海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

廃墟から出てきた文化大革命時の壁画 

2011-06-28 | 遠い記憶 現代のレンズ

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上海の都市開発が始まったのは、1994年くらいからだったと記憶している。私が95年に初めて上海に上陸し通い始めたのが96年からだ。老朽家屋を取り壊し更地にしマンションが建ち始めたのは、1999年くらいからだと記憶している。(一度アジア通貨危機でストップした為)世紀末の99年は、高層ビルがあるにはあったが、まだ少なかった。

廃墟となった建物の壁を壊すときに、文革時代に書かれた毛沢東の壁画が時々発掘される事があった。それは、ほとんどが誰かの手によって削り取られたものが多く手付かずの物は中々見る事ができなかった。これが、出てくると解体する方も手を付け難いようで、しばらく野ざらしになり一番最後に取り壊すと聞いた事がある。

当時は、街のいたる所に書かれていただろうと推測するが、ほとんどがペンキなどで塗り固められていたと想像する。誰だったか忘れたが、中国の地方でこれらの壁画を撮影した写真を見た事があるが、それはスケールの大きい物も多く存在したようだ。

上の写真は、4人が並んでおり一番右が毛沢東で左から2番目がレーニンだという事は判別出来たが、後は判別不可能。でもだいたい想像はつく。

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上の写真は、2色で描かれている。右上に顔が。

2005年、リコーGRDデビューの年にGRDで撮影 オンライン写真展で使用しなかったカット

 

コメント (2)
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