
昨日の晩はDortmundのコンサートハウスのシーズン開幕でダニエル・ハーディングがロンドン・シンフォニー オーケストラを率いてブーレーズ、メシアン、ブルックナーを披露した。
ドルトムンドのコンサートホールが数年前にできてから一度出かけて見たいと思っていたのに忘れていたりなかなか行く事ができなかった。
このホールは街の中心にあるため、外壁は40cmの鉄筋コンクリート壁で騒音を防いでいる。内壁は音響工学設計者の言うとおり厳密に施工されて理想的な響きであるということだった。
内装デザイン的に華やかさはないが確かに音がよく聞こえるホールだ。
(残響2秒。ケルンのコンサートホールより良いな。。と思う。)
私達は舞台に向かって右側の2階バルコニー(写真右上の席)に席を取っていたのだが、開演直前にバルコニー正面にかなり空席があったのを見ていた。多分端に座っていた多くの客がそれを同時に見ていたのだ。一人二人と移動を始め結局私たちを含めて近所に座っていたほとんどが正面に移動。普通に買うと倍以上はする席なのである。それにしてもそれ以外はかなり良い客入りだった。
ブーレーズの曲が始まってホールの響きがいいのに感心。音が空間に昇ってゆくさまが見えるような、そんな感じだ。
イギリス訛りのブーレーズという感じだったがなかなか好調。
生誕100年で今年はメシアンの曲の演奏がおおいのもうれしい。
彼らの演奏はなんだかブルックナーが別人になったように聞こえた。好みで言えばちょっと管楽器が煩かったなあ。もっともこの曲は少し元気なときに聞かないと私にはつらいのだった。ブーレーズとメシアンだけで充分という気分。
曲目
○Pierre Boulez ' „Livre pour cordes“,
○Olivier Messiaens „Poème pour Mi“
○Bruckners 4. Sinfonie, „Romantische“.
来年はまたなかなか面白いプログラムなのだけれど、相棒は事務所から近いので具合が良いのだが私にはちょっとドルとムンドまでは遠いのが残念。
さて今夕は16時からミュンスターに出動。
ミュンスターの美術館、ギャラリーが夜中まで開いている日、その関連で一昨日某ギャラリーに展示をしてきた。
ちょっとくたびれてしまったので、出かけるのはそれほど気が進まないけれども仕方ない。

ここ数日夜中の帰宅が続いているので眠いです。
そういえば最近Karlheinz Stockhausenの"Stimmung”を買ったのだけれど、ちょっと気に入って聞いている。