木内マジック不発

夏の風物のひとつ高校野球甲子園大会が昨日から開幕しました。
代表校４９校中、初出場高校が１３校と例年に比べて多いようですが、
いずれも都道府県大会を勝ち抜いてきた代表校ですから、強いことに変
わりはないはずです。地元の夢を一身に受けて、今年はどんなドラマが
生まれるかたのしみですね。開幕試合は、おもしろい組み合わせになり
茨城の常総高校対福岡の九州国際大付属高校のスタートでした。
私は九州出身ですから、どうしても九州代表校を応援してしまうのです
が、昨日は特別に常総高校を応援しました。常総高校を応援したという
よりも木内監督を応援してしまいました。今年で７８才になってしまっ
たおじいちゃん監督さんですが、引退をしてふたたびご高齢にもかかわ
らず４年連続出場をはたした名物監督さんです。一度は引退したものの
自分が退いた後、甲子園から遠のいてしまった常総高校を見ていられな
かったのでしょうね。夏と春一度ずつ全国制覇をした時の、木内監督さ
んの采配は最高でした。この時から木内マジックという言葉が生まれた
ようですが、選手のその日の体調ややる気、そして試合につきものの勝
負の流を見抜いて、選手を上手にあやつるうまさは郡をいていたようで
した。木内マジックといっても、それだけで勝てるわけではないんです
ね。勝つためにはそれに裏付けられた、きびしい練習があればこその木
内マジックなんですね。試合は前半４点リードしていましたが、ピッチ
ャーの状態が良くなかったようで逆転されて負けてしまいました。
ご高齢にむちを打つ木内監督さんですが、こうなったら杖をつきながら
でも生涯現役を貫いてほしいですね。

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