セレンディピティ ダイアリー

映画とアートの感想、食のあれこれ、旅とおでかけ。お探しの記事は、上の検索窓か、カテゴリーの各INDEXをご利用ください。

Tamarind @GINZA SIX

2017年05月14日 | グルメ

連休中、先月銀座の松坂屋跡にオープンした GINZA SIX(ギンザ シックス)にお昼を食べに行ってきました。

早めの時間に訪れましたが、建物のまわりにすでに大きな人の流れができ始めていて、いつもの銀座にはない光景でした。混まないうちに、まずはエスカレーターで6階のレストランフロアへ。

どのお店も長短列ができていましたが、ひと回りして家族の希望でインド料理のTamarind(タマリンド)さんに入ることにしました。オレンジとブルーのインテリアが印象的な、ポップでかわいらしいレストランです。

ランチメニューの中から、こちらは3種のカレーセットです。本日のカレー4種類の中から3種類を選びます。緑のカレーはサグパニール(ほうれん草とチーズのカレー)。コリアンダーリーフ(香菜)を散らした海老カレーもおいしかった。

私はインド風のクレープ、ドーサのセットをいただきました。中には味付けしたじゃがいもが入っていて、このままでもおいしいですが、サンバル(手前左のスープ)、ココナツのチャツネ(右奥)につけて食べるとさらにおいしい。右手前のドーナツみたいなのはワダといって、これもカットしてスープやチャツネにディップしていただきました。

全体的に日本人向きに辛さを抑えているのか、まろやかなお味でした。食後のヨーグルトも濃厚なおいしさ。大満足のランチでした。

食事のあとは屋上のガーデンへ。芝生や子どもが遊べる水の広場、花壇があって憩いの場所となっていました。写真は東銀座方向で、ひときわ高く見えるのは歌舞伎座のビルです。このほか、スカイツリーや東京タワー、レインボーブリッジも見えました。

2~5階は吹き抜けを大胆に配した贅沢な造り。上から草間彌生さんのかぼちゃのバルーンがモビールのように下がり、ポップでわくわくする空間でした。

コメント (2)

ふわふわパンケーキ

2017年05月13日 | 料理

最近流行しているらしい、ふわふわパンケーキを作ってみたくなりました。お店で食べたことがないので、こんな感じかな?と想像しながら...。

レシピはコチラを参考にしました。ポイントは「卵を卵黄・卵白の別立てにして、卵白を固いメレンゲに泡立てる」「小麦粉を極端に少なくする」の2点。オリジナルレシピでは、ホットプレートを使っていましたが、私はフライパンで作りました。

薄く油をぬって、生地をこんもりとのせます。火加減は、我が家のIHで2~3くらい。基本3で時々2に下げました。(ちなみにいつものパンケーキでは基本6、時々7です。)

生地が薄く色づいたらひっくり返しますが、ふわふわすぎてこれがなかなか難しい。木べらだと厚みがあってうまくいきませんが、クッキーリフター(焼けたクッキーを崩さず取り出せるすぐれもの)を使うとラクにできました。

弱火でゆっくり焼くので1回につき10分くらいかかります。フライパンだと一度に3枚しか焼けないので、本を読みながら気長に待ちました。

できあがり♪ 3枚をずらして重ねた上に泡立てた生クリームをのせ、いちごとバナナを飾りました。粉砂糖をふるって仕上げます。

断面はこんな感じ。卵白を卵白パウダーで補強すると、もっと厚みが出るようですが、いつもよりはかなりふわふわで、私としては十分満足でした。作ってみての感想は、これはフライパンで焼くシフォンケーキだな...ということ。この上からメイプルシロップもかけて、おいしくいただきました。

コメント (2)

HUDSON MARKET BAKERS

2017年05月12日 | グルメ

おいしいピッツァを食べたあとは、麻布十番の商店街をぶらぶら歩いてアメリカンスウィーツの HUDSON MARKET BAKERS(ハドソンマーケットベーカーズ)へ。

