<サルスベリの花が満開です。>
昨日やっとお盆が終わり、今日は朝から法事です。
お盆が終わると、お寺は暇になると思われているようですが、そうはいかないんですね。
お盆中、できなかった用事がごっそりたまってしまっています。
また、お盆中法事は受けられませんから、お盆の前後に法事が集中することもしばしばです。
16日の新聞を見ると、いつもより余計にお葬式が多いのに気づかれることでしょう。お盆中はお葬式ができないので、お盆後に集中してしまうのです。
そして、お盆が終わるとお盆の付け施餓鬼「施餓鬼法要」のシーズンです。
明日から断続的に近隣寺院の施餓鬼が始まります。
この施餓鬼が終わるまで、一息つくことはできません。
そして、施餓鬼シーズンが終わると、すっかり夏も終わってしまっています。
昨日、灯篭流しで会った他宗の僧侶の方と、どのようにしてバテずにお盆を乗り切るかという話をしていた時、その方は、お盆前に歩くのが秘訣だとおっしゃっていました。
甲府駅を起点として、ひと駅歩くということをなさっているそうです。
たとえば、竜王駅まで歩いて、帰りは電車で甲府駅まで戻るとか、南甲府駅、あるいは酒折駅まで歩いて、帰りは電車で甲府駅に戻るということを続けているとお盆を乗り切るだけの体力がつくんだそうです。
それぞれの駅までは1時間半から2時間ほどかかり、それを昼間歩くのだそうです。
確かに墓経、棚経は暑い日中に行いますから、そのシュミレーションにもなるのでしょう。
来年は一緒に歩かないかと誘われましたが、とてもそれだけの体力はありませんので、お断りしました。
そこまでアスリートにはなれません。
せいぜい、夜涼しくなったときに武田神社まで往復1時間かけて歩くのが精いっぱいです。
だから、夏バテしてしまうんでしょうかね。
年々年をとって、体力が落ちてきますから、来年はまた、何か対策をたてなくてはなりません。
お寺というと静かにお経を読んだり、瞑想しているようなイメージがあるようですが、完全な肉体労働で、体力勝負です。