海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

骨董品の家具

2018-07-26 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

骨董屋の店先 東台路

 

上海に東台路という路地に骨董街があった頃に撮影した画像で、今やこの骨董街は3年ほど前に消滅。本物もあれば本物そっくりな偽物もありで、観光地にもなっていた。ここはカメラを向けると怒られる事も多いので、どうしても撮影したい場合は安い物を一つ買う事で撮影許可が下りる事もあった。

中国の骨董品の家具に目をつけたのは欧米人で、地方に行き相当安く古い家具を買ってリペアし相当高く販売していた。当時、古い家具の価値がわからない田舎の人達は喜んで手放したそうだ。その後、中国人も古い家具に価値がある事を知り地方で買い漁って一儲けした人達も多い。

私の上海の自宅は、中国の古い家具をリペアしたテーブルが二つあるが、それ以外は全部古い木材を使い骨董風に再生産された家具を特注した。もう8年も前の事だが、当時はまだそれらは安かったのでイケアなどのくだらない家具の2倍くらいの値段で特注できたのだが、今は相当高くなっている。また、家具工場も家賃が高騰しどんどんと郊外に移転しているので、気軽に工場へ行けなくなってしまった。

 昨日の上海はゲロ暑だったので、本当の夏が到来。きっと来月は40度近い気温が続く本来の上海になるだろうね。

 

 

コメント (2)
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