一昨日の朝8時頃、一本の電話がかかってきました。
「今から相談に行きたいが、よろしいでしょうか」。
電話をしてわずか10分足らずで、80才ぐらいの白髪で坊主頭のおじ
いちゃん(Sさん)が来店しました。
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Sさんの家の前に店舗が立っていたが、今年の4月に解体して更地にな
った。店舗の主は土地を借りていて地主に土地を返して出ていった。
その時、土地を売って欲しいと言ったが断られた。
それから4ヶ月も経つが土地は更地のままで、何もする気配はない。
Sさんは隣の土地を欲しいが、土地の持ち主はわからない。
そこで当社に地主を調べてもらって、交渉してもらいたい。
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昨日、地主がわかり行って話をしていると。
「なぜSさんはあの土地が欲しいのですか」
しまった肝心のことを聞いてなかった。今さらわかりませんじゃ話が前
に進まない。申し訳ないがここは話の流れということで。
「お孫さんのために、欲しい様子でしたよ」・・・。
「わかりました一週間ほど待ってください」
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事務所に帰り、さっそくその話をすると。
「そうですね。孫のために土地を買っておくこともあります」
「しかしよく地主さんがわかりましたね」
「はいこれが不動産屋の仕事ですから」
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ウソも方便というが、大体あたっていてホッとしました。
しかし肝心なことを聞き漏らすとは、まだまだ修業不足です。
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