以前のブログで書いたかも知れないが、複数の広告写真家が言っていた事で、最近のデジタル用レンズはシャープ過ぎるので、あえてゼラチンフィルターを複数枚レンズ前に取り付けて撮影していると言っていた。メーカーのレンズ設計者が聞くと脳震盪をくらうような話だが、そのカメラマンの気持が私は良くわかる。でも、わたしから言わせれば最初からフィルム時代の古いレンズを使えば解決する事なので、矛盾しているとしか言いようが無い話。マウントアダプターを使って他社製の古いレンズを使うのはアマチュアの戯事だと思っているプロのカメラマンも多いようだが、あえて最新のレンズに複数枚のフィルターを入れて撮影しているプロより、マウントアダプターを使いこなしているアマチュアカメラマンの方が一本筋が通っていると思うよ。
レンズ描写の好みは人それぞれ。
☆画像は上海の高速道路上。ロケバスの窓ガラス越しでレンズ開放での撮影 Canon FD50mm f1.4+補正レンズ付アダプターを使用しているので、オリジナルのキヤノンレンズの描写では無い。