@愛したくとも愛せない、素手が全く無い下半身麻痺に侵された男が選んだ道、それは安楽死。突然の不幸が短い生涯を終えてしまう悲しい映画だ、だが、ルイーザの精一杯の愛情が確かに通じ合えたことは素晴らしくウイルの何かを切り開いた。もし自分がこの治療法がない患者だとしたらどんな結論を出しただろうか、やはり「安楽死」と言う選択をしたかもしれない。日々死と向き合う患者はやり切れなく無性に自分の運命に腹が立つ「何故自分がこんな目に遭うのか」と。この世で消え去り来世に夢を抱く・・・
『世界一嫌いなあなたに』
26歳独身のルイーザはお店が閉鎖になり、生活の為新たな職を得るとそれは介護職で一人の車椅子の男性ウイルをお世話する事だった。ウイルは性格的にむらがありルイーザの役割はそのウイルと話し相手になる事だが、ウイルからは静かにしておいてほしいと注文される。やがてルイーザのお茶目で真面目な姿勢にウイルは心を開く様になる。だがこれ以上自分の体の不自由を晒してまで生きたくないと決心、家族とルイーザはその終焉を迎える為スイスに。ウイルの最後のルイーザ宛の手紙には、最初に会った時から好意を持っていたが自分の不自由さでは何もやってあげることができないと悟っていた。だから「果敢に生きろ」、「穏やかに生きていけ」と言葉を遺した。
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