<樒(しきび)の枝>
施餓鬼法要で使われる樒(しきび)はもくれん科の植物です。
木全体に毒があり、昔は、動物に荒らされないようにお墓にたてられることもあったようです。
そんなことから、お寺で使われるようになったのでしょう。
いまでも、花と同じようにお墓にお供えすることもあるようです。
(清運寺ではお墓に樒(しきび)を供える人はありませんが)
それに対して、榊(さかき)はツバキ科の植物で、神道で使われるものです。
葉はつばきと同様肉厚でつやがあり、ツバキよりも少し大きく、縦長の葉っぱです。
神棚にお供えしたり、結婚式や葬儀の時にお供えするという使い方をされていますね。
使われ方は似ていますが、まったく違う植物です。