯地が開設されました
建設地は、於茂登岳のふもとに広がる自然豊かな場所でした
住民の強い反対に耳を貸さず、建設地周辺地区(開南、於茂登、嵩田、川原)の反対決議は顧みられず
基地建設工事は着工されたのです。特に於茂登地区は全会一致の反対決議でした

先祖が苦労して開拓し、農業を営み、パインやマンゴーの生産が盛んな地域です

開拓の碑がありました




すぐそばに畑が広がっています

展望台からの眺め。写真の上側、山のふもとの白い建物が陸自駐屯地です

陸自駐屯地には弾薬庫があります。弾薬庫から250mほどに民家があるんです
排水された処理水は安全なのだろうか?
地下水源地や農業用水はだいじょうぶなのだろうか?
新たに水の問題が出てきています
日常生活が脅かされているのです


駐屯地開設後、PAC3配備、日米共同訓練など日米一体の軍事要塞化が急速に進んでいるようです
「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」では、開設後も様々な取り組みを続けてられます
台湾有事が煽られれいますが、何かあったら、攻撃を受けたら、島は戦場になってしまう、、、

“軍事力で平和は築けない。軍隊は住民を守らない。沖縄戦の教訓です。
石垣島から「島を戦場にさせない!ミサイルより外交を!大軍拡ストップ!」の声を上げ続けます
全国がつながって、核も基地もない沖縄、日本、せかいへ、ともに力を合わせましょう”
と呼び掛けられています。
応えなくては、つながりましょう。
(藤井さんから頂いた資料を参照させて頂いています)


9条の碑がありました

6月23日 沖縄の慰霊の日 石垣島で過ごしました
去年、石垣島を訪れて、「いのちと暮らしを守るオバーたちの会」の山里節子さんはじめ、会のみなさんと交流することができました
山里節子さんから、「祈りを込めて、歌い踊り、語り合う」という内容の慰霊祭をひらくので、いらっしゃいと声をかけて頂き
祈りを込めて、歌い踊る~。とても心に響いて参加しようと決めました

去年、山里節子さんは、石垣島には「戦」という言葉はなかったんですよ
先祖から受け継いできた文化を大事にしている。それが闘いを支えてくれていると教えてくださいました
スタンディングされる時も、歌をうたいながら、抗ってられます


23日朝8時からの八重山マラリア戦争犠牲者の碑の前での慰霊祭に参加させて頂きました
節子さんのお兄さんは米潜水艦の魚雷を受けて、妹さんは栄養失調で
お母様と祖父をマラリアで亡くされています
島に軍隊が来なければ、、、

慰霊のお祈りし、みんなで「月桃」を歌ったのが感慨深かったです




日本軍に強制移住させられたマラリア有病地だった場所と陸自の駐屯地が見える展望台で、節子さんのお話を聴きました
「過去の戦争と未来の戦争が見える」と話されました


午後からひらかれた「祈りを込めて、歌い踊り、語り合う」慰霊の集いに参加しました

節子さんとパチリ


オープニング、場開きです



踊りや歌が次々に披露されていきます


なんと、飛び入りで私たちも
(もしも出番があったらと密かににわか練習をしていたのですが)
はらはらどきどき、なんとか歌を歌い、平和の思いを表現させて頂きました

「満月まつりで」と「平和な世界」を歌いました

平和は平和なやり方で創くられていく
平和を願う人が増えれば
平和に生きる人が増えれば
戦争は、きっと止まる
そう感じる集いでした


おまけの写真

案内してくださった藤井さんと


かつて琉球政府の圧政に抗ったオヤケアカハチの像の前で
いつの時代も権力に屈せず、抗った人たちがいるのですね
神聖な風が吹いているように感じました




少し観光も、海がきれいで、パッションフルーツが美味しかったです

出会ったみなさんとつながって
ともに抗い続けたいです












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