ニューヨークのお気に入りだったベイクショップを思い出す、素朴な中にも洗練された雰囲気のお店です。マフィンやクッキー、ブラウニー、そしてアップルパイやキャロットケーキ、ニューヨークスタイルのチーズケーキ。どれもおいしそうで、選ぶのは至難の業です。

アメリカの素朴な焼菓子が大好きですが、今回は冷蔵ケースの中から選びました。お店で食べることもできますが、おなかいっぱいだったのでテイクアウトで。

アップルパイはパイ生地をかぶせるタイプと、クランブルをのせるタイプと2種類ありました。こちらはパイ生地タイプ。ぎっしり入ったりんごはしゃきしゃき感を残した作りで、りんごのおいしさがそのまま味わえました。

こちらはキャラメルピーカンパイ。キャラメルクリームの優しい甘さと、香ばしいピーカンナッツがたまりません。

ストロベリーショートケーキ。日本のショートケーキと違い、ビスケットではさんでいます。中には生クリームとキャラメールクリームがサンドしてありました。アメリカにいた時は日本のショートケーキが懐かしかったけれど、今はなぜかこのショートケーキが懐かしい。

どのケーキも見た目はアメリカンながら、バターやお砂糖を控えめにして、日本人好みにヘルシーに作られていると感じました。ノスタルジーたっぷりのケーキでした。

コメント (4)

PIZZA STRADA

2017年05月11日 | グルメ

六本木ヒルズで映画を見たあと、麻布十番までぶらぶら歩いて「PIZZA STRADA」(ピッツァ・ストラーダ)さんでお昼をいただきました。

(お店の外観はコチラからお借りしました。ちょうどお昼時で大賑わいでした)

ここは前に行っておいしかったので、ピッツァ好きの息子を連れていきたいと思っていました過去記事を見ると、ちょうど1年ぶり。今回はカウンターの席になりました。この日は初夏の陽気だったので、すわってすぐにいただく冷たいお水がおいしかった!

ピッツァの前に、まずはシーザーサラダ。

 

ピッツァはトマトベースとチーズベースを1枚づつオーダーしました。1枚目はStrada(ストラーダ)。お店の名前を冠したシグネチャーピッツァです。2種類のチーズにチェリートマトとバジル。シンプルにてベストのおいしさでした。

2枚目はトマトベースのDiavola(ディアヴォーラ)。悪魔という名のぴりっと唐辛子が効いたピッツァです。ペパロニも入ってボリュームたっぷり。前回は2人で2枚では多くて、残りを包んでもらいましたが、今回は3人で2枚がちょうどよかったです。

カウンターからピッツァ職人さんの仕事を観察するのが楽しかった。うす~く伸ばした生地に、具材をのせて鋼鉄の窯に入れますが、焼き時間が1分強と短くびっくりしました。時々木のチップを入れて温度調節。高温短時間で焼くことで表面はぱりっ、中はしっとり水分を保った状態に焼きあがるそうです。

機関車のような鋼鉄製の窯は日本製。中は高温ですが断熱性にすぐれ、窯の外側に触れてもまったく熱くないそうです。

GWの六本木ヒルズには誰でも自由に弾けるようピアノが置かれていて、おじさんが Journey の "Open Arms" を弾いていました。スターウォーズのコスチュームを身に着けた人が何人もいて???と思ったら、5月4日は(May the Force be with youから)スターウォーズの日なのだそうです。なるほど!

コメント (4)

ワイルド・スピード ICE BREAK

2017年05月10日 | 映画

ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソンらが共演するメガヒット・カーアクション、「ワイルド・スピード」シリーズの最新作(第8作)を見に行きました。

ワイルド・スピード ICE BREAK(The Fate of the Furious / Fast & Furious 8)

このシリーズに関してはストーリーは気にせず、いい車にいい女、ありえないカーアクションをとにかく楽しみにしています。そして今回も期待通りにおもしろかった! スリリングな展開に心地よい興奮を味わいました。

物語のはじまりは、アメリカとの国交回復のニュースもまだ耳に新しいキューバのハバナ。レティ(ミシェル・ロドリゲス)とのバカンスを楽しんでいたドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、なりゆきから現地で一番速い車に乗っている男に、ボロボロの車を”ブライアンのやり方で”細工をし、ロードレースに挑みます。

