海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

想定外過ぎる話

2022-06-29 | 写真日記

ロシアは嫌いだけどロシア建築は好き(2005年上海)

 

過去の画像から

何事も想定外の事が起きてしまう上海では、それに対処するシュミレーション能力が必要だ。今回の上海ロックダウンもその一つで、私は長くて2週間ほどでロックダウンは終わるとシュミレーションしていた。という事で、日系の出前館で米や調味料や冷凍食品などを備蓄用として早めに購入していた。すでに自宅隔離は3回目なので、具が多過ぎるカレーを大量に作り冷凍保存し、乾麺タイプの蕎麦や棒ラーメンなども購入していたので食料は問題ないと思っていた。が、結局2ヶ月もロックダウン。ただ、区からの配給以外に二人の元アシスタントに助けられ食料には恵まれた2ヶ月だった。まさしく想定外。

この想定外というのは、突然やってくるので油断は出来ない。今世紀に入っての事だが、早朝便に乗るために高速道路をタクシーで飛ばし浦東空港へ向かっていた時、突然渋滞に巻き込まれた。数分間ノロノロ運転の先で見た物は、大型トラックがわざと落としたとしか思えない土砂の山。それにタクシーが一台突っ込み、車のボンネットが半分土砂に突き刺さっていたのだ。幸いドライバーにケガは無く、呆然と立ちすくんで電話していた。そのゴジラのウンコのような土砂は高速道路のカーブを曲がってすぐの場所だったので、これはF1ドライバーでも避けられないだろう。「上海の高速道路にはゴジラのウンコが落ちている事がある」という想定外の例として今でも語り継がれている話。

このゴジラのウンコ事件以来、私は早朝便の飛行機に乗る場合は、空港付近のホテルに前泊するようになった。

☆すでに東京で呑み歩いている。やっぱり、日本の飯は旨すぎる。

コメント (2)
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