散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

寒い理由

2008-06-13 17:27:08 | 思考錯誤
電話が鳴っている。
今朝はどうにも電話に出るのが億劫である。用事があれば留守番電話にメッセージが入るだろう。。。と思っていると、声が聞こえてきた。
メッセージはなにやら遠くの方でしゃべっているようでよく聞き取れないが、声色からいつも世話になっているギャラリストかららしいと言うことだけはわかる。彼のメッセージはいつも異界から届くが如くくぐもっているのである。何度聞き返してもよくわからない。電話に耳をくっつけるようにして聞いても聞き取れないことがあるのだ。
(そういえばメイルが入っていたのに返事をしていなかったのだ。。。次の展覧会の予定の件だと思うが、何しろ仕事から帰って一休みして夕飯を作ってテレビの前で休んでいると眠ってしまい、それからシャワーを浴びてベットに倒れこむと言う毎日がしばらく続いていたので返事を考えるのも酷く億劫だった。)


ところで。。。。


その留守番電話のメッセージのような単調な声が廊下脇の事務室から聞こえていた。私は学校と思われる建物の中の長い長い廊下を仲間と共に歩いていたのだ。

前方から白っぽいワンピースを着た少女がこちらに向かって歩いてくるのに気がついた。
少女は近づいてくるはずなのに一向に其の大きさが変化していない。
300m、200m、100mと我々の間の距離は縮まってゆくにもかかわらず、彼女の姿大きさが変わらない。
とうとう私の脇をとおりすぎるときにも彼女は、子供が抱きかかえることの出来るほどの大きさのままであった。
彼女はこちらを振り向きもしない。
彼女は近づくにしたがって縮んでいったのか?
それとも我々の間の距離というものは存在していなかったのか?などととりとめも無いことを考えながら私達は言葉一つかわさずに通りすぎた。


と言う夢を見た。
まだ話は続いていて、なんだか奇妙な風景が連続して現れたのだが、とりわけこの一場面が印象的な夢であった。
人形のような少女は実は少女ではなく年齢不詳なのだった。






話し変わって

太陽がこのところ静かなのだそうだ。
大きな黒点が観察されて磁気嵐の影響が騒がれていたのは最近の事ではなかったかと思っていたが、もうしばらくの間太陽の活動が不活発になっているらしい。
其のため地球の気温が低下していると言う説もある。(1650年から1700年に渡っての50年間太陽が不活発だったことがあったという。)

今朝など最低気温6度で実に寒い。
これでは酷い。6月も半ばと言うのに冬のようだ。
あんまり寒くてニットのカーディガンを出してきて着込んでいるが足元も寒い。
先日の31度からの急降下は身体も気分的もついてゆけない。やっと忙しかった一つの仕事が終了して、自然のなかでエネルギー補給としようか。。。と思っていたが昨日も雨、今日も雨模様。これでは外に出るのも億劫だ。
もう冬眠してしまおうかと言う気分になっている。
もっとも冬眠気分で本を読むっていう趣向もまあ、良いかも知れない。