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いつも行きつけの中古カメラ屋に行ってお茶を飲んでいると、鈴が鳴るような透明な音が聞こえてきた。また、誰かの携帯の音だろうと思っていたら、いつまで経ってもその音が鳴り止まない。
その音の出ている場所を目で追うと、オーナーの奥さんの体から聞こえてくる。彼女はニンマリと笑いポケットから出してきた物は保温の布袋包まれたスズムシの子供だった。
こちらのペットショップに行くと、犬や猫以外にコオロギやバッタなども売っている。それに群がっているのは、子供ではなく平均年齢50歳というおやじが真剣に虫を物色しているのだ。
ローカルの会社に行くと、会議中に鈴虫が鳴く事もよくあるらしい。専用の水入れや携帯虫入れなどの小物も多く売られており高い物は数万円する物もあるようだ。
大都会のビルの中で、虫の鳴き声を楽しむ。良い趣味ではありませんか。
虫の横にあるカメラは、バルナック型ライカコピー「上海581型」
オートトプコール58mm f1.4