寒くなってきたせいか、朝起きるのがつらい。
最近6時半といったらかなり暗い。
Itaro Calvinoの Marcovaldo oder Die Jahreszeiten in der Stadtを読み始めた。
マルコヴァルドさんは仕事に向かう途中街の中にある季節の変化を見逃さない。
枝にかろうじて一枚しがみついている葉の事や屋根瓦に引っかかった鳥の羽などのことだ。
停留所の脇などに生えようとしている茸を見つけて宝の山を発見したかのようにいてもたってもいられない。
やがてそれが大勢の知るところとなって、人々と茸を少しずつ分け合って食べる羽目になるのだけれど、結局そのおかげで死なずにすみましたっけ。。。
というような話から始まる。
私も街を歩いていると街路樹の足元のほんの1平米ほど剥きだした地面にごそっと立ち上がろうとしている茸や、教会の脇の空き地に生えている茸を見逃さないつもりだ。
だからマルコヴァルドさんの視線の動きはとてもよく理解できる。
でも、茸にはご用心。
近所の家の前庭の芝にいろいろなきのこが顔をだす。
その庭はおととしは紅テングダケがにぎやかで美しかったが去年も今年も紅色ボールが現われない。
通りがかるたびに眺めている。
今日、またその脇を通り抜けると茶色の傘のテングダケが出ていた。こちらは紅テングダケよりも毒性が強いらしい。
その脇には幾種類かの別の茸が並んでいる。一体何種類くらいあるものだか。。。ちょっと数えただけでも6,7種類はえている。
中の一つはイグチ系の茸があるのだけれど、可食菌ではないようにおもう。(一体なんだろう?うまく写真が撮れなかったのが残念だ。下茸写真)
いづれにせよ人様の家の庭に入り込むわけにはいかないので垣根の外からちょっと写真を撮らせてもらった。
マロニエのピカピカ光っていかにもおいしそうな実が道に転がって車に轢かれている。
もう栗も落ちているのだろうか?
今日のおやつ