あらためまして、10月9日(日)放送分のプリキュアの話をこのあと書きますが…。その前に少し近況報告を書いておきます。
ちょうど10月に入って、勤務校の後期(第3・第4クォーター)の授業が始まりました。ただ今学期は私、しばらく仕事を休む教員の「代打」で、いままで担当したことのない教職課程科目を担当したり…。あるいは新しい共通教育のカリキュラムの科目で、受講者が千人近くいるような科目を担当するとか。そして、週10コマ近く大学の授業を担当しつつ、勤務校の次年度以降の準備がはじまったりもしています。
おまけに土曜日にはある学会の年報編集委員会があったり、10月9日(日)にはうちの娘の高校音楽科の定期演奏会があったり…。もう、次から次へとやることがあって、たいへんです。こんな感じで、あす以降、またしばらくこのブログの更新が途切れるかもしれません。ブログの更新ができないときは「忙しいんだ~」と、事情をお察しください。
さて、本題の今日のプリキュアの話ですが。なんと、日頃プリキュアたちがたたかっているブンドル団が一切出ないという、そういうプリキュアの話。そのかわり、ゆいちゃん(キュアプレシャス)にそっくりな他国の王女さまがでてくる話で、ちょっと物語が昔の映画「ローマの休日」風になっています。
まず冒頭ですが、プリキュアたちの暮らすおいしーなタウンの中学校に、「ほほえみの王女」で知られるイースキ島の王女・マイラがやってきます。マイラは出迎えに出た生徒会長のあまねちゃん(キュアフィナーレ)に驚かれます。というのも、マイラはゆいちゃんにそっくりだったので。また、マイラもゆいちゃんに会うために、プリキュアたちの中学校に来たようです。
そのマイラの話では…。イースキ島に来た「シナダ・モンペイ」から、マイラにそっくりな女の子がおいしーなタウンにいると聴いたとのこと。また、そのモンペイから、黒い招き猫を預かっていたので、もってきたとのこと。この「シナダ・モンペイ」は、ゆいちゃんの幼ななじみ・たくみくんの父親で、ゆいちゃんの父親といっしょに遠洋漁業の漁船に乗っています。
そのあとマイラは「この街に来るのが夢だった。でも、予定が詰まっていて、街を自由に回れない」「王女として公務をしているときは、いつも緊張している」「でも、帰国前にゆいちゃんに会えてよかった」等々の話をします。それを聴いたゆいちゃんは、「せっかくおいしーなタウンに来たのだから、帰国前におなかいっぱいにならないと」と言って、ゆいちゃんとマイラが入れ替わろうという提案をします。そして、らんちゃん(キュアヤムヤム)・ここねちゃん(キュアスパイシー)・マリさんにも協力を求めて、なんとかマイラが帰国する前に、おいしーなタウンで好きな食べ物を食べて帰れるようにします。ちなみに、どうやらイースキ島では、王位の継承をめぐって、いとこの王子とマイラとの間でもめているようで…。あまり思ったことを言えないような雰囲気があるようです。
その後、お世話係に服や髪の毛など身なりの手入れをしてもらって、マイラ王女といれかわったゆいちゃんはおおはしゃぎします。ただ、マイラ王女の執事であるゲンマ・イタックに「最終日の予定」について説明をうけます。その「最終日の予定」として、王女(に化けたゆいちゃん)がおいしーなタウンの美術館を歩くときに、いつも以上にはしゃいでいるので、「なにかおかしい」と気づきます。なにしろ、美術館の館長におみやげにもらったサンドイッチなどを、王女(に化けたゆいちゃん)は車のなかでおいしそうに食べてしまったので。
他方、自分がおいしーなタウンで行ってみたいお店を調べてきたマイラは、ゆいちゃんの姿になって、他のプリキュアやマリさんといっしょに街を歩きます。そんなとき、マイラをゆいちゃんだと思って、たくみくんが話しかけます。「ごきげんよう」とマイラにあいさつされて、たくみくんは「だれだ、あいつ?」と思います。
