ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

ジュゴンの複数年調査を!

2008年02月09日 | ジュゴンブログ
沖縄防衛局は2月5日、新基地建設のアセスメント方法書に対する
追加・修正資料を提出しました。

「集落上空飛行」を明記/普天間アセス (2/6沖縄タイムス)

これにより、新基地建設のもたらす環境破壊のひどさが
さらに明らかになってきましたが、8日開催の県アセス審議会では
まだまだ書き直し内容が「不十分」との指摘があいついでいます。

普天間アセス審 書き直し内容「不十分」 (2/9琉球新報)
「複数年のジュゴン調査実施を求めたが、沖縄防衛局は複数年実施には明言を避けた。」

ジュゴンを守るためには、複数年の調査が必要です。
仲井間知事はこの点を譲らず、必ず複数年調査をするよう
沖縄防衛局に求めてください。そして、このまま本調査の同意を
することをしないでください。

知事宛てに「ジュゴンの複数年調査を!」の要請FAXを送ってください。

送り先は沖縄県知事公室広報課です。
  kouhou@pref.okinawa.lg.jp   
   fax098-866-2467

皆様の声を仲井間知事に届けてください。

 要請のFAX用紙はこちら

TA-KE

街で見かけたジュゴングッズ♪

2008年02月05日 | ジュゴンブログ
宮古島のお土産屋さんで発見しました。
Tシャツやトレーナーは見たことありましたがシャツは初めてです。

タグには「辺野古のじゅごん保護に思いを込めて」という作り手の気持ちも
書いてありました。

最近はジュゴンのキャラクターも巷に出てきましたね。
TVでもよく耳にします・・でも太っている人のあだ名で使われているような。
まぁ何であれジュゴンが広まってくれれば嬉しいですね。

皆さんも「こんなのありました」というもの何でも結構です、教えて下さ~い

2/3ちゃんぷるウォーク報告

2008年02月04日 | 基地と沖縄
昨日「沖縄ジュゴンの海を守ろう! 新基地建設反対チャンプルウォーク」を
開催しました。

朝起きて外を見ると、なんとみぞれが降っています。
さむ~、しかも天気わる~、みんな集まってくれるかなあ・・・。


ここは集合場所の南堀江公園
小雨がぽつぽつ降る中、ジュゴンイラストバナーを貼って
ウォークの準備を始めます。


現地事前調査の写真を出したり、参加者名簿を用意。
水たまりにジュゴンちゃんの尻尾が入らないか心配。


でも心配をよそに集会開始時間が迫ってくると、
みんなどんどん集まってきてくれました。


エイサー隊の方たちも参加してくれて、雰囲気を盛り上げてくれました。


司会はもちろんジュゴン。
ウォークの趣旨説明は若い仲間からしました(写真なくてすみません)。
「ジュゴン裁判を追い風にして、新基地建設のことを多くの人に
知って貰い世論を作り、新基地建設撤回、人やジュゴン等の生き物の
命と生活を守る為にこれからも地道に活動していきましょう。」


いろんな団体の方からアピールしていただきました。
こちらはSANAフィルムフェスタin京都のご案内


貧困社会を変えよう!最低賃金を1200円以上に!とアピール。

このほか、月桃の花歌舞団から公演案内があったり、フェアトレードのお店の方や、
ウラニウム兵器禁止条約実現キャンペーン、基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会
などなどから平和を作るためのアピールがありました。


いよいよウォークに出発。
まーちゃんたちも三線やぶどぅり太鼓でウォークを盛り上げてくれます。




10月のIUCNバルセロナ世界自然保護会議に向けて集めている
色とりどりのバナーを掲げて歩きます。


ジュゴンちゃんの「替え歌」でウォークは大盛り上がり!!
定番の「365歩のマーチ」のほか、今回は「サザエさん」「水戸黄門」
「この木なんの木」などニューバージョンも登場。
沿道の人たちの注目を集め、チラシの受け取りもとても良かったです。

 
このウォークのための手作りのプラカードも登場。



 
バナー、エイサー、三線、ジュゴン、アルトサックスなどなど
とっても楽しいにぎやかなウォークでした。


解散場所でのエイサー。
みんなの気持ちが合わさって、素敵なウォークができました。
この気持ちを広げて、ぜひジュゴンの海を守る大きな力を育てましょう。
ジュゴンの生きる海は、平和でみんなが豊かに暮らせる海です。
ジュゴンとともに生きる未来を作りましょう。

ありがとうございました。
ZAN

明日2/3(日) ちゃんぷるウォークです

2008年02月02日 | イベント案内
ちゃんぷるウォークin御堂筋がいよいよ明日になりました。
お昼から雨も上がる予報です。暖かくしてぜひご参加を!
(雨天決行です)

