正門の前の遊歩道を歩いてスーパーへ
ほとんどの店は封印されたまま
集合住宅の南門の外は宅配の集積所
これらの荷物を棟と部屋番号を記入し仕分けして門の中へ
5月31日は上海市全体のロックダウン解除の前日だが、4時間だけ外出が可能になった。私の集合住宅の一時解除が遅れたのは、ロックダウン中の45日目に感染者が一人出たからだ。たった一人の感染者の為に、1476世帯が封鎖を喰らうのが中国のゼロコロナ政策。この日の外出可能時間は、8時から12時までの4時間のみだが、外は意外にも人はほとんど見ない。近所の大きなスーパーへ行くと招待状が無いという事で買物は出来ず、行きつけの果物屋で青すぎるバナナとりんごを買って帰還。この日、2ヶ月ぶりに外へ出て宅配の集積所になっている南門を外から見ると、荷物が路に山積み状態に。こんな状態が二ヶ月も続いていたと思うと、仕分けスタッフには本当に頭が下がる。これが、湿度が高く気温の高い夏だったら想像を絶する地獄だろうな。今回のロックダウンは、末端の宅配便のスタッフと、その荷物を仕分けするボランティアや居民委員(日本の町内会)人達が下支えしたと言っても過言ではない。
昨日は数人の中国人と電話で話をしたが、ロックダウンが解除されても会社には行かず様子見する会社や人が多いようだ。その理由は、仮に会社のビル内に感染者が一人でも出ると、そのビル全体がとばっちり封鎖を喰らい、そこに滞在した人が住む集合住宅全体も封鎖される恐れがあるからだ。店舗も開店の準備をしているようだが、そんな理由で通常の生活パターンに戻るのは6月中旬以降だろうと言われている。
浦東のビザセンターも6月1日から通常業務になるようなので、すでにオーバーステイになっているビザの更新手続きを終えたいと思っている。こちらは何が起きるか予測がつかないので、生き残ろうと思えば先手先手の行動が大事。そして、6月31日の夜は外も騒がしく、遠くから花火を上げる音が聞こえてきた。何だか、昔の春節みたい。
☆今後の上海は、スマホアプリの72時間以内のPCR検査陰性証明が無いと、外出しても何処にも入れない。という事で、PCR検査はしばらく続くようだ。
☆今のような状況であれば、ビザ期限は自動的に3ヶ月延長される。通常でオーバーステイが短い場合は、怒られ部屋でお叱りを受けるが、長かった場合は拘置所にぶち込まれるけどね。
☆日本のニュースでは報道されないが、今回のようなロックダウンを実施した場合、工場やビルなどの大家が国営だと数ヶ月家賃免除があるが、民間はゼロ。