山口県内で唯一駅弁を製造販売している小郡駅弁が撤退する。
同社は1910年創業で105年の歴史を持つが、鉄道の高速化で
車内でのんびり食事をする人が減ったことに加え、駅舎の改良に伴う
コンビニや飲食店の進出に押され需要は徐々に減少した。
・
これまでに50種類以上の駅弁を販売し、「かしわめし」や山口線の
シンボル「SL弁当」などが主力商品だった。会席料理や仕出し等も
展開し1990年台前半には年間8億円の売上げを誇った。
長年築いてきたノウハウを生かし、山口宇部空港発の全日空便の機内
食を手がけたり、東京の百貨店で開かれるグルメ大会に出店したりし
て県内外にファンを増やしてきた。2001年に開催された「山口
きらら博」では来場者の弁当を一手に請け負い、多い日では5000
食を作ったこともあった。
・
経営効率化のため「下関駅弁」「徳山駅弁」を吸収合併し、それぞれ
の売りだった「ふく寿司」や「あなご飯」も引継、県内唯一の駅弁
会社として奮闘を続けてきた。先代社長や4年前に就任した現社長は
、九州新幹線開業に合わせて開発した鹿児島の黒豚や下関のフグを使
った「長州さくら弁当」、加熱機能付きの容器に入った「ほかほか
瓦そば弁当」などの新商品で再起の道を模索したが、客足は戻らず駅
弁事業から撤退する。
・
先代社長は、客離れを肌で感じながらも「何とか盛り返したかった
が、時代の流れには逆らえないと思った」と振り返る。
現社長は、「昔からたくさんの方に親しんでもらった駅弁文化を絶や
すのは本当に申し訳なく残念」と話している。
今が元気である事業でも、あらたな時代の流れがくればいつの日か
絶やされる運命が待っている。
H26年モール前不動産 http://www.geocities.jp/sennenhome/
H26年スタッフブログ http://nanappemame.blog108.fc2.com/
同社は1910年創業で105年の歴史を持つが、鉄道の高速化で
車内でのんびり食事をする人が減ったことに加え、駅舎の改良に伴う
コンビニや飲食店の進出に押され需要は徐々に減少した。
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これまでに50種類以上の駅弁を販売し、「かしわめし」や山口線の
シンボル「SL弁当」などが主力商品だった。会席料理や仕出し等も
展開し1990年台前半には年間8億円の売上げを誇った。
長年築いてきたノウハウを生かし、山口宇部空港発の全日空便の機内
食を手がけたり、東京の百貨店で開かれるグルメ大会に出店したりし
て県内外にファンを増やしてきた。2001年に開催された「山口
きらら博」では来場者の弁当を一手に請け負い、多い日では5000
食を作ったこともあった。
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経営効率化のため「下関駅弁」「徳山駅弁」を吸収合併し、それぞれ
の売りだった「ふく寿司」や「あなご飯」も引継、県内唯一の駅弁
会社として奮闘を続けてきた。先代社長や4年前に就任した現社長は
、九州新幹線開業に合わせて開発した鹿児島の黒豚や下関のフグを使
った「長州さくら弁当」、加熱機能付きの容器に入った「ほかほか
瓦そば弁当」などの新商品で再起の道を模索したが、客足は戻らず駅
弁事業から撤退する。
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先代社長は、客離れを肌で感じながらも「何とか盛り返したかった
が、時代の流れには逆らえないと思った」と振り返る。
現社長は、「昔からたくさんの方に親しんでもらった駅弁文化を絶や
すのは本当に申し訳なく残念」と話している。
今が元気である事業でも、あらたな時代の流れがくればいつの日か
絶やされる運命が待っている。
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