結局、どこのお店に入ればいいか迷ったマイラは、らんちゃんの提案で、すべてほしいものをテイクアウトして、あまねちゃんの家に持ち帰ることにします。「でも、どれから食べればいいか…」と迷うマイラに、プリキュアたちは「好きなモノから食べれば?」と。また、あまねちゃんの双子の兄たちにフルーツパフェをつくってもらい、マイラはそれが「おいしい!」と思ったので…。ここねちゃんは「甘酸っぱいものが好きなら、フルーツサンドから食べてみては?」と提案します。どうやらマイラは、執事のゲンマから「正しき道を選ぶように」と言い聞かされていたようです。「こうやって好きな味も好きな食べ物も思い出せる。イースキ島の人々にも思い出してほしい」と、マイラは思い始めます。
一方、王女(に化けたゆいちゃん)の昼食の場所は、レストランデュラク(=ここねちゃんの実家)。そこへ午後のスピーチの原稿をもって、王女(に化けたゆいちゃん)とゲンマは向かいます。そのスピーチの原稿は、イースキ島の次の王位に関する王女の考えを示すもの。その車が、何者かによって取り囲まれてしまいます。どうやら王位を争っているサンザー王子が手下をつかって、王女とゲンマを誘拐しようとした様子。王女は失敗が怖いから話さないし、話すときは原稿がいる。だからその原稿を奪ってしまえ、王女がスピーチできないようにしてしまえ…。そういう思惑の様子です。
そこで、王女に化けたゆいちゃんは、自分が連れてきた妖精のコメコメに、あまねちゃんの家に行って連絡をつけさせます。ゆいちゃんは大丈夫で、サンザー王子がスピーチのことを妨害しようとしている。そのことを伝えたコメコメは、再びゆいちゃんのところに戻ります。そしてコメコメといっしょにキュアプレシャスに変身して、ゲンマを助け、サンザー王子たちを閉じ込めて、スピーチの会場に向かいます。
ゲンマを助けたゆいちゃんは、「マイラは決して逃げていない。マイラがつくったメモを見たけど、話す用意をしている」と伝えます。そんなゆいちゃんに、ゲンマは「本当にすまない」と謝ります。でも、ゆいちゃんは「こちらこそ、巻き込んでしまってごめんなさい。でも、わかっていたけど、ゲンマさんは黙っていてくれた」とも伝えます。
一方、マイラ王女本人をスピーチの会場に安全に連れていくために…。マイラ王女に見られないようにして、他の3人のプリキュアも変身します。そして「レストランデュラクのサービス」と言って、マイラ王女をプリキュアたちが会場まで連れて行きます。
会場について、マイラ王女と再会したゲンマは、「私がおろかでした。王女さまの笑顔が失われていた」と謝ります。他方でマイラ王女は「ゲンマは常に私のことを守っていてくれただけ。私はこのおいしーなタウンで、自分の<好き>を思い出せた。イースキ島が大好き。だから、もう迷わない」とゲンマに伝えます。
そして、ラストの場面。遠くからプリキュアたちが見ているところで、マイラ王女のスピーチがはじまります。原稿を見ないで、自分の気持ちで正直に語りかけようとするマイラ。そんなマイラは、「ごはんは笑顔」とつぶやいてから話し始めます。
と、いうような具合で…。今回は「ブンドル団が全く出ない回」の話になりましたね。また、話の内容も、どことなく昔の映画「ローマの休日」風です。ただ、そんな話のなかでも、たくみくんの父親はゆいちゃんの父親とともに、あちこちを遠洋漁業の船でまわりながら、おいしーなタウンの話をいろんな人にしているようですね。そういう謎解きも今回、ありました。ちなみに次回は、麺類のフェスティバル(ちゅるフェス)に、らんちゃんたちがどういう風に動くのか…という話になるようです。