海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

大阪新世界で 1

2012-03-30 | 遠い記憶-日本-オールドレンズ

 

関空で空席待ちしようとしたが、24日の当日とその後の数日は中国人団体がガッチリ席を押さえているため空席待ちは無理と判断。なので、3日間を大阪で過ごす事になった。どこの都市に行っても猥雑な場所が好きなのとリムジンバスの発着場から近い曾根崎あたりでホテルを探すが何処も空いてない事が判明し、しかたなく大東洋のサウナで2泊し一泊のみビジネスホテルに泊まる事ができた。今の曾根崎は、きれいになり過ぎて昔の猥雑感なんてほとんど無いのでがっかり。

 

 

曾根崎の街の変わり様にがっかりしたので、翌日は猥雑感の宝庫で私が大阪で一番好きな「新世界」に向かうが、ここも観光地化されていて、さらにがっかり。昔の猥雑感たっぷりの新世界は大昔の話であり、今はそのカケラも無い状態。何処を歩いても串カツの店とビリケンだらけだ。マルトミは破産申請中でシャッターが降りたまま、その近くのうどん屋も小奇麗になり過ぎて趣なし。そして、一番びっくりしたのが、新世界名物の路上オヤジがまったく居ない事だった。

 

 

上の写真は、約100年前の「新世界」。フランスの凱旋門の上にエッフェル塔を建てたようなデザインと説明書にあるが、とても優雅で美しい。この初代通天閣は、戦後1956年に立て替えられて今の形になるが、どうせ再開発するならくだらないSPAなど建てずに、思い切って100年前の新世界を再現した方が面白かったと思うのだが・・。

今回は、猥雑感ムレムレの昔が残っている「飛田新地」までは行く事が出来なかったが、そこも無くなれば大阪で視覚的に楽しませてくれる空間は私にとって無い事になる。

☆新宿での写真展は、本日が最終日。わざわざ来ていただいた方、本当にありがとうございました。

キャノンFD50mm f1.4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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