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人間の欲望と戦争、どちらも止まる事を知らない『グリーン・サークル事件』

2022-05-18 07:38:35 | ミステリー小説から見えるもの
宗教思想が違うことで国が分裂し、その一部がゲリラ化する世界はこの中東諸国には昔からある。現在でも小競り合いは続いており止むことがない。武器商人にとってみれば絶好の地であり、いつでも戦争のトリガーを引き出せる場なのだ。だがよく考えてみるとそれを背後で牛耳っているのが大国であり、軍需産業を拡大している国ということになる。人間の欲望とはこの「戦争」において安定経済を推し進める一つの道だが今後、特に戦争を知らない世代での戦争は悲しいかな再び起きるのは間違いない。考えてみると過去戦争が起こると大国の経済が良くなるのは、その理由だ。
『グリーン・サークル事件』エリック・アンブラー
「概要」実業家マイクル・ハウエルは、不幸な偶然の結果、ゲリラ組織“パレスチナ行動軍”の指導者サラフ・ガレドに、組織への全面的な協力を強要される。みずからと会社を窮地から救うため、危険な賭けに出るハウエル―。当事者自身が詳らかにする、中東世界を震撼させた“グリーン・サークル事件”の真実とは。
経営者でもあり技師でもあるマイクルは事業継続の為、新たな事業企画をシリア政府に提案、それはタイル事業、電池事業、だが、その電池事業が製品不良の多さから行き詰まり(グリーン・サークル事件)蓄電池事業に展開しようとした矢先、その工業で雇われた人物が異質な物品を発注していたことが分かり調査、すると、工業内で爆薬の起爆装置を作り始めていたのを発見。ところがその現場で拳銃を持った警備に捕まりゲリラ組織ガレドに脅され念書も書かされ仕方なく従うことになる
ー爆薬は既に入試しており、電波で起爆する装置も出来上がるとそれをマイクルが保有する貨物船に乗せてある地域に運ぶ事を強要される。その前になんとか情報をイスラエルがわに知らせる方法を探し出し抑止しようとするが・・・・4人の武装したゲリラは船上 オルゴールに仕掛けた起爆装置を持ち、別の船がロケットランチャー爆薬で走行していた。
ー中東(イスラエルでの入国)では西側諸国との行き交いもありパスポートを重複しても発行している



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