海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

路地裏上海 路上の椅子

2012-03-03 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

路地裏を歩いていると、椅子をよく見かける。そのほとんどが木製でシンプルな物が多い。手前左側にある台形の形をした椅子は、おそらく明時代からのデザインだと思う。この形を保ったままのデザインでテーブルもあるのだが、結構使いやすいし丈夫だ。昨年の12月に特注したデスクと椅子がまだ出来上がって来ない。連絡してみると春節休みの影響もあるが、今年に入ってずっと天気が不安定で湿度が高く塗料が乾かないのも遅れている要因だそうだ。ここで、急がせると必ず手抜きをしてくるので待つ方が得策。

こちらでは、人に何か依頼すると必ず大丈夫という答えが返ってくるが、それを真に受けては絶対にダメだ。特に期日はほとんど守られた事はないし、クレームを言うととんでもない言い訳をしてくる。なので、期日などはサバ読みながら帳尻を合わせていくしかない。製作物などは、間違っても焦らせると良くない結果に向かう。そうで無くても手抜きが多いので、最初に出来た物とその後の物と規格や材料が違ったりするので検品には神経を使う。なので、大きな仕事では必ず契約書を交わした方が良いし、その契約書も事細かく書かないと意味が無い。一番大事なのは、本当に信頼できる人に依頼する事とあまり値切らない事だ。値切るという事は、物の相場や値段を知っていて値引き交渉をするという事で、相場を知らずにやたら値切る日本人が多いが、そういう奴は信頼もされないし何処へ行っても嫌われるし私も関わり合いになりたくない。

日本人が他国で仕事し信頼関係を結びたければ、その国の過去の歴史を学ぶ事と国民性を知る事と正しい値段で取引する事だ。

キャノンFD50mm f1.4

コメント
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