上海のイヤな夏も終わって涼しくなり作品に集中しようと思った矢先に食中毒になったので、ここ数日は家に引き蘢り中。
日本から来る人たちと食事を共にする事が多いが、これが結構苦労する。気心の知れた人であれば楽なのだが、知らない人達と食事をする時に何処へ行くかが一番の問題だ。色々とリクエストを聞くのだが、人数が多いとまとめるのが大変。一応リクエストは聞くが、それにすべて答えるのは無理なので、結局は無視していつもの飯店に行く事になってしまうのだが…。ただ、日本から来た初日に、四川料理は避ける事にしている。以前、辛い物好きが来て喜んで食べたのは良いが、次の日に下痢し大変だった。(まだ、トイレが整備されて無い時代) それと、屋台好きの人がいるが、これも勧めてない。油もそうだが味付けが濃いので、臭いや味がごまかされている場合があり危険だ。肉だって限りなく怪しい。(夏場の屋台が一番怖い) ここ数年前から寿司屋も増えたが、生魚の扱いを本当に知っている店は日本人が必ず板場にいるが、そうでない店のカウンターに座って調理場を見ていると、時々食べたくなくなる店も結構増えている。ただ、同じ物を同じ場所で食べて食あたりになる確率は、日本人の方が圧倒的に高い。もしかしたら、日本人は清潔過ぎる環境の中で育っているので、中国人より体の免疫力が落ちているのかも知れない。
キャノンFD85mm f1.8
