海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

2012年9月19日の上海

2012-09-20 | 写真日記

 

9月18日は、一日中自宅で過ごす。そして、昨日久しぶりに市内中心部まで行ったが、反日デモがあったなんてウソみたいに平穏。ただ、毎日会う自宅近くの駐車場管理のおっさんやタバコ屋のおばちゃんは、私の顔を見るとなんとなく普段と違う。以前の事務所までの往復で、日本人に遭遇したのは2人の観光客のみ。

昨日からずっとデモ関係のニュースを検索したり色々な人から情報をいただいたのだが、一つ笑える話があった。18日の人民広場は、相変わらずデモ隊の集合場所となっていたようだが、そこにはバスがすでに用意されており、反日で日本領事館に行く人はあっちのバスに乗りなさいと指示されていたようだ。つまり、デモで交通渋滞をさけるため人民広場から日本領事館までの直行バスツアー(無料)でデモ隊を運んでいたようだ。バスガイドのおねーちゃんが居たかどうかは不明。

広州では、反日デモの矛先が変わりイタリア領事館が襲撃されたり他国のショップが襲撃されたりで、中国国内でも相当非難を浴びている。これら一連の行動を見ていると、どうしても文革時代の中国を思いだしてしまう。

矛盾だらけのこの国で、矛盾が矛盾を呼び、とんでもない方向に向かわ無ければよいのだが。矛盾という言葉は、元々中国から来ている言葉なんだけどね。

 最近撮影してないので、トップの写真は過去の画像。

コメント (4)
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