清運寺だより

ようこそいらっしゃいました。甲府市にある日蓮宗寺院の住職のブログです。日々の出来事、感想、行事などをご紹介します。

雪の葬儀

2009-01-09 20:12:00 | Weblog

<外は真冬、でも挿し木をしたバラは芽吹いてきました。まだ、根づいてはいないと思いますが、このまま成長することを期待します。亡くなる命もあればこうして、新しく成長していく命もあります。ここでも命のリレーが行われていることを感じます。>

 

 今日、南アルプス市にあるお寺の葬儀に行ってきました。

甲府では、朝雪が降っていたものの、昼ごろには小雨に変わっていましたが、車で南アルプス市まで行く途中、開国橋あたりで、粉雪になり、葬儀会場付近では大粒の雪がしんしんと降っていました。

やはり甲府と南アルプス市では気温が違うのでしょうね。

雪の葬儀で大変なのはお手伝いの方々です。

特に外のテントでの受付は寒さとの戦いです。

受付係の方は、手がかじかんでうまく字が書けないと困っていました。

そして、交通整理や駐車場係の方、こちらも寒くて大変そうでした。

こんな天気の日に焼香に行くには、少しばかり気を使います。

というのも、地面がぬかるんでいるので、足袋が汚れないように気をつけなければならないからです。(つまかわと言う、つま先カバーのついた草履をはいてはいるのですが。)

靴と違って、草履は薄くて、足袋がむき出しになりますから汚れやすいのです。

車からの乗り降りで、袴を地面につけないようにするのにも気を使います。

 しかも、こういう葬儀の時は臨時の駐車場を設けますから、会場まで歩く距離が長くなり、汚れる確率も高くなるのです。

 本堂前に設置された焼香台で、亡くなられた方の写真を見ながら、お焼香をしていると、豪快でしかも心温かい方だったお姿が目に浮かんできます。

大往生といってもよいお年でしたが、もうお会いできないとなるとなんともさみしい気持ちになります。

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コメント (2)
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