海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

温州の工場へ

2018-07-19 | 写真日記

中国新幹線 紳坊駅のホームから撮影

 

浙江省の紳坊駅(中国新幹線)から近い工場へ行ってきた。この会社は4年前に行った事があり2回目の訪問。4年前も新しいストロボの話で行ったのだが、理解されず撃沈。今回はそのリベンジ。今回は時代が変わりやっと私の言ってきた事が理解されたようだ。という事で、話はトントン拍子に進み即日ゴーサインが出た。

私が企画を持ち込む時は、いきなり本題から入らず、撮影環境の現状と未来の撮影機材や撮影方法がどのように変わっていくかを実例を上げて説明する。そして、現状の機材がなぜダメなのかを例を上げて説明するのだ。実際の撮影現場を知らない人には、この説明がとても大事なのだ。でも、今まで8年間も同じ事を中国の会社4社に言ってきても理解されなかった理由は、前例が無い事にチャレンジする自信がなかったからだ。まぁ、その気持もわかる。金型も含め新商品には数百万円以上の金がかかるので、売れなかったら大損になるからね。それと、他社のコピーだけやっていたのでは生き残れないと思い始めた会社が増えてきた事も事実。

私が中国の会社に企画を持ち込む時は、企画書なんて一切書かない。A4のコピー用紙に書いた下手クソなラフスケッチと、その辺に転がっている商品を例にツボとなるスペックを決めるだけ。この日会った技術の担当者は相当優秀な人だったので、その場で私の話を理解しサイズや素材の問題などかなり濃い話ができた。8月は一ヶ月間上海を離れるので、9月に上海に戻ったら3Dプリントのモックが出来ているだろうね。

 

コメント
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