さっそく陽気でカラフルなハバナでのお馬鹿レースから、こう来なくちゃ!とハートを鷲掴みにされました。ポール・ウォーカー亡きあと、今回はさすがに(CGなどでの)出演はないだろうとは思っていたけれど、(ポール演じる)ブライアンの存在を意識したセリフが何度も出てきたのにぐっときました。

今回の敵は美しく冷酷な世界最強のサイバー・テロリスト、サイファー(シャーリーズ・セロン)。ドミニクを部下に従え、世界征服を企みます。それはドミニクにとってはファミリーへの裏切りを意味しますが、これには深い事情があったのでした。

舞台はキューバから、ベルリン、ニューヨーク、そしてロシアへ。ニューヨークでは、おびただしい数の車を一気にハッキング。遠隔操作で走る凶器と化し、隊列を組んで走り出す車が大迫力だった。でも将来、自動運転が一般的になったら、こんなこともできちゃうかもね、とちょっと恐ろしくなりました。

そしてクライマックスは、ロシアの大氷原での潜水艦とのバトル。氷を突き破ってどこまでも追いかけてくる潜水艦はまるで巨大なクジラのよう。たしかに脅威ではあるけれど、遮るものがない大氷原だとスピード感を感じにくいかな...。個人的には都会や崖っぷちのバトルの方がスリリングで好きです。

でも実は今回一番気に入ったのは、ホブス(ドウェイン・ジョンソン)の娘のサッカーチームのシーン。子どもの試合だからって決して手抜きはいたしません。^^ 試合前のハカの美しさに心を奪われました。それから、ショウ(ジェイソン・ステイサム)の赤ちゃん救出大作戦も楽しかった。

このほか、ポール・ウォーカーに代わってのイケメン枠? ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)の部下役でスコット・イーストウッドが登場。ヘレン・ミレンがショウのお母さんというのは、はまり役すぎて笑いました。^^

【関連記事】
ワイルド・スピード SKY MISSION (Fast & Furious 7) (2015-04-24) 
ワイルド・スピード EURO MISSION (Fast & Furious 6)  (2013-07-12)
ワイルド・スピード MEGA MAX (Fast Five) (2011-10-03) 

コメント (8)

美女と野獣のピアノ楽譜

2017年05月08日 | +映画のよもやま

ディズニーの「美女と野獣」の魅力は、シンプルでロマンティックなストーリーや、時代を越えて誰もが共感する普遍的なテーマももちろんありますが、アラン・メンケンの音楽のすばらしさによるところが大きいですよね。

Beauty and the Beast 2017 The Best Movie Soundtrack (You Tube)

映画を見る前から、サウンドトラックを聴きながら期待をふくらませていましたが、特にアリアナ・グランデ&ジョン・レジェンドが歌う主題歌を聴いているうちに、ピアノの楽譜が欲しくなり「ぷりんと楽譜」で購入しました。

美女と野獣 @ぷりんと楽譜

ぷりんと楽譜は、ヤマハが運営している、欲しい楽譜が1曲からダウンロード・印刷できるサイト。ラインナップには、最新のヒット曲を含めたポピュラーミュージックの楽譜がずらりと揃っていて、その数7万件以上。ピアノだけでなく、ギターやトランペットなど、いろいろな楽器の楽譜も扱っています。

存在だけは知っていましたが、利用したのは今回が初めて。「美女と野獣」だけでも何十という楽譜があって、サンプルを見て選ぶことができます。気に入った楽譜を見つけたら楽譜データを購入し、自宅のプリンターで印刷します。また、データコードを受け取って、コンビニで印刷するという方法も選べます。

私が購入したのは一番人気の中級の楽譜ですが、易しすぎず難しすぎず、原曲の雰囲気を生かしたすてきなアレンジになっていて気に入りました。印刷もクリアでとっても見やすい。毎日弾きながら映画の世界にひたっています。