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「沖縄ジュゴンの海を守ろう! 新基地建設反対チャンプルウォーク」
日時:2008年2月3日(日)
集合場所:南堀江公園 (注:当初の堀江公園から変更になっています)
 地下鉄千日前線「桜川」駅5番出口 北側に徒歩3分
集合時刻:午後2時 (集会30分)
ウォーク出発:午後2時半
(南堀江公園~四ツ橋筋~心斎橋~難波)

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【呼びかけ】ジュゴン保護キャンペーンセンター (SDCC)関西事務所
〒534-0025 大阪府大阪市都島区片町2-9-21ノグチビル302号
TEL/FAX 06-6353-0514
e-mail info@sdcc.jp
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沖縄防衛局、沖縄県交渉の報告

2008年02月01日 | ジュゴンブログ
 1月30日午後2時から沖縄防衛局、午後4時から沖縄県環境政策課と、海勢頭代表をはじめ3名で交渉をしました。以下、交渉内容を報告します。

 沖縄防衛局は
1.方法書の書き直しついては沖縄県と協議中である。

2.海に生きる生物についての調査(4月~10月)を3月に入札するが、これが本調査か現況調査かとの問いに答えることはできないし、そのような区分けは意味がない。この言いまわしは環境省環境影響審査室の言い方と一緒です。環境アセスメントのフローチャートを無視する、メリハリのない進め方です。

3.ジュゴンの調査を1年間以上行うと防衛局が言っていたが、今回の入札では7ヶ月間の調査(4月から10月末)となっているがこれでは短すぎる。知事意見にあるように複数年の調査を行うべきだ。しかも、現況調査を準備書に入れて1年間であると主張することはおかしい。米国ジュゴン訴訟はジュゴンへの影響を回避し低減することを基本的とした調査を求めている。埋め立て土砂も中国など海外からも考えているようだが、移入種の問題が出てくる。どこから採取したかの明示と第2次アセスを行うべきだ。

4.いつから準備書の作成に入るかなどについてのスケジュールはまったく決まっていない。

5.書き直しの内容はインターネットで公表する
 
 <この交渉で明らかになったことは>
 書き直しについての沖縄県との協議が整っていないので、環境アセスメントのフローチャートにのっとったアセスが行えないこと。そして、現況調査などを活用することで調査期間が不十分だとの世論の批判を交わすことを狙っていることが明らかになりました。

 沖縄防衛局に、国際水準のアセスメントを求める国際署名第2次分、33カ国4322筆提出しました。合計で41カ国5754筆になりました。


 次いで、沖縄県との交渉で環境政策課に、
  環境影響評価法をふまえてメリハリのある指導を求めました。

1.方法書の書き直しについては、28日(月)にさらに追加の50ページの資料が出されてきた。これで、沖縄県が防衛局に指摘し説明を求めた50%分が提出されたことになる。しかし、まだ県審査会にかけるような段階ではない。

2.飛行機の機種や飛行経路などは書いてきている。埋め立ての土砂については県内外、国内外で各々何パーセントというように明示することを要請する。移入種問題には注意する。

3.本調査、準備書作成の段階については、現在の県と防衛局との協議が整った段階以降を本調査、準備書作成段階だと理解している。

4.現況調査については、土木建築部が認可したことで環境アセスの観点からではない。だから、現段階ではジュゴンなどへの影響を与える機器の使用などについては中止するように求めているし、中止したと聞いている。

5.条例アセスの対象である飛行場建設で、キャンプシュワブ兵舎解体工事については、アセス期間中は中止するように要求し確認した。

6.防衛局から提出された書き直した文書については、沖縄防衛局はインターネットで明らかにする。沖縄県もマスコミの活用などで公表する。また、数度の審査会論議を通じて整理された内容については同じ方法で公表する。また、一般市民の意見を受け付けることができるように、沖縄県にメールやファックスで出された意見は整理して審査会に提出する。一般の意見が出せるように、文書の公表から審査会までの期間は一定の時間を確保するように努力する。

7.沖縄のジュゴンは天然記念物で、当該の沖縄県は保護する義務を持っている。その県がジュゴンに影響を与える事業について慎重に科学的に環境アセスを行うように指導することは当然である。米国ジュゴン裁判の判決は日本政府、沖縄県にそのことを求めている。

 沖縄県環境政策課は不十分さはありますが、環境影響評価法にできるだけ忠実に、防衛局に対応しています。すでに防衛局から提出された方法書が環境影響評価法の要件を満たしているとの立場を取っているために、環境影響評価法でのやり直しをもとめることまではできない矛盾を持っています。いま世論が環境政策課の取り組みを支えることが重要だと思います。

 追加文書が公開されれば(沖縄防衛局のブログか沖縄県環境アセスメント資料のブログで)、意見書を出した多くの人々が追加意見を沖縄県にメールやファックスで出すことが必要だと思います。

                   ジュゴンの保護者より