海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

中国の健康QRアプリはとても良く出来ている

2022-06-12 | 写真日記

ひとつのアプリですべてが事足りる中国のコロナ対策アプリは優れもの

 

今の中国は、AlipayかWeChatの健康QRコードで、新型コロナウイルスの管理をしている。つまり、このアプリひとつで新型コロナウイルスに関しての、PCR検査などほとんどの情報が手に入るので、とても良く出来ているアプリと言える。このアプリは、少しずつ常に改良しながら、今はほとんど完成形だと言える。

画面の左から

  • A健康QRコードで緑・黄色・赤に分けられ、この画面だと48時間以内陰性と表示されている。色が緑で72時時間以内の検査結果であれば何処でも自由に行動できる。
  • BはPCR検査を受ける時のQRコードで、このQRコードを検査スタッフがスマホで読み込みPCR検査へ。
  • CはPCR検査の結果だ。早い時は7時間後に結果が出る場合もあるが、約12時間後にはほとんど結果が判明。上から順に新しい表示が並び、最新は計測中と表示されている。
  • Dは自分の居場所から近い順に公共PCR検査場の情報が表示される。
  • Eは検査したい場所を選ぶと自分の現在地から検査場所を地図で表示してくれる。私は使ってないが、ワクチン接種を受ける時や履歴なども表示されるようだ。

昨年の今頃に日本に帰国した時、日本の開発した新型コロナ用アプリが相当酷く3種類のアプリを強制的にインストールさせられた。これらが今も使えるのかどうか知らないが、空港での入境方法も含め日本に入国したオリンピック関係者から、この国は本当に先進国かと疑われるほど醜いシステムで有名になった。日本の新型コロナ用アプリがダメなのは、3種類のアプリが全て単機能な事。これは、物事を相対的に考えるという発想が欠如している良い例だ。しかも、まったく機能しないまま半年以上も放置しいたアプリがあったりで、もうこれは吉本新喜劇より笑える事例だった。その頃、台湾の方が圧倒的に優れたシステムを構築していたと記憶している。日本は今のところハード面はまだ強いが、ソフトウェア面では相当後進国だと自覚した方が良い。

日本の若い人達は、若い時に外へ出て世界を知りましょう。外から日本を見て日本の何が良くて何がダメか見極めましょう。そして、今後の日本を少しでも良い方向に向けて欲しいな。このままでは、日本は衰退という未来しか見えてこない。ただ、生き残る道はあるにはある。それは、観光で食っていくという選択肢。

☆日本は地震や台風など自然災害大国だし有事の際にも使え、日本全国で通用する緊急事態アプリを作ったらどうかと思う。そのアプリを拒否する人は無視するとして、従来の防災放送も併用しながらスマホを持ってない人には近所の若い人がバックアップすれば良い。今ある似たような個別の災害アプリを統合し大容量サーバーを用意して、サーバーは地方の地盤が良い災害の少ない場所に設置。その金がいくらかかるか知らんが、日本は災害大国として金をかけるべきで、災害に対する優先順位は高いと思う。日本でソフトが作れないなら、台湾のあの天才に委託すれば良い。その際、日本政府は金だけを出し民間主導でソフトを作るべきだ。日本全国が無理なら県や市単位でも良い。そのアプリが良くて災害で効果を上げ前例があれば、全国に広がるかも知れないと思うけど、まぁ先進国の中で一番平和ボケしている今の日本では無理だろうな。

☆昨日の午前中に小区全員のPCR検査が終了した時点で、封鎖は解除された。後は、深夜に結果がどう出るかで今後が決まる。全員陰性であって欲しいな。

☆今後のPCR検査は1週間に一度検査すればよい事に。1週間PCR検査を受けなかった場合は、QRコードが黄色になり外出は不可に。これは、今のところ7月31日まで続くらしい。

コメント
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