出版物と電子書籍のちょうど中間にあたるようなこのシステム。出版社側には在庫をもたなくていいというメリットがありますし、利用者にとっては欲しい楽譜がいつでもどこにいてもお手頃価格で手に入れることができて、双方にとってうれしいシステムだと思いました。

***

ところで、映画を見たらセリーヌ・ディオンが歌うもうひとつの主題歌 How Does a Moment Last Forever(時は永遠に)が気に入って、楽譜が欲しくなりましたが、こちらはぷりんと楽譜では扱っていなかったのです。で、結局迷ってヤマハから出ている10曲入りの楽譜を購入してしまいました。

ピアノ・ソロ 中級 美女と野獣

ヤマハのサイトではただいま品切れ中ですが、私はAmazonで購入しました。事前にサンプルが見れなかったのでちょっぴり心配でしたが、こちらも原曲に近いすてきなアレンジになっていてよかったです。従来からの「美女と野獣」の人気曲に加え、今回の映画化で新たに加わった3曲も入っていて、魅力的な1冊です。

【関連記事】 美女と野獣(映画レビュー) (2017-05-07)

コメント (2)

美女と野獣

2017年05月07日 | 映画

ディズニーアニメーションの「美女と野獣」(1991) をエマ・ワトソン主演で実写映画化。「ドリームガールズ」のビル・コンドンが監督し、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンスらが共演しています。

美女と野獣(Beauty and the Beast)

アニメーション版は見ていませんが、舞台はブロードウェイと劇団四季と見ている大好きなミュージカル。You Tubeでサウンドトラックを聴きながら公開を心待ちにしていましたが、家族の予定が合わなかったり、予約がなかなか取れなかったりですっかり見るのが遅くなりました。当日ははりきって、ベルのドレスにあわせて黄色を身に付けてでかけました。

おなじみのプロローグに続いてベルが登場し、元気に朝の歌を歌い始めると、一気に物語の世界に引き込まれました。ストーリーも結末も知っているのに、これほどまでに心を奪われてしまうのは、やはりアラン・メンケンの音楽の力。映画を見ながら感動して何度も涙してしまいました。

聡明で進歩的な考えを持つがゆえに、保守的な村の中で疎外感を感じているベルが、その外見ゆえに心を閉ざしてしまっている野獣の孤独を理解して、心を通わせていく...という従来の物語のエッセンスはそのままに、若干のバージョンアップを加えて、多様性を受け入れることの大切さをさらに強調しているように感じました。

美しいだけでなく、自分の世界を持っていて、勇気があって好奇心旺盛のベルは、今の時代にふさわしいヒロイン。そしてこのベルを演じるのはエマ・ワトソンをおいて他にいない!と思うほどぴったりのキャスティングでした。

村で一番のハンサム、ガストンを演じるのがルーク・エヴァンスというのも説得力のあるキャスティング。たしかに自信家で無神経ではあるけれど、意外とお茶目なところもあるガストンですが、途中から野獣への嫉妬と、誇りを傷つけられた怒りから、とんでもないモンスターに変貌します。

でもそれ以上に恐ろしく思ったのは、ガストンの一言で、村びとたちがひとつになって、見たこともない野獣に憎しみを募らせ、戦いを挑むところ。それでいて最後に魔法が解けた時には、何事もなかったかのようにちゃっかりお城のダンスパーティに参加していて(喜ばしいことではあるのだけれど)少々唖然としてしまいました。

ル・フウだけはガストンのやり方に疑問を感じながらも、でも表向き逆らうことはできなくて、お城での戦いの時に小さな抵抗を試みるところがかわいかった。そしてそんなル・フウをちゃんと理解しているポット夫人の包容力にも胸が熱くなってしまいます。

野獣は見慣れてくると、だんだんすてきに思えてきて、最後は、何も王子にもどらなくてもよかったのでは?という気がしてきましたが、それこそがディズニーが言いたかったことなのかもしれません。ベルが王子に「ヒゲはないの?」と、はにかんで言っていたのがおかしかったです。

お城の道具たちも、人間の姿にもどりたいと言いつつ、実はあの不思議な連帯感を楽しんでいたのではないのかしら? 人間にもどるということは、すなわち現実社会にもどることでもあるのですから。

