海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

生姜という名のジャズシンガーに4年ぶりに会った

2017-02-08 | 写真日記

西暦の年明けに突然Wechatに連絡があり、自分の店がオープンしたので来いと連絡があった。彼女は日本人経営で衡山路にあった宮中隆の店「」で歌っていた時に知り合ったジャズシンガーで、名前はGinger。彼女は今も上海の老舗「Cotton Club」で、毎木曜日のラストにステージに立っているそうだ。彼女とは4年ぶりに会ったのだが、私のアシスタントより身長が低く子供がそのまま大人になったような童顔なので38歳には見えない。このお子様のような体から野太い声がどこから出てくるのか今も不思議。

彼女曰く、ここ数年で彼女と親しかった欧米日の人達のほとんどが母国へ帰国してしまったそうで、とても寂しいとこぼしていた。そして、私の隣に座った若い韓国人ニーチャンと3人でしばらく会話していると、その隣で呑んでいたのはGingerのパパだった事が判明し、しばらく4人で話しながら呑む。

 

子供がそのまま大人になったようなネーチャンの名はGinger


モンキーのカスタムバイクが店内に

 

バーテンダーは、ゴルフのティーが耳に刺さった国籍不明のニーチャン

  

私が日本人だと知り最高ニーチャンが話しかけてきた

 

 私が帰る間際に入って来た最高ニーチャンは、来週から大阪・京都・奈良・姫路を周る2週間の旅に出るそうだ。以前行った広島の宮島の写真を見せられ、日本は何処もすらばしい(上海風日本語)とお世辞抜きに褒めちぎっていた。大陸の人達の中には日本大好き人間が結構多く、一度行くと病みつきになるという人が多い。日本で爆買しているような中国人は地方の人が多く、そのほとんどがツアーに乗らないと海外に行けない人達なので、最高ニーチャンのように自由な旅をする中国人とはセンスもレベルもまったく違うと思ってよい。来週会う上海の美術研究家の先生が以前言っていた事だが、日本の京都や奈良に行きたがる中国人の多くは、大陸の古い文化が日本で継承され正しく保存補修され残っている事に驚きその様を自分の目で見たいと言う人が多いのだそうだ。

☆この生姜ネーチャンの店の名前は、そのものズバリ「Ginger」法華鎮路532号1楼 隣はフランス人経営のカフェ。 定西路x法華鎮路なので、私の棲家から歩いて数分の場所。カウンター9席の小さな店で、奥にはテーブル席もあり居心地はとても良い。言語は中国語と英語のみ。

 

☆X-Pro2+XF35mm f1.4 

 

コメント (2)
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