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イノダコーヒ本店の朝食

2017年10月15日 | +京都

翌朝は、ホテルをチェックアウトしてから地下鉄に乗って、イノダコーヒ本店まで朝食を食べに行きました。烏丸御池駅から歩いて5分ほどの静かな街中にあります。

入口は、右側ののれんがかかった伝統的な町家の建物にありますが、左側の白い建物が創業のお店となっています。左の旧館は満席だったので、私たちは待たずに右の新館の席に案内していただきました。最近、京都では観光用のレンタサイクルが増えていて、この日もお店の前にはたくさん自転車が停まっていました。

新館は2階までの吹き抜けとなっていて天井が高く、クラシックで落ち着いた雰囲気でした。天井まであるガラスの外にはテラス席があり、和風のお庭が続いています。通路をはさんで隣の旧館は、外から見たところ、アメリカンカントリーといった感じのかわいらしい雰囲気でした。

モーニングセットの「京の朝食」です。コーヒーとオレンジジュース、クロワッサン、スクランブルドエッグとハム、サラダ。見たところ、特に”京都ならでは”というわけではない王道の朝食ですが、素材のひとつひとつにお店の吟味が感じられました。

私はフレンチトーストにしましたが、想像とまったく違うものが運ばれてきてびっくりしました。厚切りトーストの上にお砂糖がたっぷりまぶしてあり、食べてみると正真正銘、昔懐かしい揚げパンのお味です。なんとも個性的なフレンチトーストですが、それゆえに大満足しました。コーヒーにもよく合いましたよ。

このエリアには古い町家がそこここに残っています。老舗らしいお店が並ぶ中、町家の建物をうまく生かした新しいお店もありました。写真の足袋屋さんのお隣は、チョコレートのベルアメールです。

れんが造りの重厚な建物もいくつかありました。写真は京都文化博物館で、(東京駅と同じ)辰野金吾さんの設計です。ちょうど(ロバート・キャパなどが所属した)マグナム・フォトの展覧会をやっていたので、時間があったら見てみたかったです。

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