お城の道具たちが人間にもどった時は、初めて声と姿が一致して、あっ!という驚きとともに、ちょっとしたカタルシスが味わえました。イギリスの名優たちがずらり~とそろっていて圧巻。魔法が解けるのが名残惜しくなるほどの、夢のようなひと時でした。

【関連記事】
劇団四季「美女と野獣」 (2012-10-07)
美女と野獣のピアノ楽譜 (2017-05-08) 
美女と野獣(アニメ版・フランス版) (2017-05-24)

コメント (12)

THE COUNTER 六本木

2017年05月03日 | グルメ

国立新美術館では「ミュシャ展」のほかに「草間彌生展」が開催されていたので、敷地の木々が草間仕様になっていました。^^

この後、すぐ近くの東京ミッドタウンに移動して、3月31日にオープンしたLA発のカスタムバーガーレストラン、THE COUNTER 六本木でお昼をいただきました。オーダーシートに沿って、パティ(5種類)、バンズ(4種類)、チーズ(13種類)、ソース(14種類)、トッピング(33種類)をそれぞれ選び、100万通り以上のカスタムメイドのハンバーガーが楽しめます。

トッピングは何種類まで選べるのかしら?3種類くらい?と思ってお店のスタッフにうかがうと、全種類入れても(!)いいそうですが、食べやすいのは5種類くらいまでということでした。あれこれ迷って私がオーダーしたのはこちら。

パティ:100%アンガスビーフ 6oz (170g)
バンズ:ブリオッシュ
チーズ:モッツアレラ
ソース:ホースラディッシュアイオリ
トッピング:ローストチェリートマト・レッドオニオン・ローストパプリカ・コールスロー 

野菜たっぷりのヘルシーなハンバーガーになりました。そしてこちらは...

パティ:100%アンガスビーフ 8oz (227g)
バンズ:ブリオッシュ
チーズ:ハラペーニョジャック
ソース:ステーキソース
トッピング:ケール・ボイルドエッグ・ハラペーニョ・ベーコン・オニオンフライ 

プロテインもりもり、ボリュームたっぷりのハンバーガーです。トッピングの選び方次第でまったく違うハンバーガーになりますね。ところで、100万通り以上というけれど、実際には何通りくらいになるのか検証してみたくなりました。

仮にパティを100%アンガスビーフにするとして、バンズ4種類、チーズ13種類、ソース14種類、そしてトッピング33種類から5種類選ぶとすると...

4 x 13 x 14 x 33C5 = 4 x 13 x 14 x 33!/5!28! = 172,780,608

100万通りどころか、1億通り以上です! 100万はアメリカのmillionをそのまま訳したのでしょうね。millionは”たくさん”というニュアンスでも使うので、感覚としては日本の1億に近いかもしれません。

炭水化物を避けている人のためにバンズの代わりにサラダにすることもできますし、ベジタリアンのためのパティも用意されているのがLAらしい。イベント気分で楽しめるハンバーガー屋さんでした。

ミッドタウンの芝生広場には、開業10周年を記念して「江戸富士」のモニュメントが鎮座しています。(5月28日まで)”街路樹の剪定材をチップ化したバーク堆肥”を使って作られているという、高さ6mのエコな自然素材の富士山です。まわりにはごろりと昼寝している人もいて、のどかな春のひとときでした。

コメント (6)

ミュシャ展

2017年05月02日 | アート

国立新美術館で開催中の「ミュシャ展」(~6月5日まで)を見に行きました。

アルフォンス・ミュシャは、チェコで生まれ、パリで活躍したアールヌーヴォーを代表する画家。女性を描いた優美なポスターや装飾画で人気を博しましたが、彼はその後、思うところあって50歳の時に故郷チェコに帰国し、16年の歳月をかけて、チェコとスラヴ民族の歴史を題材にした渾身の大作「スラヴ叙事詩」を仕上げました。

