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昨日の武康大楼を北に向かうと興国路になる。この付近も静かな住宅街で歩いていて気持ちがよい。
最近、なぜ古いレンズで撮影するのかという質問がよく来る。その理由は、最新のレンズが写りすぎるからだ。一時期、ピンホールカメラを自作し撮影していた時期があった。このブログの前の「上海撮影家が見た上海」で紹介したやつだ。
その後、自分が使いたいフィルムが手に入らなくなりピンホールカメラでの撮影を断念。そのピンホールカメラで撮影した描写に近いレンズ探しが始まり色々な古いレンズやレンズ性能を落とす方法を考えた。メイヤーやアンジェニューやイエナ系もテストしたが、結局行き着いたのが補正レンズを使ってレンズ性能を落とし、70年代以前の明るいレンズを使い開放付近から2絞り付近を使うと一番合う事がわかった。それと、NDフィルターも大事な要因である。以前は、ケンコーのND400を常用していたが、最近はFADER NDというバリアブルで光量を変えられる便利な物があるので常時レンズに取り付けている。
キャノンFD50mm f1.4 FADER ND使用 シャッター1/8sec