海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

中国の中の日本語

2012-09-04 | 写真日記

 

1997年頃の話。方斜路付近に美容室があり、そこの店の看板に「みかがたびょう」と大きくひらがなで書かれていた。それを「髪型美容」と理解するまで3年もかかった。前世紀の上海の街は、日本語の看板は稀だった。その後、新しい世紀に変わり少しずつ日本語の看板が増えていったが、変な日本語が多かった。漢字は、当然問題ないのだが、カタカナやひらがなの誤字をよく見かけた。一番印象に残っているのが、「クソーニング」だ。こちらでは、カタカナの「リ」と「ソ」と「ン」や「シ」と「ツ」の識別が出来ないようで、笑える看板が街中溢れていた。

上の画像は、日本のあのブランドを真似ているのだろうが、見ていてかわいい。日本語が少し出来る中国人が一生懸命考えてデザインしたパッケージだろうと推測する。「の」の間違った使い方が、中国的でとても好印象だが、「素晴しい品」が「すらばしい品」だったら100満点だったのに。ただ、「素晴しい品」と堂々とパッケージに書く風土は日本に無いので、それを大きな白抜き文字を使用している点を誉めて点数は95点とした。

キャノンFD50mm 接写リング使用

コメント
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