これまでの作風とは全く異なる、縦6m×横8mもの巨大なキャンバスに描かれた20点の油彩画からなる大作。しかしその作品は時代遅れとみなされて受け入れられず、ほとんど人の目に触れられぬまま、幻の傑作となりました。本展では、その「スラヴ叙事詩」をチェコ国外で初めて、全20点をまとめて公開しています。

当初ひとりで行くつもりでしたが、めずらしく息子が見たいというので、日程をあわせて朝一番に出かけてきました。混雑を覚悟していましたが、展示室は広々とスペースが取られていて、じっくり鑑賞することができてよかった。壮大なスケールと世界観に圧倒され、気がつけば3時間も会場にいました。

原故郷のスラヴ民族 (1912)

スラヴ式典礼の導入 (1912)

ベツレヘム礼拝堂で説教をするヤン・フス師 (1916)

ヴォドニャヌイ近郊のペトル・ヘルチツキー (1918)

チェコとスラヴ民族の歴史にはまったく疎いですが、会場では各作品にていねいな説明がついていて理解を深めることができました。興味のある方は、公式サイトのこちらの解説をご覧になってみてください。

ミュシャ展 「スラヴ叙事詩」作品紹介

周辺諸国から常に侵略、支配の危機にさらされながら、文化と信仰の自由を求めて戦ってきたスラヴ民族たちが力強く描かれていますが、その表現には神話やファンタジーを思わせるものもあり、色彩の美しさに目を奪われました。一部の展示室は撮影可能となっていました。

イヴァンチツェの兄弟団学校 (1914)

スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い (1926)

スラヴ民族の賛歌 (1926)

「スラヴ叙事詩」に続いて、アールヌーヴォー時代の代表作はじめ、パリ万博やプラハ市民会館のための作品約80点が展示されていました。

四つの花 「カーネーション」「ユリ」「バラ」「アイリス」 (1897年)

ミュシャというとやはりこのイメージですね。大作に圧倒された後で、ほっと人心地つきました。

コメント (6)

tavern on S

2017年05月01日 | グルメ

先日、新宿に用事で出かけた折に、昨年新宿新南口にオープンした複合施設、新宿NEWoMan(ニュウマン)でお昼を食べることになりました。横は何度か通ったのですが、入ったのは初めてです。レストランはいくつかありますが、場所があちこちに分散されていて、最初からターゲットを決めていないと意外と移動が難しい。

結局その場でスマホで調べて、2階のFOOD HALLといういくつかレストランが入ったエリアに行ってみることにしました。5つ入っているお店の中から、ハンバーガーが食べたいという家族の希望で「tavern on S」(タバーン・オン・エス)というアメリカンレストランへ。

店内は、ブリック&鉄骨のブルックリン風インテリア。上にロフトのような空間があっておしゃれな洋書が飾ってありました。壁には映画「ロスト・イン・トランスレーション」のアートなイラストのポスターが。そういえば、映画の舞台は新宿でしたね。

ハンバーガー目当てで入ったのですが、座ってオーダーする段になって、今日はもう終わってしまいました...とのこと。結局、別のお料理をいただきました。

手前はサラダランチにつくスープ。この日はかぼちゃのポタージュでした。

忘れましたが、サーモンのパスタ...だったかな。

大好きなクラブハウスサンドウィッチ。時々無性に食べたくなります。

私はシーザーサラダのグリルドチキンのせをいただきました。このチキンが炭火で焼いてあるのか、香ばしくてとてもおいしかった。久しぶりにアメリカンなサラダランチを堪能しました。

FOOD HALLから外に出ると「Suicaのペンギン広場」というのがありまして...。なんと我が愛するSuicaペンギンのブロンズ像があるのです。代々木のドコモビルを背景にパチリ。SuicaはJR東日本のIC乗車券として2001年11月にデビュー、そのセレモニーが行われたのがここ新宿駅だそうです。

このあと、NEWoManの中も少し見ましたが、レストランもショップもアメリカ西海岸風?といった感じのお店が多かったように思いました。4階には日本一の発着数を誇る高速路線バスターミナル「バスタ新宿」もできましたが、この日はうっかり見るのを忘れました。^^

コメント (4)