中国経済に暗雲

太平洋に並んだ三つの渦の方向がほぼ定まりつつある。
台風１０号は、日本に影響することなく中国に向かい上陸した後は
温帯低気圧になりそうだ。一番先に誕生した長男９号は巨大化しなが
ら、沖縄諸島を暴風域に巻き込みながら中国大陸へと向かう。
三男１１号は、一番東に位置し９号ほどの巨大化はしていないが中心
の気圧は９３５ヘクトバスカルと猛烈な強さを誇っている。今のとこ
ろは９号と同じ西に向かっていますが、明後日頃から進路を北へ変え
日本に直接影響を与える可能性が出ている。
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中国の株式市場が、１ヶ月で３割近くも値を下げた。
中国経済の先行きは一段と不透明さを増し、自動車の販売不振や貿易
額縮小など景気の減速感が強まっている。株価下落が続けばさらに個
人消費を冷え込ませ、世界経済にも影響を与える。
中国政府は、株価急落が続くと社会不安が増し、政府批判につながり
かねないとみて、中国人民銀行の金融緩和や、年金基金による株式へ
の直接投資の承認など対策を矢継ぎ早に打ち出した。
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上海株式市場では、株価暴落を避けようと証券取引所に自社株の売買
停止を申請する企業が続出している。こうした動きは６月下旬から始
まり、上場企業の３割を占める約８００社が占める異常事態で、株価
を維持するために当局が容認しているとみられる。
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「爆買い」をする中国人は、保有株が上昇して含み益が増えたり、
多額の売却益を得た人が少なくない。日本を今年１月から３月に訪れ
た中国人観光客の買い物は一人あたり約１８万円に上がる。これは
前年同期より３６％も増えた。株価が前の水準に戻ると、中国人客に
よる消費は半分以下になり「爆買い」が沈静化するとみられる。



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