今年の初めに正月菓子として、金沢の和菓子店、柴舟小出の「福梅」をいただきました。
紅白の梅の形をした最中です。
城下町金沢では昔から伝えられた正月菓子で縁起の良いものとされているようです。
以前、とらやの御代の春という梅と桜をかたどった最中を紹介したことがありましたが、それとよく似た最中です。
やはり、おめでたい形として、梅の花型というのはあちこちで使われているのでしょう。
金沢といえば、加賀百万石のおひざ元、和菓子文化の発達しているところです。
江戸屋敷として、前田家の屋敷があった東京文京区本郷にも、御用達の和菓子屋があります。
城下町として栄えたところには、おいしい和菓子屋さんがあるようです。
昔、砂糖が貴重だった時代、和菓子は高級品だったのでしょう。
そのため、経済的な余裕のあることが和菓子の発達する条件になっていたようです。
文化栄えるところに和菓子ありですね。
そういえば、今日はセンター試験の日、東京メトロの丸の内線本郷三丁目には東大(加賀百万石前田家江戸屋敷跡)でセンター試験を受ける受験生もたくさん降りたったことでしょう。
福梅にあやかって、みんながんばれ!