海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

ツインアンブレラホルダーとストロボ用ソケットは2017年1月販売予定

2016-12-25 | 使える中国製カメラ機材

ツインアンブレラホルダーは今年の始めに企画し、やっと年末に出来上がった。理由は様々あるのだが、一部パーツが入手出来なかったり説得に時間がかかったりと紆余曲折あったが、やっと販売にたどり着いた。

すでに、039ブランドのLED電球は売れに売れていて、今は納期待ち状態だが年内に上海に届くので年明けには再販可能。この第三ロットはファンの静粛性がアップしたので、第二ロットよりファン音が静かになった。 

 

ストロボ二灯用で角度は45度がデフォルト

 

取り外し可能なミニアーム付 LED取付も可能

 

使用例

 

電球ソケットE26(27も可能)に対応したストロボアダプター

 

4つのソケットが付いたソフトボックスにLED電球を入れ、一箇所にこのソケットを使いストロボを入れれば、動画とスチル両方が一つのライティングで可能になる。工夫すれば仕込みライトやブーム無しでトップライトにもなる。特にNissinのストロボ(i40 i60)に最適。

 

☆両方とも2017年1月に販売予定。販売店はとりあえずPanproductから始め、その後広げる予定。また、春までにあと4種類の製品を039ブランドでデビューさせる。その中のまったく新しいタイプのLED電球は驚くと思うよ。

☆来年の春節は1月28日から2月2日までだが、その期間の前後1週間は地方の工場などは稼働を止めるので、約3週間は何も動かない事になる。さて、その後だが、工場撤退や廃業などすでに今年から始まっているので、この春節明けは2017年を占う第一試練になるかもね。

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フジのX-T1には、ラジオスレーブRF-605Cがベスト

2014-11-22 | 使える中国製カメラ機材

新しいRF-605

 

新しいRF-605は、スイッチ切り替えで廃番になったRF-602と現行のRF-603シリーズの両方に対応している優れもの。なので、RF-602とRF-603ユーザーはそのまま併用できる事になる。

RF-602が良かったのは、RF-602をシューに付けてレリーズすると、RF-602を取付けた複数のカメラとレリーズが同期するので、ほとんど同じ瞬間を他のアングルからも同時に撮影出来る事。RF-603にはそれが出来ない。それが、この新しいRF-605はRF-602の機能が使えるので、RF-603より便利という事になる。

TTLやハイスピードシンクロを使用しない人は、この新しいRF-605が良い。また、RF-602を使っている人達は、この605を買い足せばわざわざ新しい603を買わずに済む。

フジのカメラで同時レリーズする場合は、2.5mmピンジャック付きのX-T1では何の問題もなく使えるので、RF-605Cがお勧め。

まとめ

●RF-602とRF-601を使っている人は、RF-605を買い足せばずっと使える。

●RF-603を使っている人は、RF-605を買っても使う事だできる。

●新しくラジオスレーブを買う人は、このRF-605がお勧め。

●TTLやハイスピードシンクロをやりたい人は、RF-622がお勧め

●フジのX-T1には、RF-605Cも605Nも使えるが、レリーズ端子が合っているのはキャノン用

X-Pro1  Fujinon 55mm f1.8 M42で撮影

 

 

 

 

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GODOX V850の電池問題 その2

2014-07-10 | 使える中国製カメラ機材

 

GODOX V850のバッテリー問題の問い合わせメールが日本の友人からたくさん来ているので、ここでお知らせしておきます。今まで販売されたV850に入っているバッテリー全部が不良品ではなく、一部のロットに不良品(電子パーツ)が混ざっていたという事です。私もこのストロボを使って半年になるが、私のバッテリーは今も元気に働いてくれているし、まったく問題ないという人もたくさんいる。

メーカーに聞くと現在製造しているロットは改良品で、すでに出荷が始まっているようだが、各国のショップに届くのはおそらく時間がかかると思われる。それと、ニッケル水素バッテリーも併売する件だが、これはやはり数ヶ月後との事。日本にお住まいの方で海外のショップでストロボを買った人は、そのネットショップに問い合わせするしかないが、おそらく私の予想ではそこまで対応してくれないと思う。

☆ 余談だが、リチウムイオン電池の製造国はアジアに集中しているようで中国もその国の一つだ。他国は知らないが、中国で製造販売しているリチウムイオン電池(ビデオカメラ用電池)にはランクが3つある。この中でもAランクの物はこちらでも値段がそれなりに高いが、Cランクの物はびっくりするほど安い物が出回っている。でも、これは寿命が短かったり充電しない不良品もあるので買う場合は注意した方が良い。

わかりやすい例をあげると、LEDライトに付属して販売しているFP-F750(ソニーのビデオ用電池)は、Cランクだと思って間違いない。良心的な会社でもBランクまでで、Aランクは絶対に同封していない。バッテリーのランク説明は以下。

Aランク オリジナルとほとんど同等なので安心して使えるが、値段が他と比べると高い。

Bランク Cランクよりはマシだが、それならAランクを買った方が安心する値段。

Cランク オマケと思った方がよい。たまに良いのに当たるとBランクくらいの仕事をしてくれる場合が稀にある。

Aランクの値段は、Cランクの2倍くらいだと思ってよいが、中国で買うとそれでも安い。値段は店とブランドによって違うのであえて書かない。

☆リチウム電池を飛行機で運ぶ場合の注意。

ストロボやカメラにセットされたリチウムイオン電池は機内持ち込みでは問題はないが、予備バッテリーに関しては一人の持ち込み個数が決められている場合が多い。(中国の場合、時期と空港と係官によって違う)ロケスタッフが多い場合は、それぞれに分散して持ち込むしか方法は無い。現地でレンタルする場合は、信頼できる機材屋で借りるのが一番なのだが、管理がいいかげんなのであまり当てにならない。

☆リチウムイオン電池を充電する場合、充電したまま外出するのはやめましょう。安い充電器の中には過充電防止機能が付いてない物も多いのでとても危険。また、中国は電圧の急激な変化(下は約180Vから上は約280V)が起きる場合があり、テレビなどの家電の爆発はこれが原因。

安い物にはそれなりの理由が必ずある事を認識すべきだ。また、信頼できるネットショップで買えばトラブルは少ないが、商品知識がまったく無いショップが多いので注意した方がよい。

最後に、中国本土で商品を買った場合は必ず領収書(発票ふぁーぴょう)をもらう事が大事なのだが、これをもらうと値段が税金分上がってしまう店がけっこう多い(個人商店)。でも、これが無いと不良品の返品交換は難しくなる。それと、商品のパッケージを捨てない事が大事。

中国の領収書は、クジが付いているのでスクラッチを削ると当たった金額が出てくる。私は最高20元(320円)だが、最高は5000元なので運を試す意味でもなるべく領収書をもらった方がよい。もしかしたら往復の航空運賃くらいでるかもよ。

 関連記事 GODOX V850の電池問題

 それと、これもついでに追記 中国ロケでの注意

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GODOX V850の電池問題

2014-07-08 | 使える中国製カメラ機材

 

GodoxV850及びV860は、とても良く出来ているストロボなので私も常用しているのだが、最近このストロボのバッテリーの一部に不良品が混ざっている事が判明。トラブル内容は、充電してもすぐにバッテリーが消耗した状態になるとか、ストロボ本体に電池を入れて電源を入れると数秒で液晶表示が消えるという問題。

今現在、この問題はすでに解決済みとの事を2014年7/5にGodox本社から聞いている。ただ、リチウムイオンバッテリーを使うこのストロボは、欧米で飛行機内に持ち込めないなどの問題が発生しているので、数ヶ月以内に今までのリチウムイオン電池以外にニッケル水素電池も販売し、購入者が電池を選べるようにするようだ。ニッケル水素電池に変えた場合、今までのリサイクルタイムはリチウムイオン電池に比べると若干長くなるのは仕方がないが、コストパフォーマンスと安全も含め外部電源が必要ないというV850のメリットは十分にある。

☆V850やV860は海外からネットで買っている人も多いが、トラブルも含めると保証付きの日本の信頼の出来るショップで買う方が後々安心。

関連記事 GODOX V850の電池問題 その2

 

 

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湿度の高い上海はレンズにとって大敵

2014-07-03 | 使える中国製カメラ機材

室内はエアコンを入れた状態で60% 防湿庫内は45%に

昨年までレンズやカメラの保存はペリカンのケースを使用していたが、中に入れてある乾燥剤を時々レンジでチンして乾かすのが面倒になり初めてカメラ用の防湿庫を2個買った。防湿庫は問題なく機能しているようだが、同じ場所に置いてある2台の防湿庫の湿度計が示す値が違うので、日本から信頼出来る湿度計を2個買って来た。ちなみに日本製の2台は、ほとんど同じ値を示している。

それを二台の防湿庫に入れてみると、防湿庫の湿度計と10%以上の誤差がある事が判明。どちらを信じるかと言えば、当然日本製を信じる。これは、中国人に聞いても間違いなくそう言う。そのくらい、こちらの国の数字はすべての事例に対しても信用できない。

日本のアマゾンで買った温度湿度計は、EMPEX社製のアナログタイプ

レンズを保管する場合、防湿庫に入れておけば安心という訳ではないので注意が必要。その理由のひとつは、レンズのヘリコイド部分に入っているグリスが蒸発して揮発したガスが防湿庫に充満しレンズに曇りが発生する場合がある。最近のグリスは良くなっているのだが、古いレンズやイカサマ修理屋でグリスを入れ替えている場合は注意が必要。古いレンズは信頼出来る修理屋で最新のグリスに入れ替える事と長期間防湿庫を開け閉めしないのは問題ありと思った方がよい。

☆以前もこのブログで書いた事だが、中国でカメラ用水準器を買う場合の注意。アクリルの直方体の中に空気の泡が入っているカメラ用水準器があるが、あれは直方体の中に泡が入っている直方体だと思った方がよい。もしどうしても買わなければならない場合は、ちゃんと水準の出ている水準器を持ち込んで調べて買う事をお勧めする。数年前に店で調べたら8割が不良